超感覚
龍騎視聴中
2人は病院の最上階から落ちている。
前回のラストにクリートがスピードモードで外に2人ごと落ちたことが原因だ。
小さかったらまだ良かった、だが今クリートはデカイ病院から落ちている。
病院は先述どうりとてもでかく都市に鎮座しておりそれでも張り合えるくらいデカイ。
そのデカイ病院から落ちている。
最悪にもクリートの方が若干下な為先に落ちるのはクリートだ。
ワーズはクリートの上に馬乗りになりレイピアを首元に突きつけた。
「クリート、これで終わりだな」
「くっ!」
クリートはワーズの腕を握り始めた。
ワーズは笑いながら
「そんな事をやって何になる!」
「ふっ、だいぶ話し方変わったな」
「そんなことは無いですよ」
「そんなに必死か、まぁ必死になるよな」
「なに!」
ワーズは気づいていない。
クリートが形勢逆転しているのに。
クリートの方が上になった。
スピードモードで少し上昇しバレないようにしたのだ。
「な、何!」
「まぁそうよな、お前のような人間は人を馬鹿にしている時が1番何も考えてないなのが丸わかりなんだよ」
「ば、バカにしやがって」
「知ってたか、もう2秒くらいで地面だよ」
「なら!」
ワーズはマントを全身に被った。
マントは固くなっている。
だが悪いのはクリートの腕も包んでいるおかげで自由がなくなってしまった。
「さぁこれで終わりだ!」
「くっ!」
クリートは腕のバーニアを噴射させた。
これはただマントの中でバーニアの熱攻撃をする訳では無い。
下にワーズを叩きつけるために噴射させた。
「うぉぉぉぉりゃァー!」
「こ!こいつ!」
「これでラスト!」
遂に地面に着いた。
先に着いたのはマントを固めていたワーズの方だ。
固くなったマントなため地面に大きなひび割れができた。
さすがにこのようなことになったからダメージは酷いだろう。
「がはっ!ほ、骨がどこかに刺さったのか」
「はぁはぁはぁ、やったのか」
「ま、まだだ」
「何をする!」
ワーズがマントの硬化を解除させクリートの足を持った。
「く、クリート、お、お前はマスターに殺られる」
「そうか、そう思っていると思うが俺は負けない、負けられない」
「だがお前の体ではな動けないはずだ」
「ついに来たぞ、ジャッジメント決めてもらうかね」
クリートは後ろに下がるとバルドルが居た。
「お、お前は!」
「さぁ現行犯逮捕だ、大人しくしたら悪いことはしない」
「くそー!」
クリートは疲れで倒れた。
無理は無い満身創痍で戦ってしまっていたのが原因だ。
倒れたのと同時に意識もなくなってしまった。
次、目を開けた時には病室だ。
(何回みたんだろう)
クリートはただそう思いながらもう一度寝た。
次目覚めた時は目の前にクリートの母とノルンが居る。
クリートの母は呆れ半分で言った
「何回死にかけたら気が済むんだ?」
「マジで本当にごめん」
「まぁ良いよ、でもノルンはめっちゃ泣いてたよ後で謝っておきなさい」
「ははは、すまん」
クリートはノルンの方を向き頭を下げた。
「まじで本当にガチでとてつもなくごめんなさーい!」
限界まで頭を下げ謝った。
「クリートさんもうこれ以上無理しないでくださいね」
ボロボロ泣きながらクリートに抱きついて言った。
凄く心の中で罪悪感が一杯だ。
クリートの母は先に帰りノルンと二人っきりになった。
「ノルン、ひとつ聞いていいか?」
「何です?」
「バルドルさんって確か俺の事研究しているって言ってたよね」
「はい、その事でなにか?」
「あのさ、俺ガントレット着いていたじゃん、腕と足に」
「はい、着いていましたね、それのことですか?」
「もしかすると体が治る原因が見つかるかもしれない、分かることがあれば教えてくれ」
「はい、バルドルさんいわくそのガントレット感覚を超上げるんですよ」
「超上がるのかよ、あまり気づかなかった」
「それで感覚がそのガントレット基準になってしまうせいで感覚が鈍くなるって仕組みだったのです」
「そういう事か、ありがとう、少し謎が解けたよ」
「どういたしまして」
「もうそろそろ時間だな」
「じゃあ帰りますね、退院待ってます!元気で戻ってきてください!」
「わかったよ、じゃあな」
クリートはノルンが帰った後もう1回寝た。
やっぱりガントレットのことが気になる。
ガントレットのことはまだわからない。
だがあの力がないと今のテロリストに歯が立たない。
これからはあれを使うと考えると少し怖くなってきた。
これからも長く騒がしい日々が続くのだろう。
ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)




