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悪役令嬢後宮物語  作者: 涼風
にねんめ
195/243

友との語らい

サブタイトルが決まらない……!

基本的にタイトルセンスが無さすぎて、毎回苦労しております(汗)


 ソラとの顔合わせが済んでから、特に何事もないまま、気付けば一週間が過ぎていた。何事もなければ、もうそろそろ、『エルグランド国使団』がスタンザ帝国へと到着する頃だ。


(ディーは元気でいるかしら)


 ディアナに付いているカイは、毎日決まった時間に、『遠話』で一日の様子を報告しているという。何か変わったことや問題、相談事などがあれば、即座に外宮のジュークたちと後宮(こちら)に連絡が回ってくるはずなので、特に音沙汰がないということは無事なのだろうけれど。理性ではそう納得できても、圧倒的に味方の少ない異国へ旅立った親友を案じる心情は、なかなか消えてなくなりはしない。


(……癪だけれど、カイさんがディーに付いてくださったことで、まだ安心できている部分は大きいわ。そうじゃなかったらきっと、正妃教育にすら身が入らなかったはずだもの)


 スタンザ帝国が突然国使団を寄越そうが、その件でどれほど外宮と後宮が荒れようが、正妃教育は止まることなく続いている。主な教師役となってくれたリファーニア王太后殿下とマグノム夫人、そしてライアとヨランダ曰く、「思っていた以上に優秀な生徒で助かるし、教えがいがある」らしいけれど、シェイラ自身は自分をそこまで優秀だとは思えないし、何より教師陣のレベルが圧倒的に高いので、日々ついていくだけで精一杯だ。予習と復習も欠かせないし、漫然と過ごしていた去年の自分を張り倒したくなるほど、足りないところばかりが目につく。

 ディアナがスタンザ帝国との外交問題に巻き込まれ、大変な目に遭っているときに、何の役にも立てないどころか背後から撃つような真似をしてしまったことも、密かにシェイラの自己嫌悪に拍車をかけていた。ディアナはもちろんのこと、基本的にシェイラには厳しいカイですら、中庭でスタンザの皇子と出会してしまった一件については「シェイラのせいじゃない」と言ってはくれたが、軽率だったことには変わりない。あの一件で皇子の枷は完全に外れ、堂々とディアナを求めるようになって、結局ディアナをスタンザ帝国へ送る羽目になってしまったのだから、他ならないシェイラが一番自身に怒りを抱いている。


(私が正妃に相応しい己になりたいのは、まず第一に自分のためだけれど。……大切な人たちを守るため、大事なものを何一つ取り零さないために、もっともっと、強くなりたい。身分や地位を超えて、〝私〟自身が強くならなきゃ)


 ディアナは……シェイラの親友は、たぶんずっとシェイラの近くには居られない。彼女の魂は、エルグランド王宮に――否、ひとところに死ぬまで縛られるほど、矮小なものではないのだ。『里帰り』中にクレスターで見た彼女は、後宮で『紅薔薇様』として君臨していたときからは想像できないほど生き生きとしていて、何より楽しそうで。これがディアナの本質なのだと、確信せざるを得なかった。


(陛下も仰っていたもの。ディーが以前、『一日も早く問題を収束させて、後宮から去りたい』と言っていた、って。……たぶん、ディーが心から望んでいる未来に〝王宮〟は存在しないんだわ)


 ディアナはシェイラを相手に『紅薔薇』を降りた後の希望について話したことはないけれど、何となく想像はつくのだ。そもそも、ディアナの叔母であるフィオネにしても、数代前、スタンザ帝国へ移住した〝親戚〟にしても、クレスター伯爵家は長男以外、そう長く貴族籍に留まっていない。正妃教育の一環で見せてもらった側室実家の家系図の中でも、クレスター伯爵家の〝貴族に留まっていない率〟は異常だった。ものの見事に、長男以外は綺麗に貴族籍から外れている。その流れの末にいるディアナが、先人たちと同じ道を選択する可能性は極めて高い。


