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神々に見守られし男  作者: 宇井東吾
三章「魔の饗宴」
27/44

駄犬と忠犬

何とか7月中に投稿。

文字数を減らして更新ペースを上げたい今日この頃。

 前回までのあらすじ。

 新手の魔人が来襲してきて神が死にました。


『勝手に殺すなよ』


 やかましい、黙れ。一体どうしてこんな面倒くさい展開が連続して発生するんだよ。


『それを俺たちに言われてもなぁ。別に俺たちが運命的なものを弄繰り回しているわけでもねえし、そうなったものは仕方が無いとしか言いようがないな』


 畜生め。もし運のステータスがあったなら、きっと俺の数値は最悪に違いない。

 もういっそやつ当たりも含めて全部ぶっ壊してやるか? いや、それだと今まで誤魔化してきたのが全部台無しになる。

 例えエレナに対しては九割方バレていても、意地でもシラを切り通してやるね、俺は。当人である俺が認めない限り十割にはならないのだ。


「畜生……よりによって、もう一体魔人が出てくるなんて……」


 おっと、どうやらまだ分析スキル持ちがいたらしい。絶望したような表情でヴォルギオンなる魔人を見ている。

 まあレベルからして(俺の偽りのステータスも含めて)この場の誰よりも上で、しかも中級魔人だもんな。そりゃ絶望しても仕方ないだろう。俺も別の意味で軽く絶望してるし。


「……どうする、俺。マジでどうするよ」


 冷静に考えてみれば、主力四人が向こうの魔人と戦っている間、次にこの中でレベル高いのって俺になるじゃん。

 そうなると必然、周囲は俺に率先して戦え的な空気を作るだろ? うわっ、面倒くさい!


「……貴様だな、この中で一番強いのは」

「ふざけんな!」


 他でもない魔人がズカズカと近づいてきたかと思うと、戦意満タンでとんでもない発言をしてくれやがる。ブチ殺すぞ駄犬が。


「どうやら、相手は君にご執心のようだぞ?」

「待って、せめてもう少し時間をくれ!」


 つか、マジでどうする!? まだ何にも案が思い浮かんでねえ!


「……いい事を思いついた。エレナ、バルスクライの兵を突っ込ませろ」

「何か勝算でもあるのか?」 

「ない。ただの時間稼ぎだ。別に潜在的には敵なんだからいいだろ?」

「いい訳あるか! 馬鹿なのか君は!?」


 くそっ、マジで使えねえなオイ。

 とかやりとしている間にも、やっこさんはどんどんこっちに……って!


「うおっ!?」


 エレナを抱えて退避。遅れて魔人が俺がいた空間を剛腕で凪いでいく。


「ほう、今のを躱すか。中々歯応えがありそうだ」


 ったりめーだノロマ。あんなトロい攻撃喰らうような奴が箱庭で生き残れるか。余裕で回避できたっての。

 まあ鮮やかに躱したら怪しまれるから、必死な表情を作って必死そうな動作を演出したがな。


「精々楽しませてもらおうか」


 ふざけんな、俺にお前を楽しませる義務なんかこれっぽっちもねえっての。


「近衛騎士、パス!」 

「なっ、貴っ様ぁぁあああああっ!!」 


 とりあえず邪魔だったのでエレナを一番近くに居た騎士に対して放り投げると、その騎士は怨嗟の声を上げながら落下予想地点にコンマ一秒で移動。キャッチする際に主君に衝撃を与えるであろう鎧を、鎧早脱ぎ選手権が存在したら断トツ優勝しそうな即座で脱ぎ捨て、極力エレナに衝撃がいかないように受け止める。スゲーなオイ。

