夏のホラー2020、初回掲載7/28
初回投稿2020/7/28は、12作品です
●作品479
駅へ向かうタクシーに乗り込む女霊【夏のホラー2020】
作者:江渡由太郎 原案:J・みきんど
短編
3,260文字
内容
終電ギリギリなので、駅まで行くのにタクシーを利用する
感想
ほん怖。叙述トリック的なギミックが仕込まれているのでしょうか?「見覚え」「逃れられない」「スパイラル」は、解決せず本文中に異質な要素として放置されております。ミステリー、サスペンスタグあり。ミステリーということは、女性の正体を推理可能ということでしょうか。真っ直ぐに読めば、結末で語られる場所の関係者なのでしょうけれども。
余談
作品131『名前を呼ばれる駅【夏のホラー2020】』、作品185『駅のエレベーターの鏡【夏のホラー2020】 』、作品211『駅のトイレ【夏のホラー2020】』作品430『あの世とこの世の境の駅【夏のホラー2020】 』、作品482『駅からついてきた魔物【夏のホラー2020】』の作者です
◎2022/11/28調べ、すすきの駅終電時刻
札幌市営地下鉄南北線 始発:真駒内
普通 麻生行き
通常時すすきの発最終列車は麻生行きが0:14、真駒内行きが0:12
平日、休日ともにこの時間でした
なお、令和3(2021)年5月から9月までは、コロナ禍による終電繰り上げが実施され、始発の真駒内駅は23:35発が最終でした。
当作品が投稿された2020年7月末は、現在確認できるお知らせの範囲で終電繰り上げはなし。通常運行だったと推察されます。ダイヤ改正のお知らせも、2021/10の通常運行復帰以降は掲載がないので、終電はおそらく現行と同じ。
また、札幌市電(環状線)すすきの駅は、現在23:25(札幌市電外回り、中央図書館前止 )が終電です。札幌市交通局のお知らせには、特にダイヤ改正は告知されていません。2020年7月末も、同時刻が終電と思われます。
作中でタクシーが向かう先の駅名は記載がないです。タクシーに乗ったのは、「すすきのと中島公園の中間くらい」の場所。この2箇所は徒歩10分程度の距離にあり、最寄駅はすすきの駅である模様。おそらく主人公たちは、すすきの駅に向かっていたのでしょう。
この近距離をタクシーに乗ったのですから、0時を回っていたのかもしれませんね。
●作品480
石
作者:シュルレアリスム
短編
1,503文字
内容
駅から音が聞こえる
感想
こわいぃぃ
余談
作品264『日々是凶日 』、作品388『バラバラ殺人行き(確定) 』作品392『ゾンビの大群 』、作品406『人間花火』、作品426『五回目の衝突と、曖昧模糊な証言』、作品429『ニューイラ』、作品439『カルバゾールの暗示。優先席怪奇譚。わたしの夏は非刺激性 』、作品460『へばりつく』、作品467『駅のポスターコンテスト』、作品478『ゴールデントレイン』、作品450『死なない女 』、作品456『転生しようと思ったら、閻魔に怒られた件について』、作品468『雨宿りの猫、スマートフォンの叫び』の作者です
●作品481
『あの子』 駅ですれ違う想い
作者:つみき
短編
625文字
内容
同じ電車に乗る少女を助けられず逃げてしまった
感想
もう遅いのか、メリバなのか
●作品482
売店の猫
作者:猫じゃらし
短編
2,447文字
内容
非正規作品
感想
作者のシリーズ分けではホラーというシリーズ名です。しかし、ヒューマンドラマ、こわくないというタグあり。自覚的に投稿した場合は投稿規程違反のため、非正規作品です。内容は人情ホラー。怖い人には怖いと思う。
●作品483
駅から始まる
作者:桜桃露雨
短編
1,507文字
内容
駅で起こる事件
感想
グロ注意。駅名読み方不明。最後のセリフは一瞬分かりにくいですが、状況からみれば掃除した人の言葉。
余談
糠のつく地名は、全国各地に色々と実在しています。作中地名「糠壁」は、作者の創作地名のようです。この地を舞台にシリーズ化している模様。
●作品484
不幸な死にご注意下さい。
作者:ユンモ
短編
3,542文字
内容
電車に乗ると車内アナウンスを真似る男がいた
感想
ひゃあー、これは怖い
余談
作品16『願いを叶える電車』、作品207『見上げた小さな空 』、作品308『白線の内側までお下がりください。』の作者です
●作品485
駅のホームで、スッポンポン!
作者:幸田遥
短編
3,192文字
内容
駅が熱い
感想
これは、コメディ?サイコホラータグあり。変質者ですが異常心理ホラーではないですよね。駅の電話は駅員以外が取ることないと思うのですが、そこも異常者だからということでしょうか?意図がよくわかりません。ホラーだとは思えませんでした。
●作品486
消える人
作者:鞠目
短編
2,337文字
内容
最寄り駅で下車すると、1人消える
感想
こういうのは、とにかく気づかないふりしないと。自分を含む2人のうち自分ではない1人がいなくなった場合、誰がいなくなったかはすぐわかるのでは?どんな人が、でしょうか?
余談
作品468『嘘つき』の作者です。
●作品487
思いやりチャージ不足
作者:余束梨 ヒロ
短編
1,795文字
内容
親切な幽霊との交流
感想
スプラッタ注意。日常タグあり。確かにそうでした。
●作品488
終電
作者:雨井蛙
短編
3,946文字
内容
電車で乗客の会話を聞きながら、終着駅まで乗って行く
感想
最初と最後が状況説明で、間は一人称です。冥界列車もの。
●作品489
イエロ駅
作者:淡雪
完結済(全6部分)
内容
電車の中から電話する主人公
感想
なぜイエロと読むのか、その音の意味はなんなのか、作中で全く語られておりません。方言かと思い調べましたが、少し検索しただけでは、それらしき言葉はありませんでした。都市伝説は創作でしょうか?わかりませんでした。
スパダリタグは、なぜついているのか不明。そして、車内通話はよくないです。
●作品490
コントラスト
作者:アンマンマン
短編
393文字
内容
駅の思い出
感想
ホラーというより終末ものSFでした。
余談
作品128『社畜の行進』、作品238『アイドル』、作品250『大蛇』、作品264『プログラム』、作品292『待ち続けている人達』、作品306『無人駅』、作品320『誘われた』、作品337『今日も列車は走る 』、作品354『返事を返すな 』、作品409『脱走兵 』、作品417『電車の前に飛び込む物達』 作品428『仲間』、作品442『念じる』、作品458『役得』、作品454『行方不明になった人たちの行き先 』作品465『ネタ』、作品478『故郷』の作者です
今回はここまで
ホラーはやはり、何が起きているのかの事実描写が淡々と続くのが怖いですね。純粋に怖い話を読みたい場合には、人物来歴やら心情はいらない。
お読みくださりありがとうございます
続きます