(たぶんディーは、私が望めば……心から願えば、私の未来まで助けてくれる。でも、そのせいでディーの〝望み〟を諦めさせてしまうことだけは、絶対にできない。――そんなことになったら、私は生涯、私を許せなくなってしまう)


 ジュークと心が通じ合い、本格的に正妃を目指すことが決まった当初は不安だった。決まってすぐは外宮側がまだゴタゴタしていて具体的なことは詰められず、ふわっとした状態だったこともあるだろう。不安で怖くて、よくお茶に誘ってくれるディアナに甘えて、縋ってしまっていた。

 けれど、後宮再編を機にクレスターでのディアナを目の当たりにし、広い世界で自由に翼を広げる彼女の眩しさを知って。……狭い世界に彼女を閉じ込めることの危うさに、気づいて。

 何より、ディアナがどれほど世界を愛し、それ以上に愛されている存在であるかを、痛いほどに実感してしまったから。不安より何より、ディアナの幸福の〝枷〟に、第一の親友を自負する己がなるわけにはいかないと、そちら方向に思考が吹っ切れたような気がする。


(……そういえば、カイさんの当たりが心なしか穏やかになったのって、『里帰り』から戻ってきて正妃教育が本格的に始まった頃からだった気がするわ。私の心境の変化もお見通しだったということかしら)


 本当に、ディアナにまつわることに関しては、嫌になるほど察しの良い男である。男なのに侍女の格好が似合うばかりか、短い期間で侍女の動きを完璧に把握して再現できるのも、個人的には腹立たしい。――王族女性の一挙手一投足を鋭意勉強中の身としては、その器用さが羨ましいばかりだ。


(まぁ、そんなカイさんだからこそ頼りになるし、ディーを任せられるわけだけど。……って、いつまでも物思いに耽ってないで、そろそろ起きなきゃ)


 世話をされる立場だからこそ、世話をしてくれる侍女の手を煩わせないよう振る舞わねばならないとは、常々言われていることだ。侍女が起こしてくれるまで寝過ごすなど、高貴な者としての自覚が足りていない証拠。身支度は手伝ってもらうにしても、その前段階で無駄な労力を使わせることはない。

 寝台の上で上半身を起こし、見苦しくない程度に手櫛で髪を整えたところで、扉向こうからレイの声が聞こえてくる。


「おはようございます、シェイラ様。お目覚めでいらっしゃいますか?」

「おはよう、レイ。えぇ、起きているわ」

「――失礼致します」


 静かに扉が開き、レイと、その後ろからカートを押してマリカが入室してくる。後宮再編前からシェイラ付きだった二人は、再編後も変わることなく仕えてくれている。以前より部屋が広くなり、部屋数も一つ増えたため、主に掃除が大変なようだが、マグノム夫人が手の空いている侍女をシェイラの不在時に上手く回してくれており、今のところは何とかなっているらしい。

 顔を洗い、服を着替えてと、いつもと変わらない朝が始まろうとしていた――そのときだ。


「シェイラ様。朝早くに失礼致します」


 扉の向こうから、聞き馴染みのある声が聞こえてきた。シェイラの友人の一人、リディル付きの侍女の声だ。

 入室を促すと、彼女は恐る恐るといった風情で扉を潜ってきた。


「朝のお忙しい最中に、申し訳ありません。――リディル様より、お託けを預かって参りました」

「リディル様から?」


 以前は侍女のワンクッションなど挟まず、アポなしで互いの部屋を親しく行き来していたけれど、再編後にシェイラとナーシャの地位が上がってから、リディルはしっかりと空気を読んで貴族らしくやり取りの間に侍女を挟むようになった。距離ができたようで少し寂しいのはシェイラの方で、リディルは逆に「シェイラ様の今後を考えるならば、慣れなければいけませんわ」と背中を押してくれている。――ジュークとの関係を知っていたリディルは、再編後のシェイラの地位、突然忙しくなった状況から、何も言わずともシェイラが次期正妃として内定したと察したらしい。