 それを見届けたところで、魔人が両足の筋肉を膨張させて突撃。先ほどと比べて倍近く速度が違うが、やはりまだ遅い。

 繰り出された正拳を、ブリッジの要領で上体を仰け反らせて回避すると同時に、右足を持ち上げて【踏襲脚】をお返しに喰らわせる。命中させた部位は股間。


「ガッ!?」


 自分でやっておいてなんですが、凄く痛そうです。そして蹴った感触が凄まじく気持ち悪い。


「ほらほら、こっちだワンちゃん」


 手をパンパンと打ち鳴らして挑発する。案の定、毛を逆立てて激昂する。


「貴様、手加減してやっていれば、調子に乗りやがって……」


 その言葉、そっくりそのまま返すわ。

 というか―――


「内股で生まれたての小鹿の如くプルプル震えながらそんな事を言われても、全然迫力ないんだけど?」

「GYYYYYYYAAAAAAAAAAAA!!」


 両足だけじゃなく、全身の筋肉が膨張。今度は手加減抜きってか。

 魔人が突進。さっきよりも更に早い。レベルを鑑みればそのステータスの数値は脅威的だ。さすがは中級魔人といったところか。

 だがまだ遅い。【能力抑圧】のゲインを下げるには遠く及ばない。


 体を反転させて、逃亡。速度は魔人が間を少しずつ詰められるが、中々追いつけない程度。その速度を維持したまま、とりあえず魔人をエレナから離す。

 これでエレナに被害が及ぶ危険が下がったわけだが、肝心の根本的な解決策に関してはまだ思い浮かんでいない。いや、一つだけ思い浮かんでいるのだが、絶対に後々騒ぎになる。


 まず物理攻撃で倒すのは勿論却下。今まで俺がシラを切り通してきたのは何だったんだよという話になる。

 似たような理由で、魔法も含めた間接攻撃も却下。その瞬間に限っては俺がやったとはバレないかもしれないが、じゃあ術者は誰なんだという話になる。そうなったら真っ先に疑われるのは俺だ。

 そうでなくとも、エレナの異常なまでに鋭い勘に辟易させられているのだ。何か切っ掛けを与えてしまえば、そこから連鎖的に色々と暴かれてしまうような、そんな気がしてならない。

 なら、影役に徹して誰かをこっそりサポートして倒させるか? 勿論無理だ。この場であの魔人に辛うじて立ち向かえるのは、エレナを除いて他にいない。そして俺が最も警戒しているのはエレナであり、またエレナをまかり間違っても死なせてはいけない訳で、意図的に戦場に放り込むなんてもっての他だ。

 つまり結論は詰んでいる。


「ッ!?」


 そこまで結論を出したところで、唐突に俺の感覚に急接近する多数の敵影が引っ掛かる。同時に悪寒も。

 迎撃の為に上空に威力を最小に絞った【火球(ファイヤーボール)】を放つ。爆発。

 上空で爆散した『何か』の残骸が地面に落下する頃、離れた位置で暢気に見物などしていた冒険者や騎士たちの間で悲鳴が上がる。


 分析スキル持ちの冒険者が、うつ伏せで倒れていた。その背中には、細長い管を背中に差したボールのような物体が鎮座していた。


「うわぁ……」


 思わず声が漏れる。

 有体に言えば、それは巨大なサイズのノミだ。ただし色が不気味なピンク色で、背中に鎮座するその姿は遠目には悪性の肉腫にしか見えない。

 そんな気持ち悪い外見のそれを俺は知っていた。


「【骨吸こつずい】!? 澱みの森の奥にいるこいつらが、どうしてここに!」


 どうしたもこうしたも、単純に考えて奥で戦っている昆虫魔人が呼び寄せたに決まってんだろうが。

 骨吸こつずい―――こいつらはその驚異的な跳躍力で敵の背後上空から強襲してはその細長い管を背中に突き刺して、脊髄に直接強力な神経毒を流し込む。即効性の高いその毒は襲われた者が地面にうつ伏せに倒れる頃には全身に回っていて、襲われた者は骨吸こつずいが骨を溶かして管から啜るのを甘んじて受け入れるしかない。

 箱庭では平均レベル1200で登場し、集団で竜を襲い捕食対象にするが、今出現している個体のレベルは大体150前後。俺からすれば脅威になり得ない。あくまで俺にとってはな。


「姫様、遮蔽物の下に移動してください!」

「いくら姫様といえど、不意打ちで跳び付かれてしまえば―――!」

「ちっくしょう! これも試練か? 試練なのか!?」


 酷い試練もあったもんだぜ、クソったれ!


