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これからのこと

 三村が泣き止んだ後、俺達はテーブルに座り今後の対策を立てた。

 有効な作戦を考える為それぞれスキルの確認をすることになり、4人で自分達のスキルを書き出していった結果俺達のスキルはこのようになった。




柴山 日向


見習い剣士L8


装備 聖剣


スキル 身体強化Lv6、初級火魔法Lv1、初級水魔法Lv1、敵探知Lv5 危険探知Lv2 中級剣術Lv6 精神異常耐性Lv8


特別スキル アイテムボックス 勇者 ヘルプ



 桜の救出に参加したり、コポルトと実際戦っていてjobやスキルのレベルが非常に高いものになっている。

 精神異常耐性のレベルが高いのは母親の死をのり超えたからだろう。

 聖剣を持ってることといい、相変わらずチートみたいな奴だな。



三村 悠里 


薬師L3


装備 なし


スキル 調合Lv2 素材鑑定Lv3 複製Lv1 精神異常耐性Lv2


特別スキル ヘルプ



 三村はスキル的に殆ど変わりはない。薬草を使って回復薬を作成したせいなのか、調合や素材鑑定のレベルが上がっている。

 精神異常耐性を取得したのはきっとコポルト戦の時だろう。レベルが低い理由は、精神によくないものは日向が見せなかったせいもありそうだ。




木内 桜


見習い槍使いLv4


装備 木製の槍


スキル 初級槍術Lv4 敵探知Lv1 身体強化Lv2 基本体術Lv1 精神異常耐性Lv2


特別スキル ヘルプ


固有スキル 戦姫



 桜のjobレベルが高いのはここに来るまで、日向と一緒にモンスターを倒したおかげだろう。特別スキルにヘルプを持ってる他、固有スキルで戦姫というものまである。

 桜本人も戦姫についてヘルプスキルに聞いたが、何も答えてくれなかったらしい。




山村 空


見習い銃士Lv2


装備 ハンドガン スナイパーライフル


スキル 狙撃Lv7、危険感知Lv2、気配遮断Lv3、身体強化Lv5 精神異常耐性Lv9 両手打ちLv4 鷹の目Lv3


特別スキル アイテムボックス


固有スキル 勇者の従者



 おかしい。jobのレベルよりスキルのレベルの方が高いってどういうことだよ。

 考えられる理由は昨日俺が直接倒したのがコポルトのみだったことに関係するんじゃないか?

 確かに昨日スケルトンを狙って銃を打っていたが、結局倒してないからな。だからこんなアンバランスなスキル構成になってるのだろう。




「空先輩、職業レベル低すぎじゃないですか?」


「しょうがないだろ? ろくにモンスターを倒してないんだから」



 こればかりは仕方がない。だって、2人が殆どモンスターを倒してしまうのだから、俺の出番なんてあるわけ無いだろ?

 それにどのモンスターも俺達のことに気づき、すぐ襲い掛かってきたのだ。

 長距離から気づかれないようにモンスターを倒す俺にはむいていない。



「それよりも、桜が持ってる戦姫ってスキルは何だよ。固有スキルみたいだけど?」


「それはあたしもわからないです。ヘルプさんも何も言ってくれませんし」


「しょうがないよ。そのうちきっと体感できる時が来るって」



 日向がフォローを入れているが、果たして戦姫のスキルを体感できる時が来るのだろうか。

 俺の勇者の従者ってスキルも全くわからないし、こればっかりはモンスターと戦って体感するしかない。



「そういえば、日向君の勇者ってスキル、固有スキルじゃないんだね」


「うん、特別スキルみたい」



 俺もそのことには驚いた。特別スキルってことは、他にも同じスキルを持つ奴がいるってことだろ?