 そんな彼女が、わざわざ早朝を狙って託けを寄越したということは――。


「ありがとう。見せてくれる?」

「はい」


 侍女の手にあった、小さく折り畳まれた紙。そこには実に短く、『折り入ってご相談したいことがありますので、できるだけ早くお時間を頂けませんか?』と、要件のみ記されていた。――短いながらも、〝できるだけ早く〟の一文に、これが緊急であるとの分かりやすいメッセージが込められている。

 託けの紙をもう一度折り畳みながら、シェイラは今日の予定を脳内で確認して。


「――レイ、筆記用具を」

「はい、シェイラ様」


 リディルと同じく小さな便箋に、シェイラは託けの返答を記す。


 今日のお茶の時間、自室にてお待ちしています――と。



  ***************



 基本的に食事とお茶の時間はマナー講座を兼ねることが多いシェイラの正妃教育だが、毎日ずっとそれでは息も詰まろうという教師陣の気遣いにより、週に二度ほどは講座の入らない、普通の休息時間として確保されている。ジュークはシェイラの休憩時間をマグノム夫人を通して把握しているので、夜に足を運べなさそうなときは、一緒に昼食やお茶を摂るなどして二人の時間を確保しているが、今日はもともと後宮泊まりの予定なので、お茶の時間がまるっと空いていた。

 奇しくもそこを狙ったかのように話を持ちかけてきたリディルは、相も変わらずとても〝持っている〟人だなと、迎え入れつつシェイラは思う。


「ようこそおいでくださいました、リディル様」

「こちらこそ。お招き頂き感謝します、シェイラ様」


 貴族令嬢らしく淑やかに頭を下げ合ってから、顔を見合わせてシェイラはリディルと笑い合った。


「ふふ。リディル様とこんな他人行儀なご挨拶をするのは、何だか変な感じがしますね」

「同感ですが、それも情勢上、仕方のないことです。――まぁでも、人払いを済ませたお部屋の中でまで、堅苦しくすることはありませんよね」


 お茶会の準備が整ったシェイラの部屋で、しかしこの場にいるのはシェイラとリディルの二人だけだ。リディルはもともと侍女を伴わずに一人で来たようだし、たった二人で部屋の用事をこなしているレイとマリカは相当に忙しく、給仕している暇もない。リディルの託けから、何となく内密の相談事の気配もして、シェイラは敢えて侍女を呼ぶのを止めた。


 リディルをソファーへ案内し、お茶を淹れて、しばらくは二人でお茶とお菓子を楽しむ。難しい話は、まず美味しいお茶を味わって心を落ち着けてからというのが、貴族たちの暗黙のルールだ。

 ――やがて、互いのカップが空になった頃合いで、リディルが静かに切り出した。


「お忙しいでしょうに、こんな風にお時間を作ってくださって、本当にありがとうございます」

「そんなこと、お気になさらないで。リディル様が普段、どれほど私を気遣ってくださっているのかくらい、分かっているつもりです。……是が非でも相談しなければならないお話があるのでしょう?」

「ご理解頂けて、助かります。……実は、他ならない、ナーシャ様のことなのです」


 ……何となく働いていた予感が、確信へと変わる。下位の側室を中心にしっかりとした人脈を築いているリディルが、〝忙しいから〟と気遣って普段は敢えて距離を置いているシェイラに持ちかける相談の内容など、共通の友人のことくらいしか思いつかない。


