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検索可能な公式夏ホラー作品をひたすら読む  作者: 黒森 冬炎


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116/193

夏のホラー2020、初回掲載7/31③

●作品489

狐駅

作者:三塚日月

短編

4,486文字


内容

化け比べをする狐の話


感想

次々とテンポよく展開してゆく口語体小説。語り手交代ありです。怪談というより民話でしょうか。それともやっぱりホラーでしょうか。面白かったです。


余談

全国に狐の話はありますが、作中で言及されるのは創作と思われます。飯田橋に白菊稲荷という稲荷社があったり、九鬼は地名にも人名にも実在する名称だったり、民話っぽさを盛り上げておりました

本年6月に同じ土地を舞台とした作品が投稿されています。こちらは未読ですが、気になりますよ。



●作品490

死に至る椅子

作者:ぷーと

短編

694文字


内容

駅のホームに座ると死ぬ椅子があった


感想

軽い口調で悲惨な話が語られます。サイコホラーではないのですが、読後感は異常心理ものを読んだ時のような薄ら寒い感触でした。



●作品491

白い傘

作者:七藤三樹

短編

1,856文字


内容

忘れ物をしたので駅員にたずねる


感想

ぞぞー。この作品も、普通にオカルトなんですけど、サイコホラー的な怖さがありました。



●作品492

駅直結

作者:羽生河四ノ

短編

3,207文字


内容

激安の駅直結タワーマンションに引っ越した


感想

なんでしょう。これもオカルトなんですけど、語り手の狂気を感じます。このころ、サイコホラーっぽい語り手が流行ったのでしょうか?


余談

作品74『stationwagon 』、作品115『きりさめ』、作品221『高速言語』、作品224『トイレット』、作品277『GOTOキャン△』の作者です


オカルティストに引っ越せと言われて引っ越したという話、たまに聞きます。本気なのか、ネタなのか、怖いデスネー、友達にオカルティストいて良かったデスネーとでも言うべきなのか。フーン、ハーン、ホーンとしか対応できない筆者は、我ながら無能だと思う。もう少しサービス精神を持つべきだとは思うのだが、リアルでオカルティストとそのお友達に遭遇するとなかなかに窮