カナヅチの災難
現代の兵器が沢山登場しますがこの世界は異世界と現実が混合した世界。
もしかすると現実世界の記憶を持ったままこの混合事件をくぐり抜けた人がいるのかもしれませんね
クリートが連れて行かれると2人も後を追い走っていくとそこにはみんな居た。
「遅いよ、みんな」
とスクルドが言うとフレイヤとフレドは
「ごめん、遅れた」
「すみません、用意に遅れてしまいました」
と言っていた。
クリートは周りを見回してみると、クリートの母がこの場から居なくなっていることに気がついた。
「ノルン、母さんはどこかに行ったのか?」
と聞くとノルンはノリが居た方を指差して
「あそこでバカンスしてますけど」
クリートの母とノリのいる空間はいかにもハワイ感があった。
「ちくしょうあんなハワイ感出しやがって、羨ましい」
「ハワイ感ってどういうことです?」
「ごめん無視していいよ」
と喋っているとクリートの顔にバレーボールがヒットした。
「へぶし!」
飛んできた方向を見るとスクルドが居た。
「おうおうおうおう!やってやる!やってやる!」
クリートは走ってビーチバレーのコートに向かって構えて待っている。
「そう来なくっちゃね」
と呟くと思いっきりサーブを打ってきた。
「こ!この火力!」
その火力は普通のバレーボールの上サーブぐらいある。
「強い!でも」
耐えて思いっきり上に飛ばした。
「ヴェル!打ってくれ!」
とクリートが叫ぶとヴェルはボールに向かい走ってスマッシュを打ち込んだ。
「あ、ありゃー」
「ナイスだヴェル」
「クリートさん上手いのね」
アフィーは驚いた様子だ。
クリートは運動自体はできる、体力だってある。
だがそれらを上回る運動音痴、絶望的に運動センスが無い。
今までの学校生活を見てきたアフィーはさぞ驚いただろう。
「貴様、周りが良く見えているんだな」
とヴェルは言った、するとノルンがクリートの方へ行き
「クリートさん!泳ぎましょう!」
「あ、もう少しやるのは…」
「もう良いのではないでしょうか、泳ぎましょう!」
と言うと会話を割ってヴェルが入ってきた。
「ノルン、私も連れっててー」
「連れて行っても良いですが溺れないでくださいね!」
「大丈夫、最悪やばくなっても糸があるから」
クリートはそれを聞くとヴェルの能力をやっと思い出した。
(確かにヴェル糸使えるんだったな)
「行きましょ!」
ノルンは海の方へクリートを連れていった。
それを追いかけるかのようにヴェルも向かう。
それらを見ていたフレドとフレイヤは
「どうする?泳ぐか、一応浮き輪持ってきたけど」
「うーん、怖いから良いよ」
「わかった、じゃあビーチパラソルでも立てるか」
フレドはそう言うとカバンからビーチパラソルを取りだしついでにクーラーボックスも取りだしジュースを1本渡した。
「お兄さんありがとう」
「別に良いよ、じゃあみんなに配ってくるよ」
フレドはみんなにジュースを配って行った。
フレイヤは1回寝ようとすると目の前にアフィーが居た。
「日焼けしたらいけないから私が日焼け止め塗るわ」
「アフィーさん、ありがとうございます」
「こういうのは必須だからね、覚えておかないと」
と言うとアフィーは日焼け止めをフレイヤに塗っていた。
フレドは配ってる最中それを見てしまい運が悪く角度的にもここでは言えないことをしているように見えた。
フレドは鼻血を流しながら見ていた。
だが鼻血を流した瞬間気を確かにし目を逸らした。
「危ねぇなバレたら危なかった」
実際にはスクルドは見ていた、その後尋問されたのは言うまでもない。
場面は変わって海。
クリートはドキドキしながら海に入った。
まだ足は着く。
だが次以降は着かなさそうだ。
「ノルン、ここで泳がない?」
「大丈夫です!魚見えたりしないかな」
「じゃあノルン、俺はここで見ておくよ」
「来ないのですか?まさかですが泳げない?」
「そ、そんなはずないじゃない」
「あ、そうですか」
クリートはずっとドキドキだ、心臓が破裂するくらいドキドキしている。
「貴様、少し着いてきて欲しい」
「なんだヴェル?」
クリートはヴェルに着いてきて欲しいと言われどこに行くのか見ると明らかに深いと思う所に向かっていった。
(まさかのジョーカー枠があいつかよー!)
心の中で思いっきりツッコミをかました。
だが現実は変わらない、このカナヅチ男最大の危機どう生き抜く!
ブックマーク、ポイント等気が向いたらでいいのでやって欲しいなぁ(/ω・\)チラチラ




