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千夜一話物語【第三章「異世界勇者の解呪魔法」連載中】  作者: ぐぎぐぎ
異世界勇者の解呪魔法
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578回目 異世界勇者の解呪魔法(ディスペルマジック) 376: 怒りの炎

 青白い光と共に爆炎が上がるのが見えた。


「なんだぁ?」

 ベイルは窓の外を覗き込もうとする。


「危ない!!」

 僕はベイルに体当たりして床に押し倒す。


「なんだよいきなり」

 ベイルは少し恥じらいながら顔を赤くする。


「耳塞いで、目閉じて、来るよ!!」

 身構えると窓から爆音と共に強烈な衝撃波と爆風が飛び込み、部屋を滅茶苦茶に吹き飛ばした。

 天井から破片がパラパラと降り、部屋を見ると壁はヒビだらけ、調度品もめちゃくちゃで惨憺たる有り様になっていた。


「怪我はない?」


「お、おう。なんだったんだ今の」


「大規模な爆発が遠方で起きると、音と衝撃波が後から届くんだ。雷が落ちた時に光が先に見えるのと同じみたいにね」


「ほえー、そんなことが起きるのか……助けてくれてサンキューな雄馬」


 僕らは互いの拳と拳をぶつけてニッと笑った。

 それにしても今の爆発、蒼炎だった。

 きっとベラだ。


 ストレードさんがフックを使い、屋根の上を急いで爆心地にカッ飛んでいくのが見えた。


「僕らも行こう!」

 そう言いながら僕は窓枠を蹴り外に飛び出した。

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