760回目 ネグレクトチルドレン
キャラクターに父親からのDVを受けた過去をつけると簡単にキャラが立つことに気付いたのと、父親からDVうけた過去を持つ登場人物が二人出てる映画を見たので、全員父親からDVされた過去持っててもいけるような気がしたので書きました。
青年Aがコンビニで買い物をしていると父親にDVされている母娘の姿を見かけた。
止めようとするAを奇声を発しながら一蹴する父親。
「つ、強くて倒せない」
Aは自身が父親からDVされていた過去を思い出し悔しさに唇を噛む。
「力……力が欲しい!」
『ならば我と契約しろ』
「なんだお前は!」
『我は父親にDVされた過去を持ちし悪魔。お前たちの辛い気持ちはよくわかる……』
「わかった!契約だ!!いくぜー!!」
悪魔と契約したAのパンチでDV父親はミンチになって吹き飛んだ。
「ありがとうございます、私は父親にDVされた過去を持つ女。娘にはそんな思いはさせまいと庇っていたのです」
「そうだったんですか、実は俺も……」
「待ちなさい!悪魔の力はこの世には存在してはならないのよ!」
突如乱入した女はそう叫びながらAに斬りかかる。
「なんだお前は!」
「私は父親に実験台にされ悪魔と融合させられた女……悪魔は許せないわ、全て滅ぼす!」
「なんてことだ父親からDVされた女性とは戦えない、俺はどうしたら……」
その時突然Aが助けた娘が光りだし、天使の姿になった。
「なんだお前は!」
「私は父親にDVされた過去を持つ天使……父親からDVを受けしあらゆる者を救済しましょう。さぁ悪魔よ、あるべき場所に帰るのです」
「はぁああ!私の体が普通の人間の体になっていく!これからは普通の女の子として生きていいの……?」
「ああ、胸を張って生きろ!」
「そんなことは許さねえぞ!」
新たなる男が乱入した。
「なんだお前は!」
「俺は父親にDVされた過去を持つ権力者の息子!俺がこんなに不幸なのに他の父親DV被害者が幸せになるなんて許せねえよ!」
そう言うと彼は核ミサイルの発射スイッチを手に取った。
「やめろ!俺たちは分かり合えるはずだ!!」
「うるせー!!」
男はスイッチを押し世界は核の炎に包まれた。
もしもこの世に父親からのDVがなければ、こんなことにはならなかったかもしれない……。




