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異世界バーサーカーガール ~JKヒロインの異世界暴拳譚~  作者: 黒銘菓
冒険者 八坂八華編

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消失

 「テミスちゃんお待たせ……アレ?」

 カードを貰ってさっき迄テミスちゃんが居た場所に戻って来ると、テミスちゃんが居なくなっていた。

 「ねぇ、そこに居た赤毛の女の子を知らない?」

 近くに居た、さっきも横で酒を飲んでいた冒険者にテミスちゃんの事を尋ねる。

 「ん?あぁ、ゴリ村娘かぁ。アンタの連れがその子を連れて行ったぜぇ。」

 「ワタシ、連れなんていないけど?」

 「?人攫いか?こんなトコで?

 あれだったら外を探して来れば……アレ?」

 酒飲みの冒険者は頭を横に振った。

 今しがた話していた冒険者が消えて無くなった。

 「あの、八坂さん!」

 八華のカードを作った受付が男の元へ走って来る。

 「おぉ、リエちゃん、どうしたい?」

 「あの、さっきギランさんを投げ飛ばした女の子にクエストの受け方を教えるのを忘れて…………、で、目を離した隙に居なくなってしまって…………。

 ドーラさんは話されていたみたいですけど、どこに行くか仰ってませんでしたか?」

 「…………消えて無くなった………。」

 「え?」

 「連れの女の子がどっか行ったって話した後、攫われたか?って冗談で話してたら、いつの間にか消えてて………。」

 「外に探してるかも?」

 「あぁ。」

 「少し外を見て来ます!」

 そう言ってリエちゃんはギルドから出て行った。

 「…………………禁酒、しよかな?」

 グラスの底に残ったものを飲み干すと、冒険者ドーラはその場を後にした。


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