雷帝の光
とりあえずクリートのところは終わりました
クリートは走り出しジャンプキックの体勢に入りキックをした。
だがもちろんながら避けられてしまったがクリート自身知らない力があったみたいだ。
地面に着いた瞬間、雷が周りに発生しその雷で鉾槍の男はダメージを負った。
「ぐはっ!この攻撃!な、何なんだ!」
「俺自身にも分からない力があるのか、よ、よーし」
クリートは拳を握りもう一度鉾槍の男に向かい走り出しす。
鉾槍の男は鉾槍を突き出したが避けられてしまった。
スピードがとてもはやくまるで雷のようなスピードだ。
しかしクリートの体の負担は本当にやばく早くも負担に苦しんでる様子だ。
「はぁはぁはぁはぁ」
この声を聞き鉾槍の男はクリートの長期戦に向いていないのを知り逃げに徹することにした。
だが逃げに徹するがクリートのスピードには到底及ばずすぐに捕まり攻撃を受けてしまった。
「逃げようなんて面白い真似だな!」
「こっちもやるべきことがある!タダではやらせない!」
パンチがとても鋭く殴られる度に電流が体に走るような感じだ。
「くっ!うぉぉぉぉ!」
鉾槍の男が叫ぶとクリートの右腕のガントレットを自分の鉾槍で突き刺そうとしたがガントレットがとても硬い。
「な、この硬さは!」
「俺自身分からないけどな!」
「くっ!なら欠点などすぐに見つかるはず!!」
そう言うと鉾槍の男は戦法を少し変えた。
逃げるよりも耐久戦に持ち込んだ。
やはり鉾槍の男の思った通り耐久戦が1番苦手なようだ。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
「限界か!」
「はぁはぁは、まだだ!」
「なら来い!」
クリートはもう一度さっきのキックを行おうとし飛んだ。
鉾槍の男もそれに負けないように鉾槍を構えて待機した。
「はぁー!」
とクリートが叫ぶとキック体勢に入りクリートが飛んできた。
鉾槍の男は得意のアクロバットな避けでキックもその後の雷も両方避けきった。
だがクリートはキックした後すぐに走り鉾槍の男の顔に思いっきり蹴りを与えることに成功した。
「ぬぐわぁ!」
情けない声が聞こえた。
マスクがボロボロに割れ草むらに飛んだ姿が見える。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
どんどんクリートは息が荒くなる。
「こ、これで終わり」
クリートは言い終える前に倒れてしまった。
このクリートの戦闘はこのようにして終わりを告げた。
場面と時間は代わりカメレオンの敵の戦闘。
バルドルとラルーは姿を消したカメレオンを探そうとしているが迂闊に前に出るとやられるため前に出れない。
状況がかなり沼ってきている。
だがラルーは沼っている現状を変えることを言った。
「私が囮になる」
「何を言ってるんだ、急に」
「あなた達には生きて欲しいの、私は正直言うと今のマスターの考えていることに賛同できないの」
「·····ならなぜクリートと戦った?」
「あの時は私はあそこが唯一の居場所だったから失いたくない一心でやってた、でも今のやり方は間違えてる、そんなの最初からわかってたの」
「なら意見を出せば良かったのじゃ」
「マスターは意見する者を捨てていくの、だから私は今まで黙っていた、でももう限界、あなた達みたいな人が来るのを望んでたの」
「·····」
「だから私の希望を消させない、そのためにも」
と言うとラルーは小型ナイフ1本だけ持ち走り出した。
「はぁー!」
と叫ぶと一瞬動いた所に小型ナイフを投げた。
だがもうそこにはいなくラルーの後ろに居る。
バルドルはハンドガンを出しカメレオンを撃ちまくるが、
その時にはラルーを攻撃しており腕に着いている大型クローでラルーを引きずり回している。
バルドルはハンドガンを撃ち進行を止めようとしたが止まらない。
そのままラルーを壁に叩きつけると。
「裏切り者は排除しなくちゃなぁ!」
「あんたたちも本当は思ってるのでしょ、こんなことが間違えてるってこと」
「いや、俺は嬉しいぜ」
「·····?」
「人を殺しまくれるからなぁ!」
バルドルは思い出した。
初殺人事件の捜査を行い捕まえた犯人。
その犯人とカメレオンは言ってることが似ているを通り越し一緒だった。
バルドルはプッツン寸前まで来ている。
「腸が煮えくり返りそうな気分だ、本当に」
「お前は、俺を捕まえたあいつか!」
「似ているとは思ってたけど本当に一緒ってな」
と笑いながら言うとハンドガンを撃ちまくった。
その笑いは呆れの笑いだ。
何も変わってない、ただそういう理由だ。
怒りで撃ったためか全部避けられてしまった。
「ははは!何も当たってねぇぜ、ドッジボールよりも避けるのが楽だな」
「だいぶジョークが上手くなったんだな!」
また撃ちまくるがやはり当たらない。
カメレオンは呆れた声で
「なんか飽きたしお前を殺すことにするよ」
と言うとカメレオンはまた透明になった。
ラルーの小型ナイフを取ろうとするが透明のカメレオンに蹴られてしまい取れなかった。
カメレオンはバルドルの周りをうろつきながらバルドルの神経を逆撫でする事を言いまくっている。
「やっぱお前は変わってないな、あの時上司が俺に撃たれて死んだ、その時の逆上した時も全部外したじゃないか」
「ふっ!だいぶ人をイラつかせるのが得意なんだな!」
「人がイラついている時の顔は面白いからな、だがお前はマスク越しで顔が見えないから早くでもいいから脱がしてやりたいぜ」
バルドルは落ち着いている。
逆上しても良くないことしか起きない。
それはバルドルの人生の一番大きく意識していることだ。
だがやはりどうやっても状況はよくない。
この状況をくぐり抜ける術を何とかして見つけないといけない。
バルドルはどうする?
ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)




