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千夜一話物語【第三章「異世界勇者の解呪魔法」連載中】  作者: ぐぎぐぎ
異世界勇者の解呪魔法
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689回目 異世界勇者の解呪魔法(ディスペルマジック) 480:敵影

「まずは部下の非礼を詫びよう、皆気が立っていてな許して欲しい」

 ガフールはそう言って困ったような顔をした。


「護衛艦って言ったよにゃ?何を守ってるんにゃ?」

 リガーの言葉に軍人達の空気が少しピリッとした。


「積荷だよ」

 ガフールは気にせず続ける。


 あの布に包まれた巨大な柱はやっぱり余程重要なものらしい。


「中佐、モンスターなどこの場で始末したほうがよいのでは」


 そう進言した兵士に対してガフールは躊躇わず横面への拳で返答した。


「海賊怖さに調べもせず一般人を殺すなど、シラクス統合国の名に泥を塗るつもりか、恥を知れ」


「申し訳ありません!出過ぎた事を申しました!」

 兵士はガフールに対し率直に謝罪した。


 ガフールは部下からの信頼の厚い人物らしい。

 話せばわかってもらえるかもしれない。

 僕はとりあえず彼に事情を聞くことにした。


「どうして僕たちを捕まえたんですか?」


「海賊の取り締まりだ、この辺りに海賊が出没しているとのの情報があってな。取り調べが終われば解放させてもらう、協力してもらえるだろうか?」


 その言葉を聞いて仲間のみんなを見ると、みんなうなづいてくれた。


 了承の言葉を言おうと口を開くと、突然鐘が鳴らされ観測班らしき兵士が周囲を監視し始めた。


 周囲を見るといつの間にかあたりが霧に包まれていた。

 兵士達の話では霧の向こうに戦艦らしき影が見えたらしい。

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