ガチャ1072回目:責任
その後、8人がそれぞれ99体を撃破した状態で、1体のマムシの首根っこを持ったまま俺のところへ集合。それぞれの手段でトドメを刺し、8体のレアモンスターが出現。そいつらは彼女達の手で撃破され、そのままレアⅡの『シャドウラミア』が8体出現。
それらは俺が出現と同時に『地殻噴出剣』で撃破。レベルは218まで上昇しスキルに交換。それを合計3回実施してレベルは18⇒258⇒58⇒244という流れになった。
最終的に欲望・劣情セットは25着となったが、ここまでやってもレアⅢは出現しなかった。単一の性能が高すぎるし、存在しないみたいだな。
『んふふー♪』
「ん。満足」
「早速今晩着てみましょっ」
「実を言うと私も前々から欲しかったんですよねー」
「ショウタ様の『初心者ダンジョン』への興味はほぼゼロに等しかったですし、ちょうど良かったです」
「そんなに欲しかったなら言ってくれても良かったのに」
そういや、最初は頻繁につけてたアキ達も、嫁が増えてからは自粛する傾向にあったなぁ。俺としては単に無くても問題なくこなせると判断してくれたのかと思ったけど、単に皆に気を利かせていただけだったか。
「その……下着をおねだりするのは、はしたないかと思ってしまったのですわ」
「あー……。まあ、分からんでもないけど、普段わがまま言わないんだし、嫁の希望くらい聞いてあげたいと思ってるぞ」
「はい……♡」
んで、連戦で頭からすっぽ抜けていたけどメダルの示す先は……と。うん、西側にあるもう1つの湖の方かな? ちょうど巨大渦の辺りを指している気がする。
東側の湖はルミナスのおかげで底の底まで調査できたが、こっちは表面上しか分かってないからなぁ。何が待っているやら今から気になって仕方ない。……が、それはそれとしてそろそろヘビ狩りを始めて2時間だ。ルミナスも退屈してるかもしれないし、一度戻るとするかな。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「戻ったぞー……って、こりゃまた」
ルミナスの存在を聞きつけたのか、いくつかの冒険者チームがルミナスの前で祈りを捧げ、このダンジョンで取れたであろう肉類を使って供物が捧げられていた。なんとも奇妙な光景だが、当のルミナスは多分お腹がいっぱいになってしまったんだろう。どうして良いか分からず困ってしまっている様子だった。
仕方ない、助け舟を出してやるか。
「ルミナス、おいでー」
『キュ!? キュキュー!』
ザバッと水面から勢いよく飛び出したルミナスは、空中で弧を描いて信者達を飛び越え俺の元へと……突進して来た。
「ぐほっ」
『キュー♪』
相変わらず良い突進力だ。またしても押し倒されてしまった。
けど、子供達相手でも同様に突っ込まれちゃ敵わんし、早いうちに『弱体化』を強制した上で慣れてもらわなくちゃな。
『キュー?』
「よしよし。何してたんだ?」
『キュー。キュキュ。キュキュキュ~』
『浜辺でゴロゴロしてたら、人が集まって次々と捧げものがされたらしいわ。最初の内は喜んで食べてたけど、途中でお腹いっぱいになっても食べ物が次から次へと出されて困ってたって』
「見たまんまだったか」
『キュ~……』
祈りを捧げてた人達は、俺に甘えるルミナスを見て困惑している様子だった。まあ神格対象がこうも子犬みたいになってたらそりゃそうなるか。
「クリス、彼らに説明してやってくれ」
「はい、お任せください」
そうしてクリスの説得により集まった人たちは供物を片付けて渋々と離れていった。まあ、まだ祈り足りないのか少し離れたところでルミナスを見つめてはいたが……。害はないだろうし放っておいてもいいかな。
「んじゃ、ちょっと早いけど休憩しようか」
「「「「「『『『はーい』』』」」」」」
『キュー!』
◇◇◇◇◇◇◇◇
食事を終えた後、俺はルミナスを撫でつつマップを見つめ、次のルートを考えていた。先ほどは東側の湖をぐるっと一周してマムシ狩りに勤しんだわけだけど、嫁達がアレを欲した結果、西側もほぼ殲滅してたんだよな。休憩している間に復活はしたみたいだけど。
改めて全体の密林を見ても、どこにも2種類目のモンスターの存在は視認できない。今までの傾向からしてどこかには必ず2種類目がいるはずなんだがな……。やはり、西側の湖の中にいるとみるべきか。……うん、それしか考えられないよな。
「よし、じゃあ西側の湖に行こうか。ルミナスもおいで」
『キュ~!』
「うおっ」
甘え足りないのか、ルミナスは立ち上がった俺に乗っかかって来た。
「なんだよ、負ぶって欲しいのか?」
『キュッ!』
「仕方ない奴だな~」
「ふふ、ルミナスは甘えん坊なのね」
「やっぱり勇者様に甘えるのが一番好きなようですね~」
「ん。誰が一番上か分かってる」
「尻尾の方はわたくしがお持ちしますね」
「あ、私も手伝いますよ」
ルミナスが甘える光景を微笑ましく見つめ、談笑する嫁がいるなか、別の視点を持っているのが3名ほどいた。
『真のペットならああやって甘える事ができたのね。盲点だったわ……!』
『恥も外聞も捨てる必要がありますけど、ちょっと羨ましいです』
まあ確かに『テイム』した以上、扱いは同じペットとしての枠ではあるが……。
『うぅー。でもわたしと違って、お姉さま達はペット以前にお嫁さんじゃないですかぁ……』
『何言ってんのよ。あんたも似たようなもんじゃない』
『そ、そうなんでしょうか……?』
『マスター様は、お嫁さんに迎える気の無い方に手を出したりはなさいませんよ』
「……そりゃまあ当然、責任は取るぞ」
『!!』
後ろを振り返りながら伝えると、尻尾がピンッと立ったリリスと目が合った。そんなに嬉しそうにされるとこっちが照れるじゃないか。
『良かったわね~』
『えへへ、はいですっ』
『キュ~、キュキュ~♪』
まあでも、それはまだ先の話だ。父親はまあ良いとしても、母親とはまだ会ってすらないからな。
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