32回目　未来は燃えさかる森の中に

近未来、発展しすぎた科学はその時の人間社会の許容量に合わせて、

それにそぐわないとされる新技術の公表は禁じられるようになった。

闇の中に隠された技術はある宗教団体により密かに持ち出され、

その力を神の奇跡と偽り利用され始めてしまう。

政府がその宗教団体に対する対処のために禁忌科学取締法を制定、

それに対するカウンターとして宗教団体は秘密裏に、

禁忌科学を用いた権力者に対する脅迫や洗脳、拉致や殺害、

そのほか地方における恐慌や飢饉や疫病なども引き起こし始める。

キリスト教カトリック教会は従来のエクソシストのシステムを拡張し、

刑務組織と連携する形で禁忌科学に特化したエクソシスト機関を結成、

未来の悪魔狩りが開始されることになった。