「余所見をするとは、いい度胸だ!」

「空気読めよ駄犬!」


 頭上から奇襲して来た骨吸こつずい二匹に抜き打ちを浴びせて纏めて両断。その隙に魔人が強襲。反射で刀を振るいそうになって、寸前で自制。仕方ないのでその一撃を甘んじて受ける。


「ぐはっ!?」


 我ながらわざとらしい声。勿論、俺自身にダメージなど殆どない。

 この程度の物理攻撃など、抑圧された状態の耐久値でも十分対応できるし、ましてや四哭獣のローブの上からだ。貴重なスキルが付与されている事を抜きにしても、俺の数ある防具の中でも五指に入るレベルの性能を誇るのだ。たかが中級魔人程度の、体術スキルも持っていない攻撃が効くわけがない。

 哭獣舐めんな。出現してから討伐するのに100年も掛かってんだぞ。


「隊列を乱すな! 魔法担当者は倒さなくてもいいから上空の敵を撃ち落とせ! 落下してきた個体は前衛がトドメを刺す!」


 ソリティア側はエレナを受け止めた騎士が指揮を取って、骨吸こつずいに対応している。いつの間に鎧を装備したのだろうか。

 一方バルスクライは、自国だけでは対処しきれないと判断したのか冒険者側と連携を取って対応をしている。

 どちらの対応も適当で、最初の奇襲で双方の陣営で数名ずつの死者を出して以降からは犠牲者を出さずに戦えていた。とはいえ、それがいつまでも持つ保証はない。

 第一、骨吸こつずいの群れは今も尚引っ切り無しに跳んできている。一体どれだけいやがる。


「神は死ね。つか殺す」

『おい、俺ら完全にとばっちりなんだけど』


 何か天から囀りが聞こえてきたが、今は無視。今の(ある意味)詰みの状況を打破できる方法を思いつかない自分の頭に溜め息を吐き、だが背に腹は変えられないので当初の案を実行する。


 ―――最上位種族召喚【咬牙犬こうがけんジュベル】


「―――ォォォォォォオオオオオオオオオオン!!」


 最初は遠くから、徐々に音量を大きくしながら響いてくる咆哮。

 骨吸こつずいに応戦していた騎士や冒険者たちも、魔人ですらその咆哮に一瞬動きを止め、何事かと声の主がいるであろう方角を向く。


 やがて唐突に咆哮は途絶え、数瞬の間を置いて、『アスバル迷宮砦』の壁を飛び越えて第74区画に降り立つ。

 それは全長17.5メートル、全高7.8メートルの、牙の生えた口が上下に二つ並んでいる事を除けば巨大なだけのシベリアンハスキーだった。


「また新手か!?」 


 騎士や冒険者たちが、新たに乱入してきた巨大なシベリアンハスキーに武器を向ける。幸か不幸か、分析スキル持ちが骨吸こつずいによって殺された為にそのモンスターの正確な力量が分からないが故にできた行動だった。

 もし仮に分析スキル持ちが生きていて、尚且つそのシベリアンハスキーの正確な力量を測る事ができていたら、今度は絶望どころの話じゃなくなる事は想像に難くない。


 咬牙犬ジュベル―――俺が多数持つ使い魔の中でも特に突出した力を持ったモンスターの一体であり、そのレベルは5100。レベル的にもステータス的にも、魔人如きでは足元にも及ばない。

