第百二話 神嘗の儀
ガラフデとムルタブスの国境線にあるカラン高原。
赤い月が照らす草原には様々な姿のムルタブス兵や茶猪族の死体が横たわっていた。
首を刎ねられた者、真っ二つにされた者、黒こげの者、何かに踏み潰された者。
野獣や虫に食い荒らされた死体もあり、既に腐臭が辺りを覆っていた。
ガシャン
ガシャン
ガシャン
丁度月が雲に隠れた頃。
常人なら耐え難い腐臭に近寄る者もいないこの高原に巨大な影が蠢いている。
影は数多の屍を踏み越えながら奇怪な音を立てて蠢き続け、小高い丘に辿り着く。
その姿を見てそれまで死体を喰い漁っていた魔獣達が一斉に目を紅く光らせ唸りをあげた。
すると影から汽笛のような音が鳴り響いた。
ボォォォォォォォッ
「ギャッ!」
途端、魔獣達はその場でのたうち回り、白目を剥いて斃れていく。
屍肉を貪っていたモノ達は小虫に至るまでその動きを止めた。
静寂に包まれた大地に影から紫の光が放たれ、辺り一面が紫に彩られた。
すると一斉に高原全体がざわめき始めた。
決して風や草木のざわめきではない。
鎧の擦れる音、呻き声。
それまで無かった生有る者の気配が広がっていく。
「あ……が……あああ……」
「お……お……お……」
大地に無残に横たわっていた者達が一斉に動き始めた。
首は繋がり、傷は塞がり、焦げていた部分、粉々になった者ですら元の人の形になっていく。
「あ……ああ……」
「うああ……ああ……」
呻く兵達にやがてその影から歌うような透き通った声が響いた。
『ムルタブス兵の皆さん、あなた方は我が神の慈悲の御心によって再びこの世に蘇る事が出来ました』
「あああ……ああ……」
「おおお……ごおおお……」
『我が神はもはやこの東大陸の民の無用な死を望みません。あなた方が再び生を得た事に神に感謝するのならば、これからの新たな生を我が神、ボーガベル皇帝ダイゴ様の為に捧げてください』
「あ……あ……か……み……ダ……イ……」
「おお……か、か……み……ダイ……ゴ……」
復活したばかりで呂律も回らずに亡者のように手を挙げて呻く兵達。
『さぁ、行きなさい。故郷ムルタブスに戻り我が神の為の新たな礎となるのです』
紫の光が消えると、蘇った兵達はヨロヨロとムルタブスの方へ歩き出した。
やがて高原には聖魔兵の残骸と茶猪族や魔獣達の死体だけが残され、影は再び奇怪な音を立ててガラフデの方に蠢いていった。
ムルタブス神皇国皇都セスオワ。
中央大神殿の前にある広場は長さ一キルレ、幅三百メルテと日本の皇居外苑を一回り大きくしたような広さを誇る。
早朝からその広場は今日執り行われる『神嘗の儀』の為に多数の人々が準備に追われている。
『神嘗の儀』とはムルタブス神皇国の国主である神皇の継承の儀式の事だ。
それまでの神皇が崩御すると、予め神託によって選ばれた新神皇が即位する。
その際にそれまで新皇の周りにあって仕えてきた者達が死後も供をすると言う事で殉死をする事がある。
ムルタブスでは栄誉ある死と湛えられるこの役に、今回カナル・セスト卿やジャランチ・パルモ卿らが賜る事が発布された。
前神皇アラルメイルの葬儀とカナル・セスト達の殉死、そしてその禊を済ませた新神皇アマドの即位。
それが今回の『神嘗の儀』であった。
広場の奥、中央神殿正門前には巨大な祭壇が急ピッチで建てられ、厳かな飾りつけの真っ最中だ。
祭壇は高さが二十メルテは有ろうかという巨大な物で、アマド・ファギ達保守派は本来表には出せない筈の奴隷を総動員して作り上げた。
