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千夜一話物語【第三章「異世界勇者の解呪魔法」連載中】  作者: ぐぎぐぎ
異世界勇者の解呪魔法
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760回目 ネグレクトチルドレン

キャラクターに父親からのDVを受けた過去をつけると簡単にキャラが立つことに気付いたのと、父親からDVうけた過去を持つ登場人物が二人出てる映画を見たので、全員父親からDVされた過去持っててもいけるような気がしたので書きました。

青年Aがコンビニで買い物をしていると父親にDVされている母娘の姿を見かけた。

止めようとするAを奇声を発しながら一蹴する父親。

「つ、強くて倒せない」

Aは自身が父親からDVされていた過去を思い出し悔しさに唇を噛む。

「力……力が欲しい!」

『ならば我と契約しろ』

「なんだお前は!」

『我は父親にDVされた過去を持ちし悪魔。お前たちの辛い気持ちはよくわかる……』

「わかった!契約だ!!いくぜー!!」

悪魔と契約したAのパンチでDV父親はミンチになって吹き飛んだ。

「ありがとうございます、私は父親にDVされた過去を持つ女。娘にはそんな思いはさせまいと庇っていたのです」

「そうだったんですか、実は俺も……」

「待ちなさい!悪魔の力はこの世には存在してはならないのよ!」

突如乱入した女はそう叫びながらAに斬りかかる。

「なんだお前は!」

「私は父親に実験台にされ悪魔と融合させられた女……悪魔は許せないわ、全て滅ぼす!」

「なんてことだ父親からDVされた女性とは戦えない、俺はどうしたら……」

その時突然Aが助けた娘が光りだし、天使の姿になった。

「なんだお前は!」

「私は父親にDVされた過去を持つ天使……父親からDVを受けしあらゆる者を救済しましょう。さぁ悪魔よ、あるべき場所に帰るのです」

「はぁああ!私の体が普通の人間の体になっていく!これからは普通の女の子として生きていいの……?」

「ああ、胸を張って生きろ!」

「そんなことは許さねえぞ!」

新たなる男が乱入した。

「なんだお前は!」

「俺は父親にDVされた過去を持つ権力者の息子!俺がこんなに不幸なのに他の父親DV被害者が幸せになるなんて許せねえよ!」

そう言うと彼は核ミサイルの発射スイッチを手に取った。

「やめろ!俺たちは分かり合えるはずだ!!」

「うるせー!!」

男はスイッチを押し世界は核の炎に包まれた。

もしもこの世に父親からのDVがなければ、こんなことにはならなかったかもしれない……。


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