表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1136/1158

ガチャ1069回目:最後は力技

「クリスにも過激なところがあったのね」

「ん。びっくりした」

「お恥ずかしい限りですわ……」

『マスターからは『水の鎧』に対する失望感みたいなののがひしひしと伝わってきてたものねー♪』


 あー、思考が読まれたかと思ったけど、それ以前に空気感が出てたか。


「ショウタ様にはなんとか、上方修正してもらえないかと、そればかり考えてしまってましたわ……」

「けど、それも大事な事です」

『ほぼ不意打ちのような形でも鎧は自動的に雷を防ぐために動き、雷の力を受け止め流すことが出来る。それをマスター様に示されたのは大きいと思います。知見を深めることにつながったのですから』

『攻撃に対して身構えちゃったら、防御魔法の実験にならないですもんね』

「あー、なるほど」


 そういった意味合いもあったのか。なら、ちゃんとお礼を言っておかないとな。


「ありがとな、クリス。タメになったよ」

「そう言ってもらえると助かりますわ」


 んじゃ、次は4属性の最後だ。


「『炎の鎧』発動」


 こいつの効果は圧巻だった。

 雑草や枝葉は鎧に触れると燃え上がっては灰になり、マムシの頭や胴体も例外ではなかった。圧倒的火力で瞬時に燃え上がるこの鎧は、まさしく攻防一体の魔法と言えよう。

 欠点があるとすれば、やはり周りへの被害だな。高温多湿な熱帯雨林ならともかく、密林の様相を持っていてもここは海と湖に挟まれた小さな森だ。鬱蒼と茂っていても多湿というほどでもなく、ほどよく木々が乾燥しているため、簡単に炎が燃え広がってしまう。延焼させる気は無かったので、クリス達には消火活動をしてもらったのだが……ふむ。逆に、()()()()()()()()()みるか?

 環境変化で何が生まれるのか試してみたくなってきた。まあでも、その前にマムシの100体討伐からチェックしなきゃだな。


「解除と。にしてもこの森、マムシの分布がまばらだな」


 一定区間にいたりいなかったりで、100体討伐にはちょいと時間がかかるぞ。そんなに広大でもないマップなのに、こんなに生息率が少ないと狩れる人数も決まって来ちまうよなぁ。それに、斬り捨ててもまだ動く特性上、撃破後すぐに移動するスタンスだとアイテム回収のためについてきてくれてる嫁達の負担になりかねんからな。動く死体のすぐそばで煙になるまで待機する事になる訳で、油断すれば攻撃を受けるし、離れたところで待っていたら俺との距離が広がるばかりだ。

 経験者はクリスだけだし、マップ所有もアズだけ。あまり離れるのは避けたいところなんだよな。


「ショウタ的にはもっとまとまって来てほしいんでしょうけど、普通の冒険者だとこのモンスターが密集してたら結構な難易度になるわよ」

「ん。倒しても動く特性上、油断ならないモンスター。複数に囲まれると目も当てられないし、麻痺毒もかなり厄介」

「倒したと思ったら前衛が麻痺して総崩れとか、容易に想像できちゃいますねー」

「倒すならせめて頭を粉々に砕くしかなさそうですね」

「実際、この階層が開放された当初は、水系のモンスターばかりだと思っていた者達が痛い目を見せられましたわ……」


 いきなりヘビが来たらそりゃビビるよな。海蛇みたいなのは出たけど、アレはレアⅢだから一般の冒険者では知りようもないし。

 まあでも、そろそろ100体だな。


「ほほいっと」


 1度斬るだけで安心できないのなら、『二刀流』で2回以上斬ってしまえばいい。頭を4分割されれば、例え動けてもまともに噛む事すら出来なくなるだろう。やっぱ、最後は力技でどうとでもなったな。

 そうしてコツを掴んだ俺は開始から30分ほどで、ようやく100体目を斬り捨てることに成功した。


『シュルルル……』


*****

名前:シャドウバイパー

レベル:100

腕力:1000

器用:960

頑丈:680

俊敏:980

魔力:1000

知力:400

運:なし


(ブースト)スキル】俊足Ⅱ、迅速Ⅱ、瞬迅

(アーツ)スキル】隠形Ⅱ、気配断絶Ⅱ、影操作Lv2

★【(エクス)スキル】金縛りの邪眼、絡みつくⅡ、影移り、オーバーライフⅡ


装備:なし

ドロップ:シャドウバイパーの邪眼、シャドウバイパーの肉

魔石:大

*****


「おお。『邪眼』持ちだ」


 蛇の『邪眼』持ちかぁ、懐かしいな。『初心者ダンジョン』の苦い経験を思い出す。このまま次にアイツが出て来たりしたら完璧だな。

 にしても金縛りか。分類としてはスタンか、麻痺か、そのどちらかだろうか。完全に目が合ってるのに全く効いてる気がしないのは、無効化装備のおかげか、それとも俺の耐性スキルのおかげか、


『シュルル……??』


 奴も『邪眼』が効いていない事を察したんだろう。なんだか慌てている。そのまま俺の後ろにいる嫁達に視線を動かしたが、当然俺がレジストした以上彼女達が巻き込まれる事はない。本来は『影操作』と『影移り』を使用して、影が無数にあるこの密林で暗殺者さながらのヒットアンドアウェイ戦法をしてくる敵なんだろうが、自慢の『邪眼』が効果が無くて困惑してしまっているようだ。


「こうなってはこの先は期待できんな。『双連・無刃剣』!」


『斬ッ!!』


 『シャドウバイパー』は無数に切り刻まれ、地面に鮮血が広がる。本来なら即座に煙になるはずだが、スキルの効果でこうなってもまだ生きているようだ。こんなバラバラになっても生きているって言えるのか微妙なところだが。


【レベルアップ】

【レベルが62から122に上昇しました】

 

「どれくらいの効果なのか一度食らってみても良かったんだがな」


 このままじゃ『バトルアリーナ』に登録される状態異常系モンスターが、不毛枠になりかねんぞ。状態異常対策とか、なんとか市場に流通させられないもんかね。

 装備のブレイクスルーを起こすとなると……やっぱりタマモの分野になるのか?

読者の皆様へ


この作品が、面白かった!続きが気になる!と思っていただけた方は、

ブックマーク登録や、下にある☆☆☆☆☆を★★★★★へと評価して下さると励みになります。

よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
書籍版第四巻 12月20日より好評発売中!
レベルガチャ1巻表紙絵 2巻表紙 3巻表紙絵 レベルガチャ4巻
コミカライズ第二巻 12/15より発売決定!予約受付中!!
コミカライズ1巻 コミカライズ2巻
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