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紫の雷

若干主人公の座が戻った気が・・・

フェークはこの戦いを止めるために走ったがクリートはもう戦闘を始めてしまっている。


「うぉぉぉ!」


相手の額に思いっきりパンチを加えその衝撃で相手がぶっ飛んでしまった。


音はかなりでかい。


フェークはワイヤーを出し光っている方を止めようとしたがワイヤーを切られ止められてしまった。


「こ、こいつ!」


クリートはマキシマムフォームに変身しだした。


フェークはさすがにやばいと思い止めようとワイヤーを放ったが


「待って!待ってくれ!こ、こいつはテロリストの一員なんだ!」


「テロ?テロリストだと」


「説明は後だ!今はこいつを倒す!」


だが敵は近接専門の武器しかない。


ブラスターフォームだと余裕で倒せるがとても素早く動きだした。


それのせいで少しクリートの方が劣勢になってきている。


「は、速い!うぐ!」


相手はアックス型のナイフだ。


普通なら使いにくそうこの上ないが何故か強い。


「舐めていただろ!俺はこの手で何人もの人を殺してきたんだ!」


「くっ!これで地獄に行ってくれ!」


「ならお前も道連れにするさ!」


クリートは高速移動とアックスの破壊力に大ダメージを負いまくっている。


フェークも応戦しているが中々速い、緑色に光っているためそれが残像に見えることもありだいぶ苦戦されている。


フェークは申し訳なさで一杯だ。


この状況を作り出したのはフェーク自身だという罪悪感がある。


「す、すまない、俺のせいで」


「良いんだよ、確かにいきなり見ると怖いしな、こちらこそすまん」


「でも、このままじゃ俺の夢見が悪い!最大限やる!」


と言うとフェークは小型ナイフを出し敵に向かい走り出した。


「やめろ!死にに行くのか!」


「これは俺の睡眠の問題だ!うぉりやぁ!!」


完全に自暴自棄になっている。


だがその中にも冷静さや考えがちゃんとしている。


「くっ!つ、強い!」


「スピードについて来れないやつは諦めるんだな!」


「気づかなかったのか、俺が俺自身でステージを作ったことに」


クリートや敵も気づいていなかった。


ワイヤーを張り巡らせていた。


その時何かが全て結びついた。


あの自暴自棄も演技だということに。


さすが怪盗といったところだ。


フェークが指を鳴らすとワイヤーが飛び出し敵の事を拘束することに成功させた。


「ふ、結局俺の手の中で遊ばれていたことだな」


「・・・」


「さぁ楽しい尋問タイムだ」


「・・・」


「黙秘権は俺には通用しない・・・」


後ろから斬撃が受けた。


よく見ると敵が居なくなっている。


何となく察した。


斬ったのは敵だ。


クリートもその一瞬にとてもびっくりしている。


「な、何!」


「す、すまないクリート、油断大敵だったよ」


と言うと倒れてしまった。


クリートはACTを使おうとしたがまた謎の声が聞こえる。


エンドスカパ


「うぐ!がぁ!あが、ぐ!うぉぉぉぉ!」


クリートはブラスターフォームを解除させられスピードフォームに戻った。


無茶なアクトは使っていないはずなのに。


だが理由はすぐにわかってしまった。


アーマーが紫になり黄色のガントレットが追加されている。


クリート自身知らない進化で戸惑っている。


「こ、これは」


「変な進化だな、使い慣れてないのならこの場で・・・うご!」


クリート自身気づかないぐらい速くそして攻撃もできていた。


「はが!な、何」


「俺自身にも分からない、でもこいつなら」


「生意気な真似をー!」


相手も高速移動で攻撃をしたがクリートはキックで簡単に相手を止めることに成功した。


「な、ぐはっ!」


相手の動きが止まりよく見ると何か紋章が付いている。


じっと観察しているとすぐに爆発した。


かなり大きめの爆発が辺りを包んだ。


「うがァ!」


とてつもない轟音が辺りに響いた。


「な、何なんだ、この攻撃、ハァハァハァハァ」


フェークはその場を見てとても驚いている。


クリートはフェークを連れてそそくさとその場から逃げた。


この場でバレて職質は面倒くさいからだ。


クリートらしい理由っちゃ理由だ。


もし捕まれば帰るのは朝日が昇ってしまう。


とりあえず近くの公園まで急いで走りきった。


近くの公園で変身を解除した。


クリートは少し体が動かなくなっていることを恐れていた、だが結果は意外だ。


前までに比べ今回はガントレットを使ってもそこまで鈍くなくなっていない。


だが若干だが鈍くはなっている。


フェークも変身を解除しブランコに座らせた。


フェークは座ってすぐ謝った。


知らないとは言えども迷惑をかけたことに。


「ごめんな、俺のせいで」


「俺こそ本当にすまない、結局周りに迷惑かけてしまった」


「あとひとつ気になるんだが、相手はこれで生きてるのかな?」


「死んでたら死んだ時だ」


「警察にバレなければ良いんだよ」


「俺はあいつに襲われていた身だから自己防衛ですますよ、お前は?」


フェークは暗くてよく見えなかったが怪我が少ししている。


知らない間に襲われていたようだ。


そして警察に対する言い訳が出てこないのでとりあえず話を変えた。


「でもすごい迫力だな、あの攻撃」


「俺自身分からないことだらけなんだよ、なんかな」


「そうだ!あいつの武器持ってきたんだよ」


「いつの間に!?」


「俺は怪盗だワイヤーの扱いはお手の物だよ」


「さすがと言ったところだよ、もう本当に」


「そうだ、もう夜中だし俺の家泊まりなよ、連絡しとくし」


「まぁ一応襲われていたのは本当だし多分みんな轟音で何となく察してるしいけるかな」


「よしじゃあ行くか!」


「家に飯ないけどどうする?」


「ゲームあるなら良いぞ」


「まぁいいや一応あるし、じゃあ今日はオールだな」


2人はノリノリで家に帰った。


多少深夜テンションというものがあるがやはり楽しみだ。


「ここがお前の家か」


「まぁこじんまりしてて良いだろ」


クリートは口を開けて見ている。


普通に良い家に見える。


本当に一人暮らし専門な感じの家だ。


家の前まで着くと目の前にソルーが居た。


「あ」


ソルーも気づいたらしく。


「・・・あ」


終わった、それ以外の言葉が見つからない。


クリートは空気を読んだつもりで


「イチャイチャタイム邪魔しようとして悪い、ば、バイバ・・・」


「違う!違うんだよ!」


ソルーも援護射撃をしてくれた


「私と彼は全然そんな関係では無いです!」


「いや、完全に・・・」


フェークとソルーは必死に止めてとりあえずクリートを家に入れた。


クリートはクリートなりに空気を読んだつもりだ。


「あ、あのなんかすいませんね」


クリートは少し気まずい。


とにかく気まずい。


というか空気が気まずさを纏っている。

ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)


そしてコメントありがとうございます(7月9日現在)



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