 後々に、やれ新種の魔獣が出ただのと大騒ぎになりそうだが、仕方ない。


 ――魔人と骨吸こつずいを始末しろ


 声に出してではなく、脳内に直接思念を飛ばして命令する。使い魔は会話の必要がないから便利だ。


「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンッッ!!」」


 口が上下に並んでいる為か、二重に響く咆哮を上げてジュベルが動き出す。最初の標的は、今の咆哮で身を竦ませている魔人。


「き、貴様っ、離せ! このオレが誰だか分かっているのか!」


 音も無く魔人の側に移動すると、上の顎を開き魔人を咥える。魔人はもがくが、ジュベルの牙がその筋肉を容易く貫き固定している為に振り解けない。

 ジュベルが頭を持ち上げると、それに合わせて魔人の巨躯も持ち上げられる。そのまま新しい遊び道具を与えられた犬の如く頭をブンブンと振る。


「離せぇぇぇぇぇぇぇぇっ!! オレは魔人だぞ、命令に従えぇぇぇぇぇぇぇっ!!」


 口に咥えられたまま振り回される側としては、堪ったものじゃなかっただろう。ジュベルが頭を振る度に肉体に刺さる牙が深まり、血が撒き散らされ絶叫する。

 だが例えジュベルが獣系統のモンスターで、ヴォルギオンなる魔人が大別して獣系統の魔人であっても、いくら命令したところで無意味だ。ジュベルは俺の使い魔であり、俺の命令は何においても優越する。言わばジュベルは、俺の命令に絶対服従の忠犬なのだ。


 ひとしきり振り回して満足すると、続いてジュベルはその巨躯からは想像もつかない程俊敏で、それでいて軽やかな動きでその場から移動。今も尚飛んで来る骨吸こつずいの元に行くと、空いている下顎を使い瞬時に噛み切り、次の骨吸こつずいの元に移動する。

 そうやって一通りの個体を始末すると、今度は壁を跳び越えて移動し、程なくして跳んで来る骨吸こつずいも、咥えられていた間ずっと叫び続けていた魔人の声も途絶える。


 ――使い魔が魔人を倒しました。

 ――称号【魔人殺し】を手にいれました。


 どうやら壁の向こう側でトドメを刺したらしく、使い魔の主である俺に魔人討伐の特典が手に入る。とはいえ、この称号を使う事はないだろう。名前からして面倒な臭いがプンプンする。


 因みにイレーゼとヴェクターを含む4人が戦っている魔人に関しては、ジュベルに始末するようには命令していない。

 ジュベルの武器は牙と爪であり、実力では圧倒していても、あの魔人の特性とは相性が悪い。

 最悪、ジュベルが新たな魔人となって敵対なんて展開になったらシャレにならない。


「終わった、のか……?」

「何だったんだ? あの犬は……」

「さあ?」


 実感が湧かないのか、騎士や冒険者たちも戦闘が終わったのにも関わらず、懐疑的な目で周囲を見渡している。だが、周囲を見渡しても、敵は未だ戦闘中の魔人ソレーフィンと4人だけであり、ようやく張り詰めた空気を和らげる。


「油断するな!」


 途端に一斉に緩み始めた空気を、エレナが一喝して引き締める。


「敵は居なくなったが、元よりあれらは向こうの魔人が呼び寄せたものだ。いつ新手が来てもおかしくはない。警戒を怠るな!」


 エレナの指示に、一喝された事に驚いていた者たちも納得の表情を見せ、すぐに警戒を始める。

 それを確認したエレナが、物凄い表情で俺の方に来る。面倒くさい。


「さっきのは―――」

「あえて先回りして言おう。無関係だ」

「無関係だと? あんな都合の良いタイミングで乱入してきて、尚且つ魔人とモンスターのみを倒して立ち去るのを見て君とは無関係と考える程、私は耄碌していないつもりだ」

「つまり、俺があれを使役していたと?」

「そう睨んでいる」


 勘が良い。いや、今回の場合は根拠のある推測か。どちらにしろ面倒くさい。

 だがこちらも、何の言い訳も用意していない訳ではない。


「待て待て、さつきの犬は魔人を圧倒していたどころか、赤子のように扱っていたぞ? 知っているだろうが、使役するには使役者が対象のレベルを上回っているのは当然として、さらに言えば使役できる対象のレベルの上限があるだろう。その上限内に、あの犬が収まるか?」

