夏のホラー2020、初回掲載7/27③
●作品503
替え馬
作者:中山いもり
短編
1,822文字
内容
1年ほど前に入院していた友人の話を思い出す
感想
ホラーの人物、ヤバそうな場所に行ってみる人多いですよね
●作品504
駅員の笑顔
作者:白野 円
短編
1,452文字
内容
終電を逃したが駅舎に泊めてくれるという
感想
んぎゃあ!嫌なサイコホラーでした。
●作品505
首括り電車
作者:どんC
短編
2,736文字
内容
都市伝説の噂をしている女子学生がいる
感想
ハードボイルド風味のユーモラスなホラー。グロ注意。
●作品506
凝集トンネル
作者:京本 葉一
短編
1,681文字
内容
体調が悪そうな人に運転代行を頼まれた
感想
本文に登場しない駅の存在感が光ります。そして不気味なのは、車の運転を頼んだ女性。行間を読むタイプのホラー。嫌な余韻が残ります。
●作品507
時空の歪みから生まれた駅。
作者:七瀬
短編
3,626文字
内容
企画のプレゼンについて考えている主人公
感想
ダッシュがかなり多く、ブツ切れ感のある独特のリズムです。苦手な人は注意。夢と現実が混ざる冥界電車ものです。
余談
2020年頃にはホラーに限らず、ぎこちない地の文が少しあって、擬音とセリフで繋いでゆく小説をよく見かけました。中にはとても評価されてコミカライズされたものもありました。流行したんでしょうね。そうした作品群の中では、本作は、まあまあ状況もわかるような気がします。
●作品508
カンカンカン警告警告警告カンカンカン
作者:アンマンマン
短編
880文字
内容
無人駅の前にあるコンビニを営む家の息子は、踏み切りの警報器が煩いと思っていた
感想
何にせよ警告は一旦立ち止まってちゃんと聞くとよさそうですね
余談
作品128『社畜の行進』、作品238『アイドル』、作品250『大蛇』、作品264『プログラム』、作品292『待ち続けている人達』、作品306『無人駅』、作品320『誘われた』、作品337『今日も列車は走る 』、作品354『返事を返すな 』、作品409『脱走兵 』、作品417『電車の前に飛び込む物達』 作品428『仲間』、作品442『念じる』、作品458『役得』、作品454『行方不明になった人たちの行き先 』作品465『ネタ』、作品478『故郷』、作品490『コントラスト』の作者です
今回はここまで
今回分は、捻りの効いた面白いホラーが多かったです。
お読みくださりありがとうございます
続きます