「ナーシャ様、ですか。あの側室会議以降、私は直接お目にかかっていないのですが」

「私はそれなりの頻度でお誘いしていますし、実際にお会いしてもいるのですけれど。……どうにも、ナーシャ様のご様子が、気のせいでは流せないほどおかしい気がしまして」


 リディルの表情には笑みすらなく、本気の憂いが見て取れる。

 無言で続きを促すと、リディルは頷いて、考えながらゆっくりと、言葉を紡いでいった。


「ナーシャ様は商家のお嬢様らしく、いつも早起きでいらしたのに、ここしばらくはどうも睡眠時間が安定しないようで……朝もなかなか起きられず、酷いときはお昼頃まで寝台から起き上がれないこともあるようなのです」

「ま……ぁ」

「ナーシャ様の侍女に確認したところ、だからといって夜も特別遅くまで起きているわけでもないようですし」

「つまり……寝付いている時間がぐっと増えていると?」

「侍女の話では、ぐっすり眠っているというよりは、うつらうつらしている時間が長いそうですわ。それはそれで、しっかりとまとまった睡眠が取れていないということですから、心配ではあるのですけれど」


 ふぅ、と息を吐き、リディルはお茶を一口飲む。


「それだけでも充分に、ご様子はおかしいのですけれど。――実は、他にも」

「詳しくお願い致します」

「えぇ。これは、あの側室会議の日以降、何度かお会いして確信したのですが……ナーシャ様、随分と食が細くなっていらっしゃるのです」

「食が?」


 ……それは、側室会議でナーシャの様子を目の当たりにしたディアナが、最も気にしていたことだ。ナーシャは茶会の場でお茶菓子を食べ過ぎるなんて見苦しい真似はしないけれど、茶会の主催者の顔に泥を塗らない程度には食べて、当たり障りなく感想も述べる。生まれが貴族でないことを気にしている分、いざ貴族の中に入り込んだ際、自らの振る舞いでクロケット男爵家を不利な立場へ追いやらないよう、人一倍気を遣っているのだ。

 そんなナーシャが、あの日、どちらかといえば主催者側の人間であるディアナの前で、菓子の類を一切口にしなかった。もちろんそれは、その程度のことでディアナが腹を立てることはないという信頼が大前提にはあったけれど、気遣い屋のナーシャの行動としては不自然極まりない。

 つまり――あの日のナーシャは、社交上の儀礼をディアナとの信頼に甘えて無視せざるを得ないくらい、本気で体調が悪かったということになる。ディアナはそれを見抜いていたからこそ、「ナーシャ様の体調には、留意した方が良い」と助言をくれていたのだ。正妃教育でいっぱいいっぱいなシェイラにそこまでさせるのは酷だろうということで、その辺りのことは女官、侍女たちに任せたが……考えてみれば、それ以上の適任者が目の前に居た。


「私と二人きりのお茶会でも、お菓子を召し上がることはほとんどなくて……お茶も、以前は甘いものを好んでいらしたのに、今はレモンやオレンジなど、柑橘類を浮かべて飲むことが多いように見受けられますわ」

「味の好みが変わった……ということでしょうか?」

「味だけではなく、食材や、食事の匂いなども、以前とはお好みが変わっておいでのようです。侍女に聞いてみたのですが、提供されている食事のほとんどを受け付けていらっしゃらないそうで」

「それは……!」


 思っていた以上に、ナーシャの体調は深刻なようだ。食事が摂れていないなど、どこか悪くしていなければあり得ない。何らかの異変が彼女の身に起こっていることは確実である。


「侍女たちは、何をしているのです? 主にそこまでの異変があれば、速やかに上へ報告し、指示を仰ぐべきでしょう」

「それが……自身の体調について外部へ漏らすことを、ナーシャ様から、固く戒められているそうなのです」

「まさか、」

「私も、ナーシャ様のご様子がおかしいと気付いて、何度か侍女たちから話を聞こうとしたのですけれど、最初はまったく取り合ってもらえなくて。それでも諦めずに根気強く訊ねているうちに、侍女たちも絆されてくれたようで、ようやく重い口を割ってくれたのですわ。……つい昨日、ナーシャ様がお休みになった後の深夜のことです」

「リディル様……」

「……側室の深刻な体調不良などという大事、本来ならば即座にマグノム夫人へお話しするべきなのでしょう。しかしそれは、当人であるナーシャ様が、強く拒んでいらっしゃいます。ですが、このままでは本当に、ナーシャ様のお命が危ういのではと、心配で」


 話すうち、リディルの瞳に、うっすらと涙が浮かぶ。いつも明るく気丈な彼女が、ここまで深刻に思い悩むほど、追い詰められていたなんて――!


