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秘密の××

クリート!ここから主人公の座を奪いきれ!

あれはただのラブコメ主人公だ!

そして記念すべき50話、ここまでやれたのは初めてです。

これからもこんな人間ですがよろしくお願いします

フェークは気づいたら寝てしまっていたようだ。


朝起きるとソルーが学校の用意をして登校する前だ。


「・・・ごめん寝てた」


「良いですよ、昨日はごめんなさい、急に寝ちゃってしまい」


「そんなのはどうでもいいこれ、鍵だ、もし使いたい道具とかがあるのならここに来てくれ、いつでも貸してやる」


「ありがとうございます」


ソルーは昨日までに比べてだいぶ軟化してきている。


前みたいにカバンを投げつけられることは無さそうだ。


しかしそれはそれで少し寂しいのもある。


でもここまで軟化したことがとても嬉しいことだった。


フェークが立ち上がり学校の用意をしているとソルーがテーブルに置いてある皿を見せてきた。


フレンチトーストだ。


それも高クオリティ。


「なんだ?」


「一応ご飯作りました、適当な素材ですが」


「ありがとう、ていうか家にこれ作れるほどの材料あったんだな、ありがたくいただくよ」


「わかりました、では行ってきます」


「いってら・・・ちょっと鍵忘れてるぞー!」


フェークは走ってソルーに鍵を渡し、渡し終えると


「ありがとうございます」


とだけ言い学校へ向かった。


「あいつドジなんだな、いただきます」


食べるととても美味しい、さすがに出来たてでは無いがとても美味い。


直ぐに食べ終わってしまった。


(美味しかったな)


時間を見ると気づかなかったが遅刻寸前だ。


「やっば!遅刻じゃん!」


超大急ぎで用意をし急いで学校に行こうとしたが


間に合わない。


多分走って行っても100%間に合わないぐらいの時間だ。


なので変身して高速移動出来るようにして登校した。


一般道は普通にバレるので屋根をつたって向かった。


思いの外バレないものだ。


フェークは時間ギリギリだが滑り込みセーフで間に合わせた。


学校に着いた時には限界を出し切ってしまったせいでクタクタだ。


だが運悪く一限は実技科目。


今日はついていない。


そう思うしか無かった。


一限が終わりフェークはクリートとフレドと一緒に着替えている。


フレドは気になった様子でフェークに話しかけた。


「今日遅かったな、なんかあったのかお前が遅刻なんて珍しいし」


「・・・色々となあったんだよ」


「少し怪しいな、まぁいいや後でじっくり聞きたいし」


フレドは多分嘘をついているという人を直ぐに見抜ける。


その直ぐ見抜ける力と好奇心が合わさり本当のことを知りたくてたまらないのがフレドだ。


クリートはかなり疲れていたため黙って着替えている。


「クリートも気にならないか?」


フレドがそう聞いてきた。


正直気になると言われれば100%気にならないわけは無い。


でも疲れてるのでそれどころじゃなかった。


「気になるけど疲れてるから後で聞くわ、教えてよな」


「そうこなくっちゃ」


フェークは呆れ半分の声で


「ははは、面倒になりそうだな」


と言った。


しかしその顔は少し笑っていた。


きっと楽しい理由に違いない、そうフレドの生粋の感が呼んでいる。


フェークには悪くフレドとクリートにはヒントになる出来事が出てきた。


休み時間の時3人で話しているとソルーがこちらを見ている。


ずっとだ、多分ソルー自体は3人が気づいていないのだと思っているが実際はめちゃくちゃわかってる。


フレドとクリートは小声で


「なんかずっと見てない?何かあったのかなフェークに」


「あったに違いないだろ、俺の感が言っている」


「それ信じてもいいのかよ」


怪しさ満点の小声のお話にフェークは気になって聞いてきた。


「なんかあったのか?」


「いやー何も」


クリートがこう話を変えなかったらやばかったと思う。


時間は経ち昼休み、クリートはノルンに連行され屋上でご飯を食べに行った。


フレドとフェークは一緒に食っている。


傍から見たら楽しいように見せかけて実態は警察の取り調べのようなものだ。


フレドは真っ先に聞いた。


さっきはクリートが話を無理やり変えたおかげで聞こえなかったことを聞いた。


「フェーク、隠さなくていい、俺は拡散しないしクリートもきっと拡散しないはずだ、ソルーと何かあった?」


「何も無い」


「本当?怪しさがぷんぷんするんだがっていうか今日ソルーに熱烈アプローチしてないね」


「あ、あ」


フェークは今までやってきたことがあだでバレるというクソダサい理由でバレた。


「何かあったんだろ、安心しろ絶対言わない」


「一応あったッちゃあった、でも秘密だ良い場面で言うよ」


「ちぇーケチだな、まぁいいか、報告楽しみにしてるぞ」


とだけ言うとフレドはジュースを飲んだ。


フェークはゼリーを喉がつまらないか心配になるくらい勢いよく飲んだ。


「すごい勢いだな、つまらないのか?」


「大丈夫、大丈夫」


2人は1度フェークの話からゲームの話に変えてこの昼休みを過ごしきった。


場面は変わりクリートとノルンとヴェル、スクルドが一緒にご飯を食べている。


クリートは3人気聞いてみた。


「ソルー、今日調子変じゃない?」


ノルンとヴェルは頷いているがスクルドは別クラスなので分からないと思うがどこから聞いてきたのかちゃんと知っていた。


「確かにね、僕今日見た時も今までにないくらい顔が優しくなってたね」


「そうよな、絶対フェークと何かあったに違いないんだろうな」


正直ニブニブなクリートでも気づいていた。


だがノルンはクリート以上にニブニブなので知らなかったようだ。


「そうなんですか!」


「声でけぇよ」


クリートはノルンを抑え込んだ。


バレて面倒になるのは目に見えているからだ。


「ノルン、知らなかったの」


ヴェルはそういうのにはすごく敏感なようだ、気づいていたらしい。


「ヴェル、気づいてたの」


「うん、だからご褒美に・・・」


「おらァ!」


ノルンがヴェルの頭を思いっきり殴った。


「うぅぅ、酷い」


「酷いのはどっちです!性欲モンスターさん!」


クリートはその光景を見ながらご飯を食べた。


正直ソルーがあんなに軟化するのはおかしいに違いない。


きっとフェークが頑張ったのだろう。


そう確信したため聞こうと思ったがきっと今尋問されているのかなと考えると辞めておいた。


時間は過ぎ下校時になった。


何が起きるのやら



ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)

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