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千夜一話物語【第三章「異世界勇者の解呪魔法」連載中】  作者: ぐぎぐぎ
異世界勇者の解呪魔法
855/873

846回目 巨人の大きな肩の上

ここは巨人のいる世界

小さな人間は大変です

畑を踏み荒らされたり村を踏み潰されたり


ある日村人の一人が言いました。

じゃあ巨人の肩の上に暮らせばよくね?


村人たちは山岳地帯に住んでいたので

巨人の肩には簡単に登れました

彼らはさっそく肩の上に村をつくります


そこは意外と居住に適していて

巨人の肌にこびりついた土はよく作物が育ちます


巨人はよく他の巨人と戦います

村人は乗っている巨人が負けたので勝った巨人に乗り換えました


次の巨人は村人達に優しい巨人だったので、村人はみんな彼が好きになりました

そして巨人の戦いに加わって一緒に戦うようになりました


巨人は肩の村人をあてにして戦いに明け暮れ始め

疲れた村人が戦わないと畑を払い落としたり嫌がらせをするようになりました


耐え難かったので村人達は降りようとしますが、巨人がそれを許しません


困った村人はある手段を取ることにしました

巨人が戦い出した時にこちらの巨人に攻撃を仕掛け負けさせたのです


巨人は驚き、そのまま敵の巨人に殺されてしまいました


村人は巨人を乗り換え、巨人も自分に味方をしてくれた村人達を暖かく迎えます


仲良くしながらも村人達は失敗を生かし

今度は飛んで逃げるためのグライダーをこっそり作っておくのでした

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