「むっ……」


 一応は筋の通っている(はず)の俺の説明に、エレナが押し黙る。

 上限云々というのは、使役対象を縛る魔法のうち、最上級のものでは頑張っても1000までの対象しか使役できないことの事だ。勿論、超級古代級神位級を使えばその限りではないが、さすがのエレナも存在すら知られていない位階の魔法の存在など、思いつきもしないだろう。

 エレナの常識に当て嵌めて考えれば、魔人を魔人ですらないただのモンスターが赤子のように扱っていたという事は、即ちそのモンスターのレベルが魔人と比べても圧倒的に高かったという事になる。そしてその数値は、とても1000には収まらない。だが上限に収まらなければ使役する事は不可能と。


「だがそうすると、あれは一体何だったのだ? あんな個体など今までに確認された事などないし、ましてや魔人に対して明確に逆らうなど、普通起こる筈が……」

「いくら考えたところで、現実に起こっているんだから受け入れるしかないだろ」

「むぅ……」


 まだ納得がいかなそうな顔をするエレナを尻目に、内心で盛大な溜め息を吐く。何とか誤魔化せた。


 言い訳としてはかなり苦しいが、それでもエレナですら半信半疑の仮説を、ましてや俺とは無関係な他の連中が立てられる筈がない。

 後々にジュベルの存在を巡って騒ぎが起こるであろう点に目を瞑れば、悪くない結果だ。

 まったく、とんだ試練だった。ヴィスヒツさんは五人の中で一番良識があると思っていたのに、その認識は撤回する必要があるな。


『いやくどいようだけど、俺ら全然関係ないからな』


 あーあー、聞こえない。取り敢えず俺の中でのヴィスヒツさんの評価は下げる事が決定した。

 折角イレーゼの名前の件で評価が上がっていたのに、プラマイゼロだ。


『理不尽過ぎるお前の裁定は置いといて、お前、イレーゼって名前の由来知らないのか?』


 知るわけない。あの時他の四人が出した名前と比べて遥かにマシだから採用したのだ。知る余地がない。


『そうか、まあそうだな。知っていたらお前の中の評価とやらが上がるわけないもんな。教えておくと、イレーゼってのはあいつが昔飼っていた猫の名前だ』

「…………」


 今のは俺の胸の内に秘めておこう。自分の名前の由来が飼い猫と同じなんて知った日には、俺だったら泣く自信がある。


『よし、これでヴィスヒツに対する裁定に正当性が出てきたな』


 そういう問題なのか?



 モンスター図鑑


咬牙犬こうがけんジュベル

 獣系モンスター。秀哉の使い魔。

 大体四千万年前にまだ仔犬だった個体を秀哉が拾って使役した。因みに拾った時点のレベルは2800。

 秀哉に対しては非常に懐いているが、本来咬牙犬は箱庭に置いては圧倒的な強者であり、龍に次ぐ捕食者でもある。迂闊に近付こうものならば、腕を食い千切られる事は必死。実際秀哉は初対面でジュベルに腕を食い千切られている。


骨吸こつず

 昆虫系モンスター。

 元はラバルが生み出した失敗作で、箱庭に投入したところ異常繁殖したノミ。

 実は食べられるのだが、その事を知るのは秀哉と五人の天才を除いて存在しない。


 スキル解説

・魔人殺し 魔人を討伐した証。魔人と相対した際にステータスアップ。


 

 

 

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