綺麗に掃き清められてる最中の広場から少し離れた幕に覆われたがれ地に奴隷たちが押し込まれていた。
「ゲフォっ、げふぇおっ」
木を組んだだけの粗末な小屋の隅で寝ていた若い男が咳き込んでいる。
「おい、大丈夫かオメぇ」
あまりの咳き込み具合に見かねた中年男が声を掛ける。
「う……ゴフォッ……ダイ……ジョブ」
「なんだ? おめぇ言葉が……」
「ああ、そいつは言葉が上手くしゃべれねぇんだ」
「はぁ、若いのになぁ……ほれ、水だぁ」
そう言って中年男は木の椀に掬った濁り気味の水を渡す。
「アリ……アリガト……」
震える手で椀を受け取った若い男はこぼさないように懸命に飲む。
どうにか飲み干すと少し落ち着いたのかまた寝入ってしまった。
「しっかしよう、魔石に模様彫る仕事をやらされてたと思ぇば今度は祭壇造りってなぁ……」
「全くだ。奴隷遣いの荒い連中だべ」
「まぁ奴隷だから仕方ねぇべな」
「ちらと聞いたんだが、何でもボーガベルとの戦争にボロ負けしたらしいべ」
「はぁん、すんげーなそのボーガベルって」
「ああ、なんでも皇帝の……なんつったかな、デ、デイゴだっけ?」
「さぁなあ、その皇帝がどうしたって?」
「そいつが突如現れた途端、辺境の貧乏国だったボーガベルがアッちゅう間に列強を滅ぼしちまった。そしてとうとうムルタブスと戦争おっぱじめたらしい」
「はぁ、おっかねぇ奴なんだな、そのデェグオって」
「でもよ、ボーガベルは奴隷の扱いが良いらしいって話だ」
今のボーガベルは廃止こそされないものの、ダイゴの意向により奴隷の権利は大幅に引き上げられ、所有者には人頭税を始め、管理義務が課せられている。
違反をすると奴隷は没収の上、重い罰金が課せられる。
その為奴隷の待遇は大幅に改善し、その噂は商人などを経てムルタブスにも伝わっていた。
「そ、それじゃもしかしたら……」
奴隷の顔が期待ににわかに綻ぶ。
その時、
「おい! 資材の片付けにいくぞ!」
外から奴隷頭の声が響いた。
「へいへーい、て、おめぇは寝てろや」
中年男たちは具合の悪い男を残し、外へ出て行った。
「うむ」
中央大神殿の尖塔の一つで巨大かつ荘厳な祭壇を見下ろしながら、アマド・ファギ大神官は満足そうに頷いた。
「儂の即位に実に相応しいな」
既にアマドの頭の中には自分の即位の事しか頭にない。
「当日は神聖騎士団の他に先日の戦いに間に合わなかった聖魔兵二百を配置し、万全の態勢を敷きます」
脇に立つウビル騎士団長が直立不動の姿勢で言った。
「当然だ。これ以上の失態は許されぬぞ」
「ははっ、肝に銘じております」
「各地のラモ教徒への檄文はどうなっておる」
「はっ、万事抜かりはございませぬ」
アマドは攪乱を目的として東大陸各地のラモ教徒へ向けアラルメイル神皇が崩御したのは邪悪な皇帝ダイゴの奸計によってであり、直ちに起って新帝国を誅すべしとの檄文を密偵に持たせて各地に放っていた。
「今は時を稼ぎ、聖魔兵の改良増産に注力し、いずれはガラフデを皮切りに東大陸をわが手に納めて見せるわ」
「大神官様、そろそろ御召し物を……」
「うむ」
司祭の言葉に頷くとアマドは塔を降りていく。
その様子を偵察型擬似生物を通してアジュナ・ボーガベルから見ていたダイゴが椅子から立ち上がる。
「さて、こちらも作戦開始だ。行ってくる」
「ご武運を」
そう言ってエルメリアが唇を優しく押し付ける。
「所で、あの筋書でいいんか? いまいち良く分からんかったが」
