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異世界バーサーカーガール ~JKヒロインの異世界暴拳譚~  作者: 黒銘菓
道具の街で次のクエストが解放されました。

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洞窟で

 プププププイプイイプィイ!プヨヨヨヨ?プー………ププイイプププイプププ!プヨップヨップヨォ。

 正面からスライムの群れがやって来る。

 「砕!」

 パチャァン!

 コークスクリュー気味の正拳突きで何匹かまとめて吹き飛ばす!周りの岩にぶつかって何匹かは弾け飛んだけど……

 プヨォォォォォ!

 何匹かは弾けてもまた元に戻っていく。

 ここら辺のスライムもさっきのスライムと同じ!ウィーケストだけじゃない!

 私が午前中に居た場所とここは地理的にはほぼ真逆。城壁で区切られてる。

 スライムが大量発生しているって聞いたからまさかとは思っていたけど、コッチのスライムも色々なのが混じってる!

 色は赤・青・緑・黒・茶色・無色………。大きさも様々、刺々しい形状も居る。

 リエさんからのスライムetc情報。

 スライムやその他の魔物は、このファンタジー世界における魔法の力の源『魔力』から生まれたり、元々いる動物が変異したりする事で生まれる………らしい。

 この魔力は割とそこら中に、それこそ空気とか水くらい自然に有るらしい。

 要するに、コッチには陽射しや気温の他に魔力って言う環境要因があるって事。

 そして、こんな風になるのは自然界に流れている魔力が何かの影響で一箇所に溜まってスライムを大量に産んだ状態……まぁ……元の世界の自然災害……ってトコかな?らしい。

 リエさんのスパルタが役に立ってる……(´;ω;`)じゃ無くて!

 多過ぎない?何が有ったの?

 ぷよぉ!

 「危なッ!」

 パァン!

 頭上からスライムが落ちて来た。まぁ落ちる前に爆散させたけど………

 さっきと違って天井が有る分、同じスライムであっても厄介さが増している。

 相手はスライム。粘度が有って不定形。そこら中に潜めるし、そこら中にくっ付けるから天井に張り付いて強襲が出来る。

 こんなデコボコして穴やら隙間やらが有るフィールドは、向こうにとってホームポジション。

 挙句にこっちは生き埋めの可能性を考えて大技は使えない。

ポヨポヨポヨポヨポヨ!プププププププププププィィィィィィィィィィ!ポーポポポポポポポポプヨップヨップヨップヨプゥヨォォォォォォォォォォォォォォォ!プンプンプーン!プニプニプニプニポチャンピチャンポチャンパチャン………ポヨポヨポヨポヨポヨ!プププププププププププィィィィィィィィィィ!ポーポポポポポポポポプヨップヨップヨップヨプゥヨォォォォォォォォォォォォォォォ!プンプンプーン!プルンプルンプッルーン!プンプンプニップニーププイイプイ……プニプニプニプニポチャンピチャンポチャンパチャン………ポポポポポヨヨヨン。プププププン?ピッポチャン?パヤーンパヤーンピャピョーン!ポポポポポヨヨヨン。プププププン?ピッポチャン?パヤーンパヤーンピャピョーン!


 テミスちゃんの松明に照らされて、前後左右からスライムがやって来るのが見える。

 半透明の体の奴等が殆どだから火に照らされて何とも言えない光り方をして……………………



 ゴプン!

 スライムが一つの波、一つの生命体の様に全方位から隙間無く私を包囲して、その場から一歩も動かない私を飲み込んでいった。



 「お姉ちゃん!」

 テミスちゃんの声が洞窟に響き渡った。


 室内と屋外では闘い方を変えないと…流石に不味いですよね…。

 テミスちゃんは頑丈なポンチョが有るし、ヒロイン(?)は生き埋めにしたくらいで死にそうにないのですが、まぁ流石に酸素が無いのは不味そうです。

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