(……って、落ち込むのは後! 今は、この状況をどうすれば好転できるか、考えなきゃ)


 一日も早く正妃に相応しい教養と立居振る舞いを身につけねばと焦るあまり、自分以外の周囲がまるで見えていなかった不甲斐なさへの自責など、今は全部後回しだ。後悔も反省も、後からいくらでもできるのだから。


(どうする? どう、すべき――?)


 考えろ。ナーシャの友人として、側室として、

 ――この国を支える、一人として。


 今、シェイラがするべきことは、何か――。


「……とにかく一度、ナーシャ様とお会いしましょう。ナーシャ様をどのようにお救いするにせよ、ご自身のお気持ちを知らないことには始まりませんから」

「そう、ですね。でも……」

「はい。ナーシャ様は、ご自身の体調の件を私たちが知っていると、ご存知ありません。ですから、できるだけ早いうちに、ごく普通のお茶会にお誘いしますわ。側室会議からかなり経ちますし、厳しい正妃教育に疲れた私がリディル様、ナーシャ様とお会いしたくなったとしても、不自然ではないでしょう」

「はい。――はい、ありがとうございます」

「お礼なんて。お友だちのために自分にできる精一杯を尽くすのは、当たり前のことです」


 リディルへ微笑みながら、シェイラの頭の中では、するべきことが怒涛の勢いで積み重なっていく。


(……もしかしたら、私はこれで、ナーシャ様からはもちろん、リディル様からも恨まれるかもしれない。でも、そうなったとしても、後悔だけは絶対にしないわ)


 ――かつて、『紅薔薇』と『ディー』を別々に演じていたディアナは、恨まれるリスクを承知の上で憎まれ役に徹することで、シェイラを守ってくれていた。恨まれても憎まれても構わない、シェイラが生きて幸せに笑っていてくれれば良いとまで言っていたと……ごく普通のトーンの中に密かなトゲを忍ばせて教えてくれたのは、もちろんディアナ第一なあの御仁だが。

 ディアナとシェイラは違う。違うから、ディアナの仕事を引き継げるだけの能力をシェイラが手に入れても、彼女と同じようには決してできない。

 けれど、その心意気と覚悟は、同じ形ではなくても受け継げるはずだ。――否、継がねばならない。彼女のこれまでを無にしないために。


 ようやく笑顔が戻ったリディルと穏やかに言葉を交わしながら、シェイラの心中には、強く熱い決意が滾っていた。


本当にシェイラさんはよく動いてくれるようになったなぁとしみじみ……ディアナ不在でどうなることかと案じておりましたが、いつの間にやらしっかりと軸を担うまでに成長してくれています。

さてさて、お月様もご存知の読者様は八割方確信しておいででしょうけれど、いよいよ今後、『にねんめ』の本丸へと迫って参りますよ。

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[良い点] ひょっとしなくても、ですがお付きのは何をなさってるの!?コルセットとか拷問だわ…経過時間からしてまだまだ大事な時…!あ、それとも気がついてるけど、どうすればいいか分からず主に従っているとか…
[一言] に、妊娠していませんか!? 妊娠中に甘いものがダメになる人多いですよね!? 側室さんなのに大丈夫でしょうか…
[一言] どう見ても典型的な悪阻の症状なのですが、思い当たらないのか…。 陛下の渡りもなく、後宮故に男性との接触もない、という環境が目隠ししてるんでしょうね。 でも、早くどうにかしないと、本当に命に関…
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