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ヒーローの降臨

とりあえずネタ切れ仕掛けなり

ノルンの見た顔はクリートだ。


馴染み深く、毎日見る顔でノルンは安心した様子になれた。


「・・・く、クリート」


「お!俺の息子の名前を知ってるってことは君が新しい家族なんだな!」


「・・・え!」


「まぁひとまず倒すか!」


と言うとクリートの父はナイフを手に持ちゴーレムの腕を切り落とした。


ノルンはその光景に絶句だ。


あれほど苦労したゴーレム討伐が一瞬でやられている光景はもはや絶句以外出来ない。


だがノルンはそちらに気にしすぎていて今自由の身だと気づいていなかった。


「お、まぁあそこまでメキメキやられたんだそこでじっとしておきな!」


「あ、あなたは・・・」


「俺はトランスだ、クリートの父さ、クリートが迷惑かけたな」


「・・・あの?」


「じゃあやりますか!変身」


と言うとトランスは変身した。


しかし異質なことがひとつある。


それは腕時計型バックルを使っていない。


ノルンはその事実を知りそちらにもびっくりしている。


見た目はクリートの者にかなり近い。


少し生物感が増しているトールスピードモードっという感じだ。


「クリートのに少し似ててびっくりだろ!」


「・・・はい」


「他人行儀じゃなくても良いぞ、なんたって家族なんだからな!」


と言うとゴーレムに向かい走り出した。


パンチを与えたが今まで真面目に戦っていたのが馬鹿になるくらい強い。


パンチひとつでゴーレムが吹っ飛んだ。


「おー!少し骨があるね」


と言うとジャンプキックを行った。


クリートのやつで何度か見たがクリートの何か比にならないくらい火力がある。


「おりゃぁー!お前には絶望しか似合わねぇぜ」


とかっこいい決めゼリフを言うとゴーレムは大爆発した。


ノルンはその様子に絶句以外できない。


あんなものを見させられたものだから。


だがノルンはハットした。


スクルドやヴェルのことを思い出しトランスに教えた、


「あの!まだ私の味方が一人戦っているんですよ!ちょっとあっち側で」


「okだ、お前はここでじっとしてろ、今動けないはずだ」


「・・・はい」


トランスは走り出しスクルドの方へ向かった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


スクルドは屋根の上で血を吐き出しながら絶望している。


「・・・ここで終わりか」


もう諦めてしまった。


圧倒的戦力の差を目の前で見せられた気分だ。


ゴーレムは思いっきり殴ろうとした。


もう全ての覚悟を決め目を閉じる。


(これで終わり!もう全てが!)


だが目を開けると目の前に謎の人がいる。


間一髪のところを防いでもらっている。


そうトランスだ。


スクルドは驚きで声も出ない。


「クリートがお世話になっております!クリートの父親のトランスだ」


「あ、よろしくお願いします」


トランスは思いっきり腕を振りゴーレムを飛ばした。


「さぁ!今度こそ良い奴であってくれよ」


と言うとトランスは屋根から飛び降り片足を上げかかと落としをゴーレムに決めた。


ただのキックでも火力が化け物なのにかかと落としになると火力が凄まじいことに道路に深くは無いが少し大きめの穴が開いた。


「ありゃ、ちょっとやりすぎたか」


ゴーレムは爆発しない。


多分爆発するための内部構造を全部潰されたせいで爆発しなかったのだろう。


トランスは変身を解除しスクルドに


「ごめん、あっちに人がいるからそこで色々処置するよ、まだここに人いるか?」


「あそこに・・・」


「うわぁ傷が酷いな、とりあえず先に救急車呼んでおいたからあと数分で到着するみたいだしそれまで処置するよ、お前もな」


トランスはヴェルを担ぎノルンの居るところに歩いた。


スクルドは何とかそこまで歩き切り倒れた。


今まで詰まっていた何かがちぎれたのだろう。


トランスは先に怪我が酷いノルンの処置から始めた。


手持ちの包帯を出し止血をしている。


「大丈夫か?一応冒険家なんでね応急処置はお手の物なのよ」


「・・・そうですか」


「・・・クリートや仲間が心配か」


「そうですね、みんなは大丈夫そうですがクリートさんは」


「まぁあいつは生き残れるよ、なんだって俺の息子なんだからな・・・とりあえず止血は済んだよ次はこの・・・ごめん名前は誰かなというか君も誰?」


「私はノルンです、今指を指しているのがヴェルでその隣がスクルドです」


「おーけーありがとう、じゃあヴェル止血するぞ」


トランスの止血術はとても素早くそして正確だ。


職業の冒険家というのがひとつ気になるがまぁ今はあまり考えないことにした。


僅か2分で3人の止血を終わらし救急車が来るのを待っている。


トランスはノルンに気になったことをひとつ聞いた。


「ノルンだっけ、クリートと付き合ってるのか?」


「ブー!え!」


トランスから貰った水を吹き出してしまった。


突然の質問で明らかに同様している。


「・・・そ、そんなことアリマセンヨー」


「その喋り方怪しいな!まぁでもあいつが付き合うまでは行かなさそうか」


「そうなんです?」


「少しあいつ冷たい雰囲気あるしなまぁそこがクールって言われたら嬉しいこと限りナッシングなんだがな」


「まぁクリートさんはかっこいいですよ」


「おほほ、あいつもこんな可愛い人のお墨付きなんてな幸せもんだぜ本当、まぁ俺は愛しのハニ・・・」


「まぁひとまず私たちは付き合ってはありませんよ」


だがスクルドが変なことを言い出し状況はより混沌を迎えた。


「でもノルン君クリートさんって夜中ずっ・・・」


「やめてえー!」


明らかに怪しい。


というか怪しさ満点だ。


もちろんトランスはそのようなことを見逃すはずもなく。


「おや、おやおやおやおや!?」


「で、でも付き合ってはありませんよ・・・」


そうこう話していると救急車が着いた。


実際の時間は短いがノルンにとっては1時間くらい感じだ。


トランスは救急車には乗らず家へ1度戻ることに決めた。


さすがに生存確認をしないと不安だからだ。


家に入るとクリートの母親とノリが居た。


トランスは安心した声で


「良かったぜ、ここは大丈夫だったんだな」


「帰ってきたんだね!」


「怪我がなくて安心だ」


「こっちは守ってくれたからね、でも運が悪いね」


「いやまさか帰省した時期にこれとはな、だいぶ運が悪いのか」


「そうだノルンちゃんたちと会った!?」


「あったよ、傷だらけだったから処置だけしてここに来たって訳」


「クリートは!?」


「あいつは俺の息子だ、簡単に死なない」


トランスはクリートに圧倒的信頼感を抱いている。


だがやはり不安もあるので少し探しに行くとにした。


「お母さん!少し見に行ってくるよ」


「了解、気をつけてね」


とは言ったもののどこに行くべきか分からない。


(ああは言った手前、不安って言われたら不安だでも俺の息子だ、簡単には死なんよ、というかどこにいるんだ?)



ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)

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