3.ドタバタクッキング?
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「えっと、まずはチョコレートを湯煎するんだけど――」
「熱湯をぶっかけるんですね!」
「はーい、赤羽さん。よくあるミスだね、いったん止まってくれる?」
――さて、そうやってチョコ作りが始まって。
手際良く仕切る絵麻に、赤羽さんはさっそくツッコミを喰らっていた。たしか湯煎とは湯を張ったボウルを下に、固形チョコを入れたボウルを置いて溶かす作業、だっけか。そのくらいなら自分でも知っているのだが、猪突猛進な快活少女は知らなかったらしい。
一度、笑顔の絵麻に肩を掴まれていた。
俺はそんな様子を眺めながら、ゆっくりとチョコレートを溶かしていく。
「あれ、雨宮さん。そっちで作ってるのは、なに?」
「これですか。これは、クッキー生地です」
「クッキー生地?」
すると隣で、何か別のものを作成している雨宮さんに気付いた。
俺が訊ねると彼女は、さも当然のように答える。だが分からず首を傾げると、
「こんなことも知らないんですね。小園先輩は」
「あー、後学のために解説頼むよ」
「仕方ありません」
何やら得意げになって、後輩少女は話し始めた。
「それではまず、バレンタインの起源について。時代はさかのぼって、ローマ帝国時代に――」
「いや、起源についてはカットで」
「……むぅ」
――が、妙に長くなりそうなので断る。
要点だけで良いと告げると、彼女はあからさまに不機嫌になった。そして、
「えー……バレンタインとは大切な人に、感謝を伝える日です。日本では資本主義の食い物にされていますが、今回はそれに便乗するとして、贈るものによって意味合いも変わります」
「おおう、何やら棘のある言い方だね……?」
「チョコは言わずもがな。そして、クッキーには『友達でいたい』という意味があります。つまりは義理チョコ的な位置になりますが、わたしはそこにチョコを加えます」
若干早口に、そう語る。
クッキーにチョコを加える、か。つまり――。
「意味合いとしては、特別な友達でいたい、ってところか?」
「む、妙に勘が鋭いですね……?」
「そうか?」
何やら馬鹿にされたような気がしたが、俺はあえてツッコまずに自分の作業を再開した。舌触りを滑らかにするために、生クリームを混ぜても良いらしい。俺は分量を慎重に計りながら、少しずつ工程を進めていった。
そうこうしていると、何やら背後から――。
「赤羽さん、そんなに乱暴にしちゃダメ……!」
「え、会長! これって、こうや――どわあああああああああああ!?」
「きゃあああああああああああああああああああ!?」
――悲鳴と同時に、なにか。
ドンガラガッシャーン、と分かりやすい転倒音が聞こえた気がした。俺は思わず苦笑しながら振り返り、その惨状を確認しようとする。と、
「う、わ……!?」
なんとも言えない光景に、思わず動揺してしまった。
絵麻を押し倒すように倒れた赤羽さんに、生クリームがこれでもか、というぐらいにぶちまけられている。若干だが服もはだけてしまって、互いに恥じらいからか頬を赤らめていた。
そんな様子に耐え切れず、俺は視線を逸らし背を向ける。
すると、雨宮さんが何かを察したらしい。
「なにを考えたんです? 小園先輩」
「……勘の良い後輩は嫌いだよ」
口角を歪めて笑い、そういうので。
俺は思わず、そんなセリフを口にしたのだった。
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