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異世界バーサーカーガール ~JKヒロインの異世界暴拳譚~  作者: 黒銘菓
緊急クエスト:謎の魔人と遭遇!

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謎魔人VSヒロイン? ~ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ~


轟!



謎魔人の体が揺らいだと思った時には、今度は極大サイズの火炎の塊が私に迫って来た。

「うぉりゃぁ!」

バールを両手に持って高速回転して塊を掻き消す。熱風でこっち側が押される間隔を感じる。

パールが唸り、炎が音を立てて消えていく。

さっきよりも大きいけど、掻き消せない訳じゃない。

私の目の前で霧散する火。

が、

「もう一発?」

一発目を掻き消すと同時に目前にまた炎の塊が現れた!

一発目を噛ました後で直ぐにもう一発を放っていたのだろう。

「のぉお!」

火を掻き消すも、熱風の壁が確実にこちらを押していく。

二発目を弾くとまたしてもその後ろから三発目。

「ウリヤァァァァァ‼‼‼‼」

四発目!

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ‼」

五発目!

「ドラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララドラァ!」

六発目……………

「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ!」

七発目

「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ!」

八発目!

「ウッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ!」

九発目

「ウバシャァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

十発目‼

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無……ってなにやらすんじゃぁ!」

爆炎を連発。バールを回転させて掻き消すも熱風で押されてぶっちゃけ前に出て攻められない。

避ければ良い?当たり判定がデカ過ぎる。しかも洞窟内で岩しか遮蔽物が無い。

で、その岩と言えば易々と溶けてるあたり遮蔽出来てない。

多分岩陰に隠れたら、辺り一帯夏場一時間外に放置しちゃったアイスみたいになる。

万一動き回り過ぎて洞窟もろとも崩落するとそれもそれで上のテミスちゃんがヤバイ。

こちらも喰らう事は無いし、消耗もほぼ無いけど。攻め手が無い。

千日手。ただし、本来の千日手みたいに引き分けにはならず、確実に千手目には私は負けるってヤツ。

どうする?

バールは手放した瞬間灼かれる。

足は踏ん張らないと熱風で吹き飛ぶし、蹴りの風圧で如何にか出来る相手じゃない。


そして何より…………

「これ以上は掛け声のレパートリーが無くなる!」

三部と四部と五部はもう大概使い果たした。六部は原作者があまり詳しくない。

「こうなれば…………対抗策は思いついたけど…如何しよう?アレは流石に不味いよね?……………………あー!でも、使うしかないか?」


手には高速回転するバール。

使い果たされそうな掛け声レパートリー。

炎を使う謎魔人。


条件は揃ってるけど、思いついたアレは使うには()()過ぎる!

最悪終わる!

「まぁ、やらかすのが私の人生!やるだけやってみよう!」

覚悟を決めた。


 少なくとも次話迄は既に書いてあります。お待ちください。

 『?タイトルがふざけてる?』

 安心して下さい。今に始まった事では有りません。諦めて下さい。

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