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千夜一話物語【第三章「異世界勇者の解呪魔法」連載中】  作者: ぐぎぐぎ
5歳の女の子と獣人さんのお話
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91回目 ソルジャーズトラスト

ちょっと半端なところで終わるのはご愛敬です

時代は近未来

戦争は人工生命が行うようになっていて、

主人公はその人工生命の教育役の女軍曹の少女レダ(5才)


人工生命の見た目はフルメイル系のアーマーに包まれていて中が見えず


レダは人工生命たちはどんな顔してるんだろうと気になりながら過ごしていたある日


テロが起こりレダを助けてくれた個体の顔が狼の獣人だという事がわかる


レダはそれからその個体No1632にレオスと名付け、彼が気になってしまって上官としての自分と女としての自分のはざまで悩み恋にドキドキしたりする。


レダは

人工生命の教育役みたいなので


100人単位の自分の教え子の中で一人だけを特別視するのは禁じられてて

でも気になっちゃう女の子だもん・・・なとこがある。


レオスの方も自我を表に出しちゃいけない決まりだから


レダの気持ちには気づきつつも何も答える事ができなくてもんもんとしていた。


レダはプライドが高く、足を引っ張るヤツは見捨てろ!と教育していた。

なのにある日レダは一瞬気を取られたせいで負傷し、たった一人彼女を救うために危険を冒したレオスに特別の感情を抱き、軍に感づかれてしまうほど気を許してしまう。


レオスの存在を危険視した軍の上層部は獣人を最前線送りにし、レダは自分の軽率さに

後悔して助けにいく。


なんとかレオスと合流するも二人にはもう逃げ道は残されていない状況。


味方はレオスとレダだけ、

初めて感じる恐怖に震えが止まらないレダをそっと抱きしめる獣人


恐怖で壊れかけていたレダの軍人としての仮面がそれで完璧に壊れて彼女はボロボロ泣きながらレオスに謝る。


「自分は教官の笑顔が好きです、笑ってください」


はじめて自発的に話す彼の声を聞いて涙を拭い、ばっと彼の手をほどくと

気高く彼を見下し挑戦的に笑いながらレダは最後の作戦を提案する。

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