 それともこのスキルを持つものは他にはいないのかな。これも謎だ。



「前から思ってましたけど、空先輩って器用貧乏ですよね」


「器用貧乏で悪かったな」


「可哀想な山村君」


「同情するな」



 三村と桜が俺のことを見て同時にため息を吐く。どうやら2人の中で俺の評価は散々なようであった。



「別にいいだろ? スキルのレベルはちゃんと上がってるんだから」


「それはいいことなんですかね」



 桜が再びため息を吐き、あきれたような視線を三村は俺に向ける。

 見てろよ。その内2人のことをあっと言わせてやるからな。



「うん、でもそれぞれのスキル構成もわかったし僕達の連携も深まりそうだね」


「そうだな」



 主に日向と桜が前衛で敵を倒し、俺が後衛で敵のけん制や排斥をして2人の支援。残った三村が3人の回復役だろう。

 それが1番効率がいい。桜が無茶をした時は、最悪俺が守ればいい話だ。別に難しいことは無い。



「それじゃあ行こう」


「行こうって、今からデパートに?」


「うん」



 時計を見ると現在は昼過ぎ。桜のjobを得る為の準備や説明。

 それにモンスターを倒しながら向かっていたせいで、少々時間を要してしまった。

 今から準備をして、ここを出たとして13時。デパートまでモンスターを倒しながら行ったとして14時過ぎ。

 帰りのことを考えても、十分陽が昇っている内に帰ってこれる。



「そうだな。デパートに行って帰るぐらいは出来るか」


「うん」


「だが、あそこから商店街までは時間がかかるぞ」



 確かにここからデパートまで歩いて20分ぐらいだが、そこから商店街までは30分以上はかかる。

 敵を倒しながら進むことを考えれば、もっと時間がかかる。いけてもデパートまでだ。



「うん、それはわかってるよ」


「デパートにいなかったら、どうするつもりだ?」


「その時は商店街に向かえばいいんじゃない?」


「俺はその案には反対だな」



 さすがに時間がかかり過ぎると思う。何かあったらじゃ遅いんだ。ここは慎重に行動したほうが無難なように思えた。



「ダメよ。その間にママに何かあったら‥‥‥‥」


「もし陽が落ちてしまったらどうするんだよ? 俺達はまだ、昨日のスケルトンに対しての対抗策すら見つけてないんだぞ」



 確かに三村の気持ちもわからなくは無い。ただ、夜になるとあのスケルトンが徘徊している。

 昨日は俺が日向の家の2階から銃を撃っていたから、何とか逃げられたのだ。だが、今回はそれが出来ない。

 夜にはあの面倒なスケルトンがうようよ出たとしよう。それに対して、俺達は何も有効な手立てが無いのに戦うつもりなのか?

 それこそ無駄死にしてしまう。



「空、大丈夫だよ。ちゃんと日が沈むまでにはここに戻ってこれるから」


「それは保証があって、言ってる事だよな?」



 日向のことだから、思いつきで話していてもおかしくは無い。

 確証が無いまま進んで、皆を危険にさらしたくない。



「ちゃんと僕が時間内に戻れるように案内する。それじゃあダメかな?」


「それは理由になってない」



 そんなしょぼんとした顔をしてもダメだぞ。

 ここは俺達が昔いた世界とは違うんだ。確かにRPGの様な世界だが、死んだら生き返らない。

 何か取り返しのつかないことが起こったら遅いんだぞ。



「もう、空先輩は少し頭が固いです」


「桜?」


「空先輩が慎重になる理由もわかります。だけどここに来るまで、思ったより時間を使わなかったじゃないですか」



 確かにそれは桜のいう通りだけど。



「商店街に行くも行かぬも、それはデパートについた時間で考えればいいんじゃないですか?」


「現場判断ってことね?」


「はい。ここで話し合ってることが無駄に思えます」


「それは‥‥‥」


「話してる暇があったら動きましょう。もしかしたら、こうしてる間も刻一刻と状況が悪化してるかもしれないんですから」



 珍しく桜は正論を言っている。いつの間にか俺の袖を使ってくいくいと引っ張ってるし。

 そんな暇があったら、出かける準備をしろと言っているようだった。



「空、桜ちゃんに1本取られたね」


「それは日向にも言えることだろ?」


「そうかも」



 何でそんな笑ってるんだよ。俺達揃って桜に説教されたのに。

 でも確かにこうしている時間がもったいない。そんな事をしてるなら、準備をしてさっさと向かうべきだな。



「それじゃあ、全員準備ができたら玄関に集合しよう」


「そしたら朝の組み合わせですね」


「桜?」


「日向先輩は悠里先輩と一緒に準備してください」



 それだけ言って、俺は桜に台所へと連れてかれ、食料がないかと探す。

 三村と日向は2人で2階へ向かうのだった。

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