夏のホラー2020、初回掲載7/22⑧
●作品568
手。
作者:秋の桜子
短編
5,887文字
内容
ホームで出会った男女の顛末
感想
不倫タグあり。句点、語順、情報を出すタイミングなど、分かりにくいところが多々あります。技巧というより不具合気味なので、気になる方は注意。表現としては、昭和女流純文学か幻想文学寄り。内容としてはホラーです。雰囲気ホラーがお好きな方には、かなりおすすめ。どちらかというと女性向けですが、円地文子あたりを愛好する殿方にも好まれそうですよ。
●作品569
環状線
作者:暮伊豆
短編
2,581文字
内容
タイトルの通り
感想
タイトルの通りです。軽い読み口で環状線に乗せられてしまいます。誠に読みやすい。そして、お約束な展開ながらどんな結末にも繋げられそうな手順を踏んでゆくので、飽きさせません。エンタメですね。楽しめました。
現実ですと、この手の人物は車手配出来るまで粘りますね。最悪誰かの自家用車を召し上げる。素直に電車に乗るの、ちょっと可愛い。
余談
なろう屈指の方言作家さんです。他にも方言でバズった作家さんはおられますが、こうした方々の作品は、それぞれに何かしら突き抜けた所があるように思います。
今回はここまで
お読みくださりありがとうございます
続きます




