外へ
前回までの、異世界バーサーカーガールは?
・ごく普通(?)のJK、八 坂八華。彼女は異世界の魔法使いによって強制的に異世界に転移させられて しまった。八華は誘拐犯の魔法使いを膝で破壊、序でにその他モブを諸共に 物理的に粉砕した。(チート無しで!)モブ粉砕後、囚われの少女を解放、 外の城壁に『何処だってドア』で穴を穿ち、少女達を逃がす。自分も異世界 へと歩み出し、冒険を繰り広げようとしていた。しかし、八坂に話し掛けて いた赤毛の女の子は逃げていなかった。それもその筈。実はこの子は、この 女の子は八坂八華の実の娘だったのである!粗筋終了。
┌
な
訳
無
い
に
決
ま
っ
て
る
だ
ろ
う
が
!!
┘
拳を斜め上に抉る様に突き上げる。
何かを真っ二つにした感覚があった。
「お姉ちゃん、いきなりどうしたの?」
赤毛の女の子が怯える。
「ごめんごめん。
何か私に対するフェイクニュースをやられた気がしてつい……で、あなたは……」
「私は、テミス。」
名前が解らないのを察して自己紹介してくれた。
「テミスは、この国の人間じゃ無いの?」
「そう……ここは、私の場所じゃないの。」
涙目になりながら声を絞りだす。
弱ったなぁ。流石に私も初めての場所じゃぁナビは出来ない。かといって、城壁の穴の所でモタモタしているのも不味い。
「ねぇ?先ずは少し歩かない?」
コクリ
取り敢えず、城から離れて街へと向かう事にした。




