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張り込み

やっぱり主人公この章だけ交代されてる気が

フェークは散々な一日だと思いながら帰ろうとした。


だが運悪くと言うべきかソルーとドンピシャなタイミングで会ってしまう。


でもやはり一応不安なことが何点かあったのでそこは聞いておいた。


「ソルー、家の場所わかるか」


「一応分かります」


「なら良かった、服とかもし必要なら俺の家に連絡してくれ」


「わかった」


とだけ言うと帰ろうとした、だが


本当の不幸はここからだ。


まさかのクリートとフレドと奇跡的なのか知らないがタイミング悪く会ってしまった。


フレドはこういう時は空気が読めるやつなので


「・・・じゃ」


「待ってくれぇ!」


「いや盛り上がってるのにここで熱覚ますのは最低だろ」


「いや、昨日のことについてね色々と」


ソルーも気になるものは気になるようでこんな会話している理由を聞くのはしょうがないだろう


「あのすみません、どう言ったご要件で?」


「ソルー、帰っておいてくれ」


「わ、わかりました」


フェークはソルーが地雷を踏まないかヒヤヒヤしていたがそんなことなく普通に帰ってくれた。


クリートは何かを思い出したかの様子で急いで校舎に戻って行こうとしている


「すまん、ノルンと帰るんだった、ごめんフレドフェークと一緒に帰ってくれ」


「っ、しゃーなしよ」


「ありがとな」


と言うと校舎に急いで戻る。


だがそれはフレドと一緒に組んだ罠だということは勿論ながら知らない。


クリートは階段のところでバレないかつ見える所に隠れた。


そこにはノルンも居る。


「見事に引っかかってくれたぜ」


「クリートさん、顔と心ひん曲がってます」


「うるさいうるさい、気になるんだから、そんなこと言ってるお前も気になるんだろ」


「まぁ確かに気になります」


「じゃあやろうか・・・変身」


クリートはスピードフォームに変身し上へ上へと上り屋上で2人が外を出るのを待っている。


このためにわざわざ双眼鏡を持ってきた。


理由は雰囲気のためだ。


やっぱりこういうのは雰囲気を大事にしたい。


クリートはそういう人間だ。


五分くらいすると2人は動き出した。


「ノルン!動き出したよ」


「了解、クリートさん!じゃあB地点に行きます」


「ご武運を」


ノルンはワイヤーを使い空中でバレないようにB地点に向かう。


でも割とバレそうな移動法だ。


「うーん、俺も行くか」


クリートもC地点に行く準備を行い行動を開始した。


クリートは割と真面目に降りている。


4回から飛び降りているが・・・。


ノルンはB地点から見ているが2人は普通に歩いている。


バレはして無さそうだと安心できた。


ノルンも一応雰囲気のために双眼鏡を持ってきているため一応双眼鏡を使いながら見ている。


「うーん、重要なことは言ってないように聞こえるけど」


ノルンはちゃんとクリートがC地点に行けたのかが心配だった。


だがノルンの心配は無用なようだ。


ちゃんとC地点に着いたクリートは双眼鏡で観察している。


このままD地点に行くか悩んだが結局D地点に行った。


「少し違反してるけどま、いっか」


クリートはD地点の屋根の上で待機している。


形のおかげで上にいてもバレにくい構造だ。


そのため張り込みではかなり使える地形になっている。


「お、2人がここでわかれた・・・」


クリートは動こうとしたが突然何者かに下に引き落とされた。


引き落とさた衝撃で変身も解かれ絶体絶命。


「え、えええええ!」


声を漏らしたがそんなことは関係ない、下に着くと犯人がわかった。


フェークだ。


「クリート!」


「こ、これは色々と」


「正直お前らがつけてるのを最初からわかってた」


「え」


予想外の回答でビビった。


だがまだ話を続けてくる


「どこから知ったんだ」


「最初からだ」


「最初から!!」


「双眼鏡使ってただろ、反射光でわかっていたんだ」


「そんな」


まさかの雰囲気のために持って行った品物がバレる要因を作ったのにショックとダサさでいっぱいだった。


「あと普通に怪盗だからな、人がつけてるのはすぐにわかるんだ」


「ははは、完敗だ」


「つける相手を間違えたな、あと技術をつけろ」


とだけ言うとクリートは帰路に戻った。


敗北感しかない。


ノルンも近くで見ていたためバレたのは気づいている。


2人が帰る姿はなんとも面白い背中だ。


クリートはノルンに弱い声で


「・・・ごめん、俺のせいだわ」


「まあ、あの人が強いのもありましたし」


「さすが怪盗、強いなぁ」


「えぇ!怪盗!?」


「知らなかったのか!?」


「し、知りません!」


「じゃあ覚えておいた方がいいよ」


2人は夕焼けの中敗戦気分で帰って行った。


フェークは家へ戻るためまた歩き出す。


次は誰もつけてない。


「はぁ、なんでこうも気になるのかな、少し学校での対応ミスったなぁ」


学校でソルーに話しかけなかったのは普通に失敗点だ。


それはさすがに反省はしている。


下校中ずっと考えた。


(明日からどうやって接しよう)


考えるのは野暮かな。


アパートに入るとフェークの部屋の前でずっとソルーが待っている。


(何してんだ、あれ、もし困っとき連絡しろって言ってたの俺じゃねえか)


後悔と焦りで走ってソルーにご要望を聞いてみた。


内容は予想外だったが。

ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)

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