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あなたの心を奪いに来ました

正直フェークだけで主人公行けそう


朝が終わり昼休み。


フェークとフレドとクリートで作戦会議をしていた。


内容はもちろんソルーを振り向かすための方法だ。


クリートの見解は


「がっつきすぎ、もう少し落ち着け」


フレドの見解は


「男は多少強引にリードするものだよ」


2人とも真っ向から意見が違う。


フェークは頭を抱え悩んでいた。


「確かに多少強引さは必要だと思う、だが!ミスれば最期!」


「ならどうするんだ、もういっその事フレドの意見を使うか?」


「適当になったな、まぁこういうのは時間かけてもいい感じになってきたな」


「とりあえず一緒に飯食べに行ったら、そこからラブソースイート流れるかもしれないじゃん」


「しゃあねぇ・・・行くか」


遂にフェークが動き出した。


「ソルー!食べよう!」


「そろそろ学んでください、うるさいです」


「お願いだよー」


「どうしてそんなに執着するんです?気持ち悪い」


「不安なんだよ」


「安心してください、あなたが思うよりも私は強いです」


「あんな顔していたの・・・」


ソルーは箸を投げられ目を潰された。


「ぎゃぁぁぁぁぁ!」


悲痛な叫びが聞こえる。


クリートとフレドでフェークを連れていった。


場所は隣のクラスにいる、アフィーの場所だ。


クリートとフレドとフェークの3人で土下座して頼んだ。


フェークはアフィーにすがるような感じで頼んできた。


多分イケメンを1番台無しにしている場面だ。


「アフィー様、今は君しかいない!教えてくれ!最強の恋愛術を」


「急に頭を下げてはそれですか、一応聞きますが誰ですか?」


「ソルーです」


「無理っす」


拒否の反応が出たのは速攻だ。


だがただでは諦めないフェークはまだまだ聞いてきた。


それを見ながらいつもの未来警察トリオは


「ここまで必死にすがるのってすごいね」


「さすがにすごい」


「僕びっくりだよ、ここまでするのが」


未来警察トリオは軽くひいていた。


昼休みは終わり下校の時間になった。


クリートはノルンに一緒に帰ろうと言われたが断った。


理由はフェークの為だ。


フェークは


「大丈夫」


だと言っていたが何かやらかしそうなオーラがしたので後ろから暖かい目で見守っている。


だが完全にひかれるようなアプローチ方法だ。


「ねぇねぇ、ソルーなんで無視するの」


「うるさい」


「少しご飯食べない?」


「うるさい」


「公園だ・・・」


「うるさーい!」


ソルーは叫ぶとカバンをフェークに投げつけた。


「もう本当に構わないで!」


ここまで来ると諦めるしかない。


そう思った時突然目の前からAI兵が来た。


都合が良すぎる展開だ。


だがみんなそんなこと思っている場合では無さそうだ。


フェークはソルーに


「ここは逃げろ」


「わ、わかった」


と言い返し公園の方へ走って逃げた。


時間はなくクリートとフレドは物陰から出てきて変身し戦う準備を整えた。


AI兵は5体。


いつもと同じくらいの人数だ。


クリートとフレドは変に苦戦せずに倒せたが最後の一人がまさかの人間だった。


気づいたのは全員倒して気づいた、動きが1人だけ違う。


その敵の動きだけ明らかに違う。


俊敏性がある。


クリートはソードフォーム、フレドはリボルバーで立ち向かったが俊敏性と正確な射撃によりすぐに戦闘不能まで追い込まれかけた。


クリートはマキシマムフォームにフォームチェンジをしたがやはり敵の速さと自分の射撃センスの無さに心底絶望している。


アクトを使おうと思ったが前回のトラウマ等が脳裏から出てきて使えない。


敵は何も喋らないが少し動きの止まったクリートの胸装甲を小型ナイフで斬った。


「うがァ!」


「クリート!貴様!」


フレドがリボルバーの引き金を引くが当たらない。


もうダメだ。


そう思った時公園の方から声が聞こえた。


聞き覚えがある。


その声の主は


「人を護り、自分の夢を得る、このために闇を潜り抜けている怪盗参上!それが俺だ」


声の主はフェークだ。


2人は気づかなかったフェークは腕時計をつけていた。


変身機能付きのものだ。


「変身」


イケボな声で言うとどんどんアーマーが着いていく。


変身すると姿は大きな怪盗がつけてそうな帽子をつけ服服装や色からして怪盗のような見た目だ。


とてもシンプルな見た目ゆえかっこいい。


腰からハンドガンを引き抜くと


「さぁ、3分以内に片付ける、カップ麺でも作っとくんだな!」


と言うと攻撃を開始した。


とても早い。


だがただ早いだけじゃない。


射撃も正確に入れ、腰に着いているナイフを使いながらどんどん相手を倒していく。


その華麗な姿は怪盗と言わざるおえない。


「こいつでフィニッシュ!」


フェークがナイフを敵の頭にぶっ刺すと体がボロボロと取れていった。


その光景はまるでジェンガの落ちた時のように。


クリート達は口を開けることしか出来なかった。


マスク越しだが。


フェークは変身を解除するとクリート達の元に行き


「大丈夫か?怪我してないか」


「あ・・・な俺は何もしてないけどクリートは結構キツいんじゃ」


「俺!?俺は確かに胸あたりやられたけどまぁそんなことないよ」


「そうか、本当に良かった」


フェークは帰ろうとしたがクリートに呼び止められた。


「ひとつ聞いていいか、お前は何者なんだ」


「それを聞きたいのか、教えれる範囲ならね」


だがフェークは予想外のことを口にした。

ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)

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