「あれで、ばっちりでございますわ。ご主人様はあの通りに行動して頂くだけで、後世千年は名声が轟く事間違いございませんわ」
「うーん、まぁいいけどさ」
そう言いながらダイゴは転送して消えた。
『ニャン子さん、ご主人様がそちらに向かいました。手筈通りにお願いしますよ』
『了解……にゃ』
すぐにニャン子から返事の念が送られてくる。
ドーン、ドーン、ドーン
太鼓の音が響く。
中央大神殿に安置されていたアラルメイル神皇猊下の棺が、大勢の司祭に担がれ、ゆっくりと進んでいく。
その後を杭に縛られたカナル・セスト達を乗せた荷車が続く。
心神喪失状態のギョリ・クペル卿以外は首に沈黙の首輪を嵌められていた。
そしてその後を多くの司祭達が続き、ペルド・ファギ等五人の保守派の神官の乗る馬車、そして最後尾を四頭立ての馬車に乗ったアマド・ファギが続く。
アマド・ファギは神皇のみ纏う事が許される紫の法服姿だ。
沈痛な面持ちを作っていても口元が歪むのを止める事は出来ない。
くっくっく……とうとうここまで、ここまで上り詰めたわ……。
カナルよ、口惜しいか? 悲しいか……?
全ては我が妹を奪った貴様のせいだ……。
たっぷりと悔いて死ぬが良い……。
アマドがチラとカナルの方を見た。
「?」
あれだけ絶望に憔悴していたカナルの顔つきが変わっていた。
何だ……いや、死を前にしての無駄な足掻きか……。
最早この状況下でカナル達を救う手立てなどあろう筈が無い。
周囲には物見が厳重にボーガベル軍の接近を見張っているが異変の報せは無い。
考えすぎか……。
アマドには流石にダイゴもいきなり皇都を強襲するとは考えられなかった。
葬列の周囲は完全武装の神聖騎士団が蟻も通さぬ完璧な守備を敷いており、近づく物は誰であろうと即座に殺すよう命じてある。
仮に後日ボーガベル軍が来れば西のソロンテにて捲土重来を期すだけだ……。
西大陸にあるソロンテ神皇国は他のレゴ・ファルフェーリやマルオラなどに比べ交流が多く、唯一受け入れの内諾を得た国だった。
祭壇に棺が安置され、その脇に停められたカナル達を乗せた荷馬車に藁が敷かれ、油が撒かれた。
カナル以外の神官達は恐怖で必死に何かを訴えようとするが、沈黙の首輪のせいで声にならない。
ただ、カナルだけがキッとアマドを見据えていた。
祭壇の棺の奥には大きなアラルメイルの肖像画が飾られ、その更に上には二回りは巨大なアマドの肖像画が全てを見下ろすかの如く掲げられている。
その前に設えた演台にアマドが立つと左右に大きなラッパ状の拡声器が置かれる。
祭壇を背に、居並ぶ司祭や神聖騎士をたっぷりと睥睨し、これから掴む権力を噛みしめた後、口を開いた。
「敬虔なるムルタブス神皇国の民よ、我々を常に慈しみ、導いて下さったアラルメイル神皇猊下は不幸にも卑劣な新帝国を名乗る非道の者奸計によって、命を落とされた……」
神妙かつ訥々とアマドの送辞は続く。
「……よって私、アマド・ファギはアラルメイル神皇猊下よりの内示を受け、ここに次代神皇に即位するものとする!」
「この神の御意志に異議の有る者は名乗り出るが良い! 私は躊躇うこと無く胸襟を開いて異を聞こうでは無いか」
アマドは大きく手を広げて言った。
『異議あり』
突如響いた大音声に広場の民衆がざわめいた。
「ぬうっ!」
アマドにとって聞き覚えのある、いや忘れようにも忘れられない声が広場のみならずセスオワ全域に響き渡った。
『神はお前のような奴を神皇にするなどとひとっことも言ってないぞ』
「ど、何処だ!何処にいる!」
ドオオオン!
