ガチャ942回目:お馴染みアイテム整理⑨
次はイリスが踊り食いした『ドラゴンハート』だな。結局これはイリスが貪り食っただけで、実情がよく分かってないんだよな。
名称:ドラゴンハート
品格:≪伝説≫レジェンダリー
種類:アイテム
説明:死してなお生命力溢れる巨大な竜の心臓。上位存在のみに許された特殊な構造をしており、魔力を無尽蔵に生み出すポンプの役割を持つ。力の象徴であり、これを食べた者は存在としての格が上がるとされ、竜の頭部と共に王者の象徴ともされていた。
「ほほーん。……で、イリスはこれ喰ってなんか変わったのか?」
『プル~ン? プルプル? プルルル?』
「ん? あの時食ったの、こんなに綺麗じゃなかったって?」
『プルプルプル』
ダンジョンモンスターとしてのドロップ品に登録されていたのはちゃんとした『ドラゴンハート』だけど、モンスターの内部で鼓動していたのは劣化した『ドラゴンハート』だったってことか。それでもイリスは美味しかったと言ってるけど。
まあでもそんな純粋な『ドラゴンハート』は貴重品だろうし、これも封印かな。必要になるその時まで、倉庫の肥やしになっていてくれ。
「んじゃ最後はこれだな」
名称:麒麟兵装
品格:≪伝説≫レジェンダリー
種類:防具
防具レベル:65
説明:機械主メズマリウスが生み出した傑作の1つ。麒麟の名を冠した特殊兵装。ペンダントの形をしており魔力を流して起動する事で、術者の体格に合わせ、兜・鎧・籠手・レギンス・グリーブへと変化し自動で装着される。鎧の周囲には小規模な空間歪曲が起きており、敵対存在から飛来してくる全ての攻撃を緩める効果を持つ。
★振動魔法を受けた場合高確率で無効化する。
「おお、ここに来て新防具か!」
「おめでとうー!」
「おめでとうございますわ!」
「ん。天翼卒業だね」
「修復したとはいえ、一度壊れてたからね~。これからの事を思えば『遺産』じゃちょっと心許なかったし、良かったじゃない!」
『そういう意味では、アイツもたまにはいい仕事するじゃない』
『ふふ、そうですね』
「電波塔も役に立ってるって聞くけどな」
「ええ。おかげさまで電波塔の調査も終わって、急ピッチで日本各地のダンジョンの一層目に、設置が完了したわ。試験的稼働も問題無いみたいだから、これから各階層に順次設置されて行くはずよ」
『あんな奴の作品でも、世の役に立つことがあるのじゃな』
聞いてる限りメズマリウスはかなり問題児というか、聖櫃の件もあるし油断ならない相手だとは思うけど、そいつの作品はまた別の話だしな。製作者がどんなやつであれ、その作品がそいつの思想にどっぷりと染まった存在という訳でもないのなら、後は使い手側の問題だろう。
俺達がちゃんと使う事ができれば、何も問題は無いという事だ。製作者に問題があったとしても、使えるものは使い、使えないものは使わない。それでいいと思うんだよな。それを伝えると、ボス組は納得はしてくれたようだった。
『まあ、マスターの言う事は一理あるわね』
『マスター様が仰るのであれば、その通りに♡』
『確かにマスターの言う通りなのじゃ。ならば、やつの所属ダンジョンを片っ端から攻略して、便利な物をかっぱらうのも一興なのじゃ~』
「400番台巡りか。そういや機械神の確認がまだだったな。せっかくだ、スキルの確認も終わったし、『ワールドマップ』もここにあるし、今このタイミングで調べておくか。アイラ、『アイテム探知機』を出してくれ」
「畏まりました」
んじゃまず分かってる分かってる部品からだな。皆にも見えるようにもう1度入力してみるか。分かっているパーツとして『機神の基盤』、『機神のネジ』、『機神のマザーコア』を入力し、結果は以下となった。
『機神の基盤』:ダンジョンNo.450
『機神のネジ』:ダンジョンNo.480
『機神のマザーコア』:ダンジョンNo.500
「なるほど、こういう風にパーツの位置を特定したかったのですね」
「ああ。んで、困ったことにコレを試したのが第二層でさ、第三層以降でも検索ワードになりそうな部品名が次から次へと出て来てたんだ。だから帰ってから確認しようかなと思ってたんだけど――」
「いつも通り忘れていたと」
「ハイ……」
その言葉に皆がクスリと笑った。
「……んじゃ、パーツの名称候補を読み上げていくから、入力と確認よろしく」
「畏まりました」
そして結果は……。
『機神の歯車』:ダンジョンNo.480
『機神の新型マザーコア』:該当なし
『機神の新型マザーコアver2.0』:該当なし
『機神の大型基盤』:該当なし
『機神の大型基盤改』:該当なし
『機神の背甲』:該当なし
『機神の大背甲』:ダンジョンNo.460
『機神の大胸甲』:ダンジョンNo.460
『機神の大胸甲改』:該当なし
『機神の回転刃』:該当なし
『機神の融解刃』:ダンジョンNo.470
『機神の新型融解刃』:該当なし
『機神の配線』:ダンジョンNo.490
『機神の高速配線』:該当なし
『機神の伸縮自在線』:該当なし
『機神の思考回路』:ダンジョンNo.500
『機神の信念回路』:該当なし
『機神の理念回路』:該当なし
となった。並べ替えると……。
ダンジョンNo.450 『機神の基盤』
ダンジョンNo.460 『機神の大背甲』『機神の大胸甲』
ダンジョンNo.470 『機神の融解刃』
ダンジョンNo.480 『機神の歯車』『機神のネジ』
ダンジョンNo.490 『機神の配線』
ダンジョンNo.500 『機神のマザーコア』『機神の思考回路』
だな。大体は白虎もどきと朱雀もどきのトリガー素材だったな。
「では、上記のダンジョン位置をそれぞれ確認していきましょうか。サクヤ様、ご協力をお願いします」
「分かったわ。まず460だけれど、これはフランスね」
「おっとぉ?」
そうして判明したダンジョンの位置がこうなった。
ダンジョンNo.460:フランス
ダンジョンNo.470:アメリカ
ダンジョンNo.480:ロシア
ダンジョンNo.490:イギリス
ダンジョンNo.500:ドイツ
「見事にうちの関係者の出身国がほとんどだな」
「攻略に支障が出ないのは楽で良いね。兄さん、470は僕が行こうか?」
「助かる。他はまあ、手の空いたタイミングで潜るとして、最後はフリッツと一緒に潜る事になりそうだな」
「僕もそんな予感がするよ」
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