生きた温泉
温泉は覗かないようにしようね(あたりまえ体操)
温泉編!
わくわくドキドキ、だがクリートとフレドはそのような体力はなく2人で満喫しようとしていた。
温泉に入る前にスクルドに
「覗かないでね、2人とも」
と言った、すかさずフレドは
「覗くかよ、疲れてるから癒してくる」
と返す、スクルドは笑顔のまま
「良かった良かった、もし覗いてたら死よりも恐ろしいことをしていたよ」
スクルドのそのセリフに2人は背中が凍った。
怯えてるふたりにノルンは
「スクちゃん、かなりルールを守る系の人なの、ルール違反した人なんてその後行方が分からなくなるなんてしょっちゅうだから」
ノルンのきっと落ち着かせる為に言ったのか分からない言葉はかえって2人を余計ビビらせた。
そして時間は戻り現在。
2人は体を洗いながら喋っていた。
「なぁ、フレド」
「どうした、クリート」
「奥、気にならないか」
「やめとけ、ていうかやめてくれ、俺も巻き添えで拷問されたくない」
「まぁそうだよねぇ」
と笑い合いながら体を洗っていた。
だが奥では楽しそうな喋り声が聞こえてきた。
「ノルン、ここで私と愛の結晶を」
「ここは公共の場だし高級な場所だから!」
「へぶし!」
「私この旅行で何回シバけばいいんです?」
「私の愛が分からないのならこの胸で仕掛ける」
きっとこの会話的にヴェルが一方的なアプローチをかけ返り討ちにあったのだろう。
壁は竹出できておりアニメとかで出てくる温泉旅館の壁を想像して欲しい。
だが2人はヴェルの最後の言葉で変な妄想をしてしまい
「な、なぁ、少し気にならないか」
「クリート、お前もか」
「2人で行けばー」
と腕を出すとフレドはその腕にフレド自身の腕も出し
「怖くないな!」
と自信満々に言った。
まだ奥から聞こえる、クリートは近くの風呂桶を上に積み落ちないように一つ一つ丁寧に乗せた。
神が味方しているのか、風呂桶が上に積みやすくなっていてスムーズに置けた。
この風呂桶を考えた人に賞状を渡したいくらい積みやすかった。
かなり風呂桶があったが時間は二人でやったり風呂桶のデザインのおかげで割と短めになった。
「よし、ここからが戦いだ」
「フレド、ありがとうな、お前が友達でよかった」
「何を言ってる、死ぬ気なのか」
「まさか!俺が死ぬわけないじゃない」
2人はそう言い合うと風呂桶をゆっくり登って行った。
1番前はフレドだその後ろにクリートが居る。
「フレド見えたか?」
「湯気が邪魔で見えないな、お、見えてきたぐぉ!」
「フレド!」
運悪く壁にもたれてしまい壁ごと女子風呂に行ってしまった、例えるならペルソナ4のように。
みんな居た、フレドは鼻血を出していた、クリートも同じくだ。
「あ、あの〜」
「ははは、フレド、楽しかったよ」
その後2人はスクルドに死よりも苦痛な拷問を受けた。
考えたくもない、ボコボコに殴られ蹴られた。
ある時遂にフレドは意識を失った。
だが止めない。
これが処刑、そして拷問
恐怖で頭が真っ白だ。
拷問は数十分にわたって行われた。
壁はクリートの母が直した。
本当に申し訳ありません。
2人はそう心の中で思い拷問に耐えた。
もちろん2人が見せしめになったのは言うまでもない。
この拷問を受けて本当にスクルドは警察なのか疑った。
マフィアとかその辺の類なのではと思ってしまった。
次の日2人は口にタオルを詰められ腕が結束バンドのようなもので止められ見せしめのようにエントランスに居た。
フレドは気を失い動いてない。
クリートは目を覚ましフレドを見た、指一つも動いてない。
「こぉ、こぉ、こぉぉ(本当にごめんなさい)」
クリートの力無い声がエントランスに響いた。
どうするクリート、フレドまだ後1日ある!
次回旅行2日目!
そして2日目の早朝見せしめ解放!
どうする2人!どう言い訳するのか!?
ブックマーク、ポイント等して欲しいなぁ(/ω・\)チラチラ