突如祭壇頭頂部のアマドの肖像画が煙を噴いて粉微塵に吹き飛んだ。
「なぁっ!」
会場のアマドやウビル騎士団長、神聖騎士や一般市民が唖然として見た先、肖像画があった場所の煙が晴れてくると男が立っているのが見えた。
軍服のようないで立ちに黒いサングラスのような黒眼鏡を掛け、拳を握って首を斜めに向けている。
「き、貴様!」
アマドの声にも男は動かない。
聴衆もざわつき始めた。
だが男はそれでも動かない。
『おい』
その当人、ダイゴが遠く離れたアジュナ・ボーガベルのエルメリアに念を送った。
『ご主人様、もう少しじっとしていてくださいな。さすがご主人様ですわ、フゥッ! アオッ! ポゥッ! ですわ』
エルメリアが感極まった挙げ句謎の奇声を交えた念を返してきた。
『……お前、これどう見てもパクリだろ?』
『そ、そんな事ありませんわ、りすぺくとですわ、おまーじゅですわ』
『あのねぇ、そういうのをパクリって言うんだよ』
前回、カーンデリオでのグダグダを見たエルメリアが自分からプロデュースを申し出て任せた結果がこれだった。
どうみてもマイコーじゃねぇか……。
参考にしたいとイベントやライブ映像を熱心に見ていたがまさか何の捻りも無くそのまま持ってくるとは……。
これが元の世界ならネットで速攻炎上案件だったぜ……。
「おい! いい加減何か言わんか!」
内心呆れかえっていてもなお律儀に微動だにしないダイゴに業を煮やしたアマドが叫んだ。
「やかましい!」
黒眼鏡を外して漸くダイゴが叫んだ。
「アラルメイル神皇猊下をそこに括りつけられているギョリ・クペル卿を使って殺害したのはアマド・ファギ。アンタだろうが。それをカナル卿や俺のせいにするとは随分と酷い話だな」
「な? 馬鹿な、何を証拠にその様な世迷い言を!」
「胸襟を開いてなんて殊勝な事言ってたがやっぱ往生際が悪いな。そんじゃスペシャルゲストの登場だ」
ダイゴがそう言って指を鳴らすと今度は下のアラルメイルの肖像画が吹き飛び、紫の法服を身に纏ったアラルメイル神皇が現れた。
勿論アラルメイルはポーズなど取っていないが、若干日焼けしたその面持ちは悲しみに沈んでいた。
「んなああああああああ!?」
余りの予期せぬ出来事にアマドは驚愕の声を上げる。
予期せぬ展開を見守っていた市民達もざわめいている。
「アマドよ……」
アラルメイルが口を重々しく開く。
「この痴れ者が……恥を知るがよい」
静かに言った言葉は拡声魔導回路を通してセスオワ中に響き渡り、人々の心に染みていく。
この一言だけでアマドの罪は明確になったも同然だった。
「そ、そんな……神皇猊下は確かに……」
そう言ってハッとしたウビル騎士団長がアラルメイルの納められた棺に駆け寄り、蓋を開ける。
確かにそこにはアラルメイルの遺骸が横たわっていた。
だが、突如グニャリと身体が崩れると、青い粘液に変質して棺の隙間から流れ出ていく。
瞬く間に棺はもぬけの殻になった。
「な、何だ……どう言うことだ」
その様を見たアマドが狼狽えた声を上げる。
「お前らが殺したと思ってた神皇猊下は最初っから偽者だったって事よ。古典的な仕掛けだが、まぁ効果は十分だったな」
「お、お、おのれぇええええ!」
「さぁどうする? アマド・ファギ自称新神皇猊下。まだ切れるシラがあるか?」
