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千夜一話物語【第三章「異世界勇者の解呪魔法」連載中】  作者: ぐぎぐぎ
千の夜と一話ずつのお話
86/873

86回目 詐欺師は異世界で悪魔の証明をする。

詐欺師の浦辺 也寸之やすゆきはある日異世界に転移した。

そこはみんな普通に生活してるように見えるが実は悪魔と契約して契約に従って生きていかないと即死亡な世界だった。

そこで也寸之はルールの抜け道を使って無契約で生き延び、

悪魔を証明して契約書を焼き捨て自分の作った自分がほんの少し利益を得られるまともな契約書にすり替えていく事で生活していこうと考える。

そんな彼に教会が悪魔の証明を止めさせようと命を狙ってくる。

悪魔との誓約という契約書。法律という契約書。神との約束という契約書。


不可視の悪魔だか確かに存在している。


「悪魔が見えて怯える子供を救ってやろうとしないばかりか穢れていると閉じ込めやがったんだ。

 助け出される頃にはあの子の髪は白く感情も壊れちまってた。この子はクソみたいな世界に全て奪われちまった、だけどせめて心くらいは返してやりてえじゃねえか」

そういって也寸之にある少女の救出を求める男がいた。

也寸之は彼に対して打算的な笑顔を浮かべる。

「道具として便利だ、彼女の安全は保証してやる」

と言ってのける。

「あの子は女の子なんだそれを忘れたような真似してみろ、てめえをぶっ殺してでも取り戻しに行く」

いいね、その反応が欲しかったんだ。心の中でそう呟きながら也寸之はかみ合った歯車を使い次の仕掛けの算段をつけはじめた。



同族喰らいの都市まち


神と呼ばれ崇められている悪魔の白骨死体

鼠算

上級契約者には天使の羽と奇跡の力っぽい悪魔の力が宿り、その人間の下位から生命力を奪い取り障害を発生させる。

障害者を罪人の証とされ、信者を増やすことで障害をなくすことができる。

無契約者は当然障害は発生しないが、同調圧力で賎民扱いをされる。



蝕む炎の都市まち


魔法の源になる個々人の魔法力的な存在が魔法炎、魔法炎を魔法に変換して行使する。

魔法炎は一種のウィルス性の病気であり、それがその都市の悪魔の契約の正体。

玉座に契約の要となっているモニュメント型の契約書がある。

魔法炎を使う程魂が焦げ付いていき、原因不明と言われている不治の病が二次発生する。

使うのをやめろと言っても人間には無理だから契約書自体を焼きすてるしかない。



偽る獣が吠える都市まち


騒ぎになってる都市の化け物の正体が実はすべて人間が変身している。

様々な魔物に変身できるがバレたら処刑されてしまうため夜な夜な正体がバレないように変身しながら災害を起こしている。

魔物に変身する闇の種族が秘密結社を結成し暗躍し、その都市を支配していた。

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