表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/123

平穏の先に・・・

学校に着くと校舎の見た目は少し綺麗になってる感じになっていた。


中もこれを機に少し改装されている。


かなり綺麗だ、前までボロかった設備が一気に最新設備に進化されていた。


クリートは初めて来たような気分で廊下を歩いていると隣りの棟が見えた。


別棟はボロボロになっている。


まぁこの棟だけでも生活に支障は余りでないので修復は後に回されるだろう。


そんな学校の状態を考えながら教室に着くとフレドが既に居た。


というかフレドしか居ない。


「お前いつも早いな」


「まぁな、久しぶりだしな、学校」


「怪我は大丈夫か?そしてフレイヤとの件も」


「そのことは全然大丈夫だったよ」


「でも心做しか顔やつれてないか?」


「あぁ、大丈夫だ」


「まぁそれなら良いんだがな」


フレドはまだ学校が始まったばっかなのに既に顔がやつれていた。


何かありそうだが深追いは禁物だと思いスルー。


続いてフェークが来た。


1番気になっていたのでかなり嬉しい。


ソルーは一緒に居ない。


一緒に居たら多分学校内で大戦争に発達するというのを理解している人の対応だ。


クリートは気になりすぎて入ってきた瞬間聞いてみた。


「お!フェーク、ソルーとはどうなんだ」


「そんなに進展気になるのか、それよりお前ら大丈夫かよ怪我」


「怪我は俺もフレドモ大丈夫だ、それより・・・」


「進展なんかねぇよ」


「スロースペースだな」


「悪ぃな、そういうクリートこそノルンとはどうなんだよ」


「そりゃ2人で愛し合ってますよ、ねぇクリートさん!」


「お前いつの間に!」


いつの間にかクリートの隣にノルンが居た。


反射的にパンチがノルンに出てしまった。


「お、お前いつの間にいるんだよ!そして口からでまかせ!」


「まぁ少しのイタズラだと思ってください」


「いやイタズラの次元じゃ・・・」


「まぁ9割本当ですが」


「よしわかった1回黙れ」


「しょぼーん」


(´・ω・`)こんな顔をしながらずっとクリートを見つめている間にまたクリートの隣に人が居る。


ヴェルだ。


ノルンの隣に這いより耳元で囁いている。


男なら理性がブレイクしそうだがノルンは女性、しかも犬猿の仲?みたいな感じなのでもちろんのことながら響く訳もなく。


「そんな昔の男なんか忘れて私と愛の・・・」


「そうですか!ならひとりで勝手に作っておいてくださいね!」


「ノルン・・・激しい・・・そんなとこも・・・」


「1回黙りなさい!」


「がふっ!」


ノルンは柔道選手顔負けの背負い投げでヴェルを投げ飛ばした。


本当に綺麗な背負い投げだ。


(技術力やばいなぁ)


関心反面恐怖もある。


そんな騒ぎを行ってるうちにソルーが教室に入ってきた。


ソルーは服が綺麗になっている。


それ故に周りの男子生徒を虜にしてきて歩いてきている。


フェークはソルーが地雷を踏まないかハラハラしてしょうがなかった。


それが原因でずっとソルー見ているためフレドに


「お前ソルーに見惚れてるのか?」


「違ぇよ、地雷踏まないか心配なんだ」


「そんなことしたのか」


「・・・さっきのは忘れてくれ」


「いや、聞かせてもらうぞ」


「無理っす、ジュース1本」


「ジュース2本で手を打つよ」


「くっ!しゃあなしだ!」


「ありがとうな!クリート!フェークがジュース奢ってくれるみたいだぞ」


「まじか!ありがとうな!フェーク」


「そのための二本か・・・じゃあなしな」


そういうとフェークはクリートとノルンを連れて下にジュースを買いに行こうとした。


どこかから見られている感覚がある。


既視感の方を向くとソルーがじっと見つめている。


少し嫉妬が入っているような気がしてちょっと可愛いと

怖いが板挟みの気持ちだ。


もしこれが男子生徒にバレた時は恐ろしくてトイレも行けない。


どうやらフェークの違和感にフレドは気づいていたらしく。


ちなみにだがクリートは全く気づいていない。


「どうかしたか?フェーク」


「すまんすまんクリートよ、行こっか」


「何となくだが理由わかったかもしれんぞ、フェー・・・」


「ジュース奢るのお前だけなしにするぞ・・・フレド」


「すんませんまじでジュースは必須なので」


「よろしいなら行くか」


と言うと3人は下に降りていった。


フェークはちゃんと背筋が凍りつき生きた心地がしなかったが幸いにもソルー大好き隊にはバレずに済んだことが唯一の安心点だ。


出費は痛いがそれで変なことを誤解させられることに比べたら安い出費だと思いながらジュースを奢った。


クリートとフレドは楽しそうに喋りながら教室に戻っているがフェークはそれどころじゃない気分だ。


なんか悪い予感だけ全部的中させる男なのだろう。


フェークはジュースを飲みながら教室に着くとソルーの周りに人が居る。


よく見るとアフィーが質問しまっくているのをスクルドが止めているようだ。


この状況だけでもフェークは絶望だが更に絶望は続いた。


「ちょっと前にソルーさんと抱きついていた人って誰?」


「誰かと言われても・・・あ、大事な人と言えばいいでしょうか」


「きゃー!やっぱりソルーも女の子ね」


「ほらアフィー君、ソルー君困ってるじゃない」


その言葉を聞くと口ならジュースがこぼれ落ちている。


バレていた。


ちゃんと周りを確認すべきだというのとだいぶ気が緩んでいた自分を許せない。


「おーいフェーク汚ったないんだけど・・・」


「そーりーそーりー」


「おーいまだ零れてんぞ」


「クリート、あいつは今混乱してるから俺達は別のところで見守ってあげよう、それが今一番大事なことだ」


「・・・そういう事ねわかったよフェーク」


「おいこらフレド・・・」


「大丈夫さ、そういうのは祝福するべきものだろ」


「誤解に誤解重ならせまくりやがって」


そのソルーのセリフに動揺しているのはフェーク以外にとソルー大好き隊の人にも影響していた。


「よしみんな!そいつの特定を急げ!」


「はっ!」


軍隊顔負けの忠誠心ある声が響く。


なんか無駄な努力感を感じるが・・・まぁ頑張れ(やけくそ)


この混沌に包まれた教室はフェークにとっては居心地悪いというか生きた心地がしない。


まだあの2人にしかバレてないのが唯一の幸運ポイントと言ったところだ。


さぁどうなるのかフェークとソルー


バレたら男子生徒対フェークという絶望が出来上がる。


ここからフェークの戦いが幕を開ける!


ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