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前職はトラック運転手でしたが今は神の代行者をやってます ~転生志願者を避けて自分が異世界転移し、神の代役を務める羽目になったトラック運転手の無双戦記~  作者: Ineji
第六章 センデニオ激闘編

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第六十七話 占領

 ダイゴ達ボーガベル軍がサシニアを占拠して十日が経った。


 グルボルカ王国滅亡後五十年以上エドラキム領だったサシニアは、占拠直後こそ大混乱に陥っていたが、その日のうちに進駐した第三兵団によって収束し、表面上は平静さを取り戻していた。


 カーンデリオや他の帝国領からの物資は途絶えてしまったが、代わりにカナレから大量の荷馬車が大量の食料などを運んできた。


 全てはモシャ商会を通して入念に地ならしをしておいたセイミアの功績であった。

 事前にサシニアの商工組合を掌握し、占領時に起きがちな食品雑貨の暴騰を抑え、平素と変わらぬ値段で売る様に各商店に触れを出した。


「そうは言ってもやはり歴史が古い街です。住民感情が好転するのは暫く先になるでしょうね」


 行政府の建物から賑わう市場を見ながらクフュラが言った。


「まぁカナレと同じだよ。市街整備にトーカー。市民にはボーガベルで良かったと思ってもらわないとな」


 クフュラが淹れたコーヒーを啜りながらダイゴが答える。


 実際、魔導回路を使った街灯、上水道、汚水浄化設備や念話型音声拡声ゴーレム『トーカー』を使った放送はカナレの人々に好評だった。


 ダイゴが意外に思ったのは、エルメリアが脚本を書いた『王家の悲恋』が大ヒットを飛ばした事だ。

 ストーリーはベタもベタ。

 一昔前の昼ドラさながらの物だがそれが民衆の心を掴んだらしい。

 文字通り放送が始まると街から人が消えるほどのブームになっている。


 それは海の向こうのオラシャントも同様で、何と舞台劇にしたいので脚本家アリメルエ・ルベガーボことエルメリアにぜひ監修して欲しいとの依頼が来たそうだ。


 エルメリア本人は甚く乗り気だったが流石に色々不味いのでダイゴは丁重にお断りした。



 市内警備の第三兵団の装備は帝国第十軍の物をそのまま使わせてある。

 これは他国に占領されたと言う緊張感を和らげるためだ。


「そういや、投降兵の扱いはどうするんだっけ?」


「それはレノクロマに任せてありますわ。ルキュファが指導に当たるそうです」


 すぐさまセイミアが答える。


「ルキュファ? ああ、あの子か……」


 ダイゴがちょっと難しい顔をしながら言う。


「ま・た、呼びましょうか?」


 少し意地悪そうにセイミアが聞いた。


「あー、いいよ。流石にレノクロマに悪いじゃん」


 バツが悪そうに手を振るダイゴを見てクフュラとセイミアは含みのある笑みを浮かべた。



 サシニアの軍駐屯地の練兵場には投降した帝国第四軍の兵士が集められていた。

 周囲を旧第十軍であるボーガベル第三兵団の兵達が囲んでいる。


 第四軍の兵士達は皆一様に不安の色を隠せないでいる。


「なぁ……俺達やっぱ処刑されるんじゃないのか」


「まさか……ボーガベルは投降者には寛大だって聞いたぜ。現に第十軍の連中がああやって正規兵になってるんだから」


「でもよ、問題はその十軍だ。散々馬鹿にしてきた連中だからな……」


 レノクロマの元に集められた第十軍の面々は皆はみ出し者や軍を落伍した者等で構成されている。


 割り当てられた本来は傭兵がやるような仕事を指して、他の帝国兵はドブさらいだのドブネズミだの公然と嘲笑い、馬鹿にしてきた。


 だが今は自分達は敗残した投降兵であり、第十軍は正規兵である。


 腹いせに処刑されてもおかしくない。

 立場が逆なら自分達はそうするだろう。


 第四軍の兵達の背筋には死の予感とも言える冷たい汗が流れた。


 礼台の上にレノクロマが立った。


「ボーガベル第三兵団が将、レノクロマだ。まず始めに言っておく。諸君等の生命は保証する。我々ボーガベル軍は無益な虐殺や処刑を好まない」


 その言葉を聞いて兵士たちは一様に安堵した。


「諸君らはこのまま我々第三兵団に組み込まれる事となった。元第十軍に組み込まれると聞いて不服に思う者もいるだろう。もし意に添わないと思うなら直ちにサシニアを離れて貰って構わない。だが、脱走兵や投降兵の帝国での扱いがどう言った物かは諸君らは十二分に知っているだろう。以上だ」


 そう言ってレノクロマは壇を降りた。

 だが、抜け出す兵士は皆無だった。

 帝国では脱走兵や投降兵は拷問に等しい尋問の後処刑される。

 命が惜しくて逃げ出して来た彼等が今更選択するはずが無かった。


「だからってドブさらいの元で働けってか……」


 処刑の恐れが無くなり気が緩んだのか、兵士の一人がボツリと言った。


 元々彼等第四軍は帝国軍ではエリート部隊だった。

 泥臭い戦闘は第六軍以下に任せ、専ら占領後の治安維持活動や帝都周辺の警備をする程度だった。


 第十軍を始め下位軍団が悉くボーガベルに敗れたお陰で自分達が戦場に赴く仕儀になった挙げ句にこのざまである。

 その上で何故第十軍の下に付かねばならないのか。


 そんな考えを持つ者が当然のように出てきた。


 続いて壇上に上がったのはルキュファだった。


「いいかぁ! お前ら!」


 ルキュファの鞭のような声が拡声魔導回路を通して全兵士を引っ叩いた。


「オレはお前達の性根を叩き直すために指導担当を拝命したルキュファだ。オレの役目はお前達の身体に染みついた選軍思想という垢をこそげ落とすことだ」


「ちっ、あんな小娘が? 冗談じゃねぇぞ」


 さっきの兵士がまたボソリと悪態をついた。


「そこの! 聞こえたぞ。意見があるなら呟いでないで言って見ろ」


 兵士はヤレヤレと言った顔をしたが、わざとらしく直立すると、


「自分は第四軍で既に完璧な訓練を受けており、今更第十軍の方の御指導を受ける必要は全くありません!」


 そう大声で返した。

 兵士達のかなりの人数が同意するかのようにニマリと笑った。


「そうか、ではその完璧な訓練を受けた軍人の力を見せて貰おうか。これから模擬戦を行い貴様達が勝てば指導は免除してやろう」


 一斉にどよめきの声が起こる。


「五人腕に覚えのある奴は出て来い。オレと仕合って一発でも打ち込めれば指導免除、そいつにはオレから大銀貨一枚出してやる」


 兵達が色めき立った。

 悪態をついた兵士を含め五人が即座に名乗りを上げた。

 いずれも兵士たちの間では腕に定評のある者ばかりだ。


「ガナド・ゴイホ、参る!」


 悪態を付いた男ガナドがニヤけながら木剣を振りかぶった。


 ゴギン!


 即座にルキュファの木剣が斬り上げ、ガナドはコマのように回って倒れた。


「次はどいつだ?」


 斬り上げた体勢のままルキュファが言った。

 ガナドは白目を剥いて失神している。


 将来の指揮官と目されていたガナドが呆気なく敗れたのを目の当たりにし、残りの四人は既に戦意を失っていた。





 広大な練兵場を二千人の兵士が走り回っている。


「おらーっ、そのくらいで音を上げてんじゃねぇぞぉ!」


 拡声魔導回路で叱咤するルキュファの声が響いた。


「全く初っ端からやり過ぎじゃないの? 第四軍の兵士であなたに勝てる奴なんている訳無いじゃん」


 テネアが咎めるように言った。

 ルキュファ自身、カナレの戦いの後、メアリアにしごかれたせいで技量はかなり高くなっていた。


「ああん、あんな腑抜けたんじゃ第三兵団には入れられんぜ」


「レノクロマ様は程々にって言ってたじゃないの」


「いや、だけどよ、ダイゴ様は最初が肝心だからビシビシ鍛えても良いって仰ってたし……」


「仰ってた?」


「な、なんだよ……」


「あなた最近一寸変じゃ無い?」


「な、何がだよ……」


「最近ヤケにダイゴ様の肩持つじゃ無い。丁度、海に行った辺りから……」


「き、気のせいだろ……気の……」


「あなたあの晩帰ってこなかったけどまさかダイゴ様と……」


「や、やってない! オレは何もやってない!」


「じゃあどうして帰ってこなかったか聞かせてもらいましょうか?」


「そ、それは……」


 そこへヘロヘロになりながらガナドが戻ってきた。


「ル、ルキュファ様……に、二十周お、終わりました……」


「あと二十周」


「ええーっ!」


「早く行け! 追加すんぞ!」


「は、はいぃ!」


 ガナド達は絶望的な顔で再び走り始めた。


「あの晩、ルファって侍女に駆り出されたじゃないか」


「そうだったわね、私は花火の準備でシェアリア様に付いていったけど」


「で、暫くは給仕の手伝いとか皿洗いとかしてたんだ」


「へぇ、あなた良くおとなしくやってたわね」


「あそこにいたラデンナーヤって侍女長が怖ぇんだ。それで……」


「へぇ……」


 子供の頃からのルキュファを知ってるテネアは驚いた。

 貧民街出身のルキュファは暴れっぷりも有名で、老若男女問わず怖いものなど無かった。


「で、何処かで呼ばれた気がしたんで行ってみたら例の空飛ぶ船だったんだよ」


「ああ、アジュナ・ボーガベルね」


「そこで風呂ってのに入って着替えてって言われて」


「へ? 何で?」


「いや、てっきり沐浴場で汗を流すのかと思ったんだけど、それが凄かったんだ。船の中にでっかい池があって全部湯なんだよ」


「そう言えば最近カナレに公衆浴場ってのを作ってるけどそれかしら」


「多分な。で、湯は気持ち良いし、石鹸は使い放題だし」


「石鹸!? あの王族しか使えないってあの石鹸!?」


「ああ、そこには樽一杯にあって使い放題なんだ」


「いいなぁ、私も入りたいわぁ」


「で、風呂から上がって着替えて連れて行かれたのが、ダイゴ様の寝室だったんだ」


「へ? それってまさか……」


「ああ、誰かがあのルファって侍女とオレを間違えて呼んだらしいんだ」


「はぁ、ボーガベルにも粗忽者がいるのね、で、やられちゃったと」


「ち、違うって! なんて言うかその、そこで起こった事を見て……なんだ……」


「あなた……まさか……」


 テネアがゴクリと喉を鳴らした。


「は……鼻血吹いちまったんだ……」


 赤面し、下を向いたルキュファがポツリと言った。


「はあああ? 何それ!? 子供!? 子供なの? いえ、今時子供でも鼻血なんか吹かないわよ!?」


「しょ、しょうがないじゃないか! あ、あんな光景……その……」


 ルキュファはその時の光景を思い出して更に真っ赤になった。


「まぁいいわ、それで?」


「ぶっ倒れた俺はダイゴ様たちに介抱されて、別室で寝かされて次の日送ってもらったんだよ」


「はああああああ、期待して損したわ」


「な、何の期待だよ!」


「勿論あなたが手籠めにされてれば心置きなくレノクロマ様に懸想出来るって」


「それは残念だったな。ちゃんとダイゴ様にはオレはレノクロマ様一筋って言ったから」


 実際は鼻血を吹いてぶっ倒れ、ダイゴに抱きかかえられた時に、


『あ……お、オレ……は、はじ……』


 動転して思わずそう口走ってしまった。

 それを聞いたダイゴが、


『あー、お前確かレノクロマ好きなんだろ? 分かってる分かってる』


 そう言われてそのまま隣の侍女控室で寝かされていたのだが。


「まぁ良いわ。信じてあげるわ」


 テネアにはその辺の事情は何となく察しがついた。


「オラー! ちんたら走ってると追加するぞ!」


 照れ隠しの様に声を張り上げるルキュファ。


 ガナド達旧第四軍の受難は始まったばかりだった。







 その頃、ボーガベル王国カイゼワラ州。


 その大森林の中にある広場に俺と眷属達はいた。

 さっきまでは占領したばかりのサシニアにいたのだが、魔導輸送船団到着の報を受けて転送してきた。


「お、来たな」


 上空に魔導輸送船が四隻制止し、一隻が下降して着底した。

 格納庫の扉が開くと見知った森人族が顔を見せた。


 ヴギルに拉致された、レノリ達三人だ。


「ダイゴ様、お出迎えありがとうございます。予定通りアルボラスの民三千七百十三名を連れて参りました」


 すっかり拉致された心の傷も癒えたのか、凜とした表情でレノリは言った。


「ご苦労だった。早速入国手続きと居住に関する説明を受けさせてやってくれ」


 俺に代わって隣のセネリが言った。


 魔導輸送船からは続々とアルボラスの難民達が降りてくる。


 大半は老人で殆どが女性ばかりだ。

 皆一様に疲労の色が濃い。


「デドルの猛攻で男は老人も子供も剣を取って立ち向かったからな……」


 セネリが悲しそうに言った。


 侍女達の案内で元気な者は入国受付の、傷病者はエルメリアやシェアリア達の待つ救護所へ向かって行く。

 その一人一人にセネリが声を掛けている。


『そう言えばヴギルに捕まっていた他の部族の娘は?』


『暫くはここで預かる事にした。ご主人様ならそうするだろ?』


 合間に念話を送るとそう返事が返ってきた。

 セネリ達アルボラスの民は鬼人族によって国を追われた時、他の森人族は彼女達を受け入れようとしなかったそうだ。

 多分セネリは俺の眷属にならなくてもそうはしなかったろう。


「ご主人様~」


 不意に声が上がると何か柔らかい物が顔に押しつけられた。


「ぷおう、メルシャか」


 メルシャに思いっきり抱擁されていた。


「メルシャか~じゃ無いです~寂しくて死にそうでした~死なないですけど~」


「で、どうだったよ。里帰り」


 メルシャはレノリ達の引率を兼ねて故郷オラシャントに行っていた。

 向こうで建造させていた冷凍冷蔵倉庫が本格稼働したので、検査を兼ねて里帰りしていたのだ。


「それはもう~、むこうの冷凍冷蔵倉庫も稼働はバッチリ。父上殿は目を丸くしたまんま魔導冷房機を付けた部屋に引きこもってかき氷食べ過ぎて腹壊してますわ~」


「そりゃマズくないか?」


「いえいえ~、もうこうなったらウチのいいなりも同然ですわ~」


 メルシャはにしし~と愛嬌のある顔で笑った。


 確かに魔導輸送船を始めとしてボーガベルの、と言うよりは俺の魔導技術の多大な恩恵を受けている今のオラシャントは最早それ抜きでは成立しない有様だ。


「まぁそれは予定通りなので良いんですけど~、今回はこれを持ってきたかったんですわ~」


 さらりと空恐ろしい事を言いながらメルシャは金色に輝く直径一メルテ程の円盤状の物を二つ取り出した。

 ちょっと見には盾のようにも見える。


「それは?」


「むふふ~、これの親ですわ~」


 そう言ってメルシャは腕輪を指した。

 メルシャの腕輪は鞭状や剣に変化する隠し武器だ。


「それって親子だったのか」


「はい~、メルクヮマヴァルと言って我が王家に代々伝わる神器です~、父上殿は喜んで渡してくれました~」


「嘘つけ、どうせ魔導冷房機で脅したんだろ」


「むふふふふ~」


「ちょっと実演してよ」


「いいですよ~」


 そう言うや盾が一瞬で解け、鞭状に変化する。


「握りの部分の輪で操ると……」


 次の瞬間には長剣に変化した。


「おお~デカいだけあって迫力あるなぁ」


「むふふ~、兄弟姉妹の中でこれを扱えるのは私だけです~」


 再び円盤状に戻してメルシャは胸を張った。


「まぁ流石にメルシャにまで戦場に出てもらうつもりは無いんだけどな」


「そうは言ってもこの先何があるか判りませんよ~、備えあれば何とやらです~」


「ご主人様、ちょっといいか?」


 メルシャが左右の円盤をカカンと打ち鳴らして得意そうにしていると、セネリが声を掛けて来た。


「どうした?」


「アルボラスの長老が礼を言いたいと……」


 そう言うと、高齢の森人族がしっかりとした足取りで近づいてきた。

 その外観はいかにも長老で、あ、これは大ババ様とか呼ばれてそうだ、などと思っていると、


「そなたが、ダイゴ様ですか。我々アルボラスの民に安住の地を与えてくださり、感謝の念が堪えませぬ」


 そう言って俺の手を握った。

 皺だらけだが力の籠った手だ。


「全てはこのセネリの労の賜物です。近い将来皆さんの故郷アルボラスも必ず奪還致します。それまでは心置きなくこの地にお留まり下さい」


「ああ、ありがとうございます……セネリや……良い人に巡り合えたようじゃな」


「はい……」


 仮称大ババ様に言われて照れるセネリ。


 仮称大ババ様が立ち去ると、


「アルボラスに限らず森人族のご老体達は滅多に感謝の言葉を口にはしないんだ」


 少し誇らしげにセネリが言った。


「まぁ、当然の事をしてるだけだけどな」


「それをやってのけるのがご主人様のご主人様たる所以だ」


「そうなのか?」


「私だってご主人様の徳を感じたから仕える気になったのだ。決して……その……」


「いや、そこで息荒くすんなよ。台無しだぞ」


「え……そ、そんなことは……」


「まぁ、それはまた夜にじっくり話し合おう、取り敢えず皆を落ち着かせるのが先だぞ」


「わ、わかった。か、必ずだぞ!」


 そう言ってセネリはアルボラスの民の方に走っていった。

 全く何が必ずなんだろか。


「ご主人様~私も寂しかったんですよ~」


 メルシャが袖を引っ張って言った。


「わーかってるって、荷物の降ろしの方は良いのか?」


「む~、期待してますよ~」


 そう言ってメルシャは魔導輸送船の方へ言った。


「全く、こんな身体じゃ無きゃ乾涸びて死んでたな」


 そういや帝国皇帝バロテルヤも後宮というハーレムに側妾が百人以上いて、毎晩十人は相手にしてるらしい。


「まさか……ねぇ」


 ちょっと不穏な考えを頭に巡らせた俺だが、


「……ご主人様、そろそろ行く?」


 今度はシェアリアから声が掛かり、次の視察場所へ転送を開始した。


 まだまだのんびりは出来そうもないな。

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