表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
千夜一話物語【第三章「異世界勇者の解呪魔法」連載中】  作者: ぐぎぐぎ
異世界勇者の解呪魔法
619/873

613回目 異世界勇者の解呪魔法(ディスペルマジック) 408: 忍び寄る魔手

 ブルーノを見送り、僕は頬を叩き来週の決勝に向けて気合を入れ直した。


「よし、明日も早いし部屋に戻ろう」


「いいことする時間無くなっちまったな」

 ベイルがなんの気ない風に言う。


「あっ」

 そういえば約束してたんだった。

 ブルーノの事とかこれからの事で頭がいっぱいで忘れてた。


「しまった、ごめんね」

 僕が申し訳なさを込めて言うと、ベイルは僕の頬を軽く撫でて笑う。


「気にすんな、ブルーノのおっさんとの話も楽しかったしな。七獣将の体験談ってなかなか聞けるもんじゃねえし」


「食いつき具合すごかったもんね」


「俺ああいう話大好きなんだよなぁ」

 ベイルは嬉しそうにうっとりした顔をした。

 彼のそんな様子を見てると僕まで楽しくなる。


「僕はベイルの嬉しそうな顔見るの好き」


「こいつぅ」

 ベイルは顔を赤らめニヤけながら僕の肩を抱き頭をぐりぐり撫でる。


「えへへ」


 そんなやり取りをしながら僕らは部屋に戻った。


 翌日決勝に向けたトレーニングの途中、慌てた様子でシスティーナさんが訓練場にやってきた。


 彼女は僕らにアリスとエスメが誘拐されたと言った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