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ガチャ882回目:懐かしの敵

★次回攻略先ダンジョンのアンケートを開始しました!★

★5日経過しましたが、未だに票割れは五分五分です!★

★奮ってご参加ください!★

https://x.com/hiyuu_niyna/status/1922482164387455485

【レベルアップ】

【レベルが160から161に上昇しました】


 特に苦労することなく大型蠍を撃破する。

 これでまた『弱体化』の余剰分を作ることができるな。まあ今のところ、作ったところでばら撒く相手がいないんだが。相手がいないスキルより、まだ使い勝手の良いスキルを作って強化機で強くできればと思ったんだが、まさか『スキル生成』で作った奴は『弱体化』だけでなく他のスキルも強化できないなんてな。

 まあ『伝授の宝珠』でコピーしたスキルも同様に強化できなかったし、そういう物なのかも。今のところ、強化できるのはダンジョン経由……つまりは直接ドロップや宝箱で入手した場合と、『完全コピーのオーブ』でコピーした場合だけか。そうホイホイと抜け道は利用できないってことか……。

 ちょっと残念だが、まあ仕方がないか。


『マスター、すぐに『弱体化』作っちゃう?』

「いや、良い感じのレベルのモンスターが出るまでは、このままでいいかな。低レベルボーナスは活用したいし」

『では、次はゴーレムですね?』

『ゴ? ゴゴ?』

「ああ。早速拝んでやるか」

『ポポ!』


 そうしてマップの角付近に設置された、謎の柱が見える距離までやって来た。あの柱、エンリル経由で覗いた時も思ったが、何の素材で作られているか見当もつかんな。見てくれは古代エジプト文明のオベリスクに酷似しているが、砂でも土でも石でもない。かといって鉱物で作られている感じもしない。正直、あの柱はグングニルを使っても破壊できるか怪しいところだ。甘く見積もっても五分五分といったところか。

 まあそれはさておき。


「エンリル」

『ポ』


 エンリルが翼をはためかせると、柱に向けて一直線につむじが巻き起こる。そして土砂が掘り起こされ、いくつものコアが露出。それに伴って連中は周囲の土砂をかき集めて、よく見かけるゴーレムの姿へと変貌した。


*****

名前:アーマーストーンゴーレム

レベル:58

腕力:580

器用:80

頑丈:650

俊敏:20

魔力:200

知力:10

運:なし


(アーツ)スキル】震天動地

(マジック)スキル】砂塵操作Lv3

★【(エクス)スキル】ゴーレムコア(土)、オベリスクの加護


装備:なし

ドロップ:ゴーレムコアⅡ

魔石:中

*****


 ほほーん。雑魚のくせにそれなりに強いじゃないか。『初心者ダンジョン』のゴーレムと比べても、えらい違いだ。

 うーん、あっちのステータスは確か……。


*****

名前:ゴーレム

レベル:15

腕力:150

器用:20

頑丈:200

俊敏:10

魔力:10

知力:10

運:なし


装備:なし

スキル:なし

ドロップ:ゴーレムコア

魔石:小

*****


 こんなんだったかな?

 レベルだけで言えば向こうのレアとレアⅡの間くらいだが、強さはやっぱり雑魚敵って感じだな。しかし、『ゴーレムコア(土)』か……。多分、ゴーレムコアが土属性の力を持っていることを現してるんだろうな。そして『初心者ダンジョン』のゴーレムも、改めて『真理の眼』でスキルを視ればこのスキルが見えそうな気がする。


「エンキ、石」

『ゴ』


 阿吽の呼吸でエンキが石ころを生成し、俺の掌に置いてくれる。数は全部で7個。敵の数と同数だ。


「ふんっ」


 石は空気をぶち破りながら飛んでいき、相手のコアへと吸い込まれていく。


『ドドドッ!』


「ストラーイク!」


 石ころは全てのコアを破壊し、ゴーレムはドロップをばら撒きながら煙となって消えていった。


「うん、ゴーレムはやっぱゴーレムだな」

『ゴゴー……』


 エンキが自分のコアを撫でた。


「心配しなくても、お前に投げたりなんてしないぞ?」

『ゴゴ』

「んじゃ、オベリスク周辺のゴーレムを狩るか。つっても、流石に100体は居ないみたいだから、のんびり狩ろう」

『ゴ!』

『ポポ』

『♪』

『キュイー……』

『プル~ン……』


 どうやら、アグニとイリスは戦いたくないらしい。まあ、エンキとは近からず遠からずでも、リヴァちゃんとかその辺の初期ゴーレム達がいるしな。その気持ちもわからんではない。逆にエンキとエンリル、それからセレンは割り切ってるっぽいな。この辺にも性格が出るよな~。


「分かった。じゃあ2人はアズとキュビラの所で待っててくれ」

『キュイ!』

『プルン!』


 そしてやっぱり素手でコアを破壊しまくること十数分。ようやく100体討伐が完了し、レアが現れた。


*****

名前:オベリスクゴーレム

レベル:110

腕力:1100

器用:300

頑丈:1250

俊敏:100

魔力:600

知力:20

運:なし


(ブースト)スキル】剛力Ⅱ、怪力Ⅱ、阿修羅、鉄壁Ⅱ、城壁Ⅱ、金剛体

(アーツ)スキル】震天動地Ⅱ

(マジック)スキル】砂鉄操作Lv1、魔力超回復Lv1

★【(エクス)スキル】ゴーレムコア(土)、オベリスクの加護Ⅱ


装備:砂漠のアイアンフィスト、砂漠の鋼鉄鎧

ドロップ:ゴーレムコアⅣ

魔石:特大

*****


 現れたのは頭部がオベリスクのように細長く、胴体とコア周辺を鎧で身を守っている、2メートルほどの岩ゴーレムだった。弱点は当然鎧によって守られており、直視は不可。そして武器は拳と来たか。

 レアのゴーレムとしてはまあまあな強さかな。丁度俺の中でも格闘ブームが来てるし、このまま殴り合いをするとしますかね。


『……!』

「うおらっ!」


『ガインッ!』


『……!!』

「い……ってえな!」


 スキル無しに思いっきり殴り掛かってみたが、さすがに鎧を正面から殴るのは急ぎ過ぎたか。相手の胴体に拳の痕こそ残せたものの、コアにまでは届かなかったし、なによりこっちの手がちょっとヒリヒリする。

 まあ、ヒリヒリ程度で済んでる辺り、この暴力的なステータスがあればあと何発か殴り続ければ突破できる気がしないでもないが……。さすがにそこまで素手にこだわりがある訳ではない。そろそろ、コイツの出番か。


 名称:レリック・ウルスラグナ

 品格:≪伝説≫レジェンダリー

 種別:格闘

 武器レベル:64

 説明:『勝利』『障害を打ち破る者』を意味する格闘武器。神造錬成術で複製したアイテムの為、強い衝撃を受けたり、武技スキルを発動すると破損する。武技スキル『ヴィクトリースマッシュ』が使用可能。


 前回は『大精霊』戦で、すぐに技をぶっ放したせいで即ぶっ壊れちゃったけど、今回はただ殴るだけだからな。もってくれるだろうか? いや、もってくれなきゃ困るんだが。

読者の皆様へ


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― 新着の感想 ―
エンキにとっては金的並みの玉ひゅんだったんだろう。
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