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突然ですが自分を殺しに来た人と一つ屋根の下で暮らすことになりました  作者: SAN値
第5章旅行血海戦線(アウトに近い通り越してアウト)
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血海

夢はでかい浮き輪に乗ることです

ヴェルが予想外のジョーカー枠で困惑しているとさらにヴェルが追い打ちをかけてきた。


「行けないのか?」


と聞いてきた、クリートはその一言でまた心臓が早くなる。


「ま、待ってて」


かなり心臓が早くなってきている。


助け舟になりそうなノルンは今深くまで潜っている。


「か、覚悟!」


と呟き海に入った。


あ、死んだ。


「ゴボゴボゴボ!」


「貴様!?」


運悪くその瞬間ノルンも顔を上げた。


「クリートさん!?」


2人でクリートを助けようとした。(実際は助ける人も危険にさらされるのでやってはダメよ)


それを見たフレドはフレイヤが居るビーチパラソルに向かい走って浮き輪を持ち思いっきり投げた。

(普通に外にいる人に助けてもらいましょう)


「ごぼ!ごほ!」


必死でもがき浮き輪に掴まった。


「はぁはぁはぁ、死ぬかと思った」


ヴェルとノルンはクリートの近くにより、


「大丈夫か貴様!?」


「だ、大丈夫だ、はァはァ」


「すまん、私が行けるか聞いていれば」


「ごめん」


ノルンはクリートがきっと1番恐れていたであろう言葉を言った。


「クリートさんってカナヅチだったんですね」


「ひっ!?」


もうダメだと次の言葉を覚悟した瞬間、自体は以外にいい方へ進んだ。


「それなら変なプライドを持たずに言えばよかったのに」


「え、あ、ごめん」


「それなら私浮き輪とか陸地でもできること考えれたんだから」


「本当にごめん、変なプライドばっかな人間で」


「良いのですよあなたに命の別状が無いんですし」


クリートはとてつもない安心感に包まれた。


ノルンは


「浮き輪を使って陸地まで戻れる?」


「一応できるけど」


「なら私も大きめの浮き輪持ってきたんでそれに一緒に乗りましょう」


と言うとヴェルは羨ましさと嫉妬の顔で


「貴様、ズルいぞ」


「ごめんな」


そう言うとクリートは陸地まで上がりフレドに浮き輪を返し。


「変なプライドを持つなよ、本当にこわかったぁ」


「ごめん、後でアイス奢るから」


「じゃあ良いぜ貸一な」


「わかったよ」


とか話しているうちにノルンはかなり大きめの浮き輪を持ってきた、2人が乗れそうなくらい大きい。


「クリートさん!これに乗りましょう!」


「うわぁ、確かにこれはでかい」


「すごいでしょ、未来から取り寄せてきたんですよ」


「ありがとう、よし、乗るか」


クリートは乗ると思いのほか安定した。


ノルンが乗っても安定はした。


そのまま波の動きで浮き輪は陸地から離れた。


「うぉー!浮いてる」


「そりゃぁ浮き輪ですからね」


「カナヅチだから浮き輪の上でも感動だよ」


「感謝してもらって嬉しいです」


クリートは隣からものすごく恐怖を感じる視線を感じた。


恐る恐る隣を見ると後ろに煉獄がジリジリと燃えているような様子でヴェルが座っていた。


それを見たノルンはピストルを出し威嚇した。


「あんたついにストーカーまでするようになったのです?!」


「貴様だけに独占されて欲しくない」


「分かりましたならここで死んでもらいます!」


と言うとノルンの目もマジな目だからクリートは慌てて


「おいバカ!ここで殺し合うな、海を血に変えたいのか?」


「血に変えてあげる、貴様の血で」


ヴェルは糸を出した。


これは真面目に血の海に変えそうだ。


この2人の冷戦の真ん中でクリートはどうするか策を必死に考えた。


最初に行動したのはノルンだった。


ノルンはピストルをヴェルにギリギリ当たらないところに撃った。


ここから海が血に変わる戦いが始まる。

ブックマーク、ポイント等して欲しいなぁ(/ω・\)チラチラ

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