「偽物だ! あそこにいるのは神皇猊下の真っ赤な偽物だ! あの不敬な者達諸共誅殺せよ!」
神聖騎士たちが儀礼用の装飾布を脱ぎ捨てる。
「んだよ、捻りも何もねぇな」
残念そうにそう言ったダイゴは広場中央に転送した。
同時にアラルメイルの脇から現れたワン子とニャン子がカナル・セスト達の拘束を解き始める。
「猊下! ご無事で……」
沈黙の首輪を外されたカナルがアラルメイルの元に駆け寄った。
「うむ、卿達には辛い思いをさせた。済まなかった」
「いえ、猊下の御為なら我ら、何と言う事はありません」
涙を流すカナルの肩に手を置くとアラルメイルはダイゴの方を見た。
「後はダイゴ帝と卿の娘に任せよう。ムルタブス、ラモ教、そして聖魔法には試練の時が訪れるだろうが、しかと見るのだ」
「ウルマイヤが?」
アラルメイルの言葉の意味を計りかねたカナル達もダイゴの方を見る。
そのダイゴは神聖騎士、その向こうのアマド・ファギを見ていた。
「アマド様、ここは我々神聖騎士団にお任せを、先だっての汚名を注いで見せます」
「う、うむ。見事にあの痴れ者の首を取ってみせい」
「はっ! 神聖騎士団展開せよ!」
号令の下神聖騎士が広がっていく。
「ふうん」
頬を掻きながらダイゴはその様子を眺めている。
「馬鹿が! 神聖騎士団二千を相手に一人で戦おうというのか?」
「あん? お前らみたいな雑魚、俺が相手にするわけ無いじゃん」
「な、何い!?」
一瞬ダイゴの姿が消え、再び何者かを伴って現れる。
「貴方方のお相手は私が務めさせて頂きます」
一緒に現れたのはウルマイヤだった。
それまでのムルタブスの法服では無く、白と赤の日本の神道の巫女服にも似た服を身に纏っている。
「ウ、ウルマイヤ! 貴様!」
「じゃぁウルマイヤ、ここは任せたぞ」
「畏まりました、ご主人様」
恭しく頭を下げるウルマイヤを残しダイゴは転送して消えた。
「な! 逃げるか!」
「我が主は逃げたのではありません。私がお願いして退いていただいたのです」
「ウルマイヤ……貴様……」
「ウビル騎士団長、それに神聖騎士団の騎士の皆さん、お願いです。どうか剣を収めては頂けないでしょうか」
「はっ、何やら仰々しく出てきたと思えば命乞いか」
ウビルの気の抜けたような口調に神聖騎士たちの間からも失笑が漏れる。
ウルマイヤは静かに首を振った。
「違います。我が神は今貴方がたが剣を収めればお許しになられます。ですからどうか無用な殺生は……」
「ふざけるな! ここまでのことを仕出かした貴様等を討たんで何とするか! ええい、構わん! 身包み剥いで首を晒してしまえ!」
騎士達が次々と抜剣する。
凶悪な敵意がウルマイヤに集中していった。
「そうですか……」
ウルマイヤがため息をついた。
「神の慈悲を無下にする愚かな者達よ、この神の代行者の奴隷姫ウルマイヤが我が神に代わって天罰を下して差し上げましょう」
そう言うやウルマイヤは懐から飾りの付いた紫の魔石を出した。
「降臨せよ……『機甲聖堂レミュクーン』」
それまでの歌うような声では無く、地の底から魂を引き摺るような声を上げるウルマイヤの頭上に巨大な紫の魔方陣が展開された。
「!」
ウビル達神聖騎士達が唖然として見るその魔法陣から絞り出されるように異形の物体が姿を現し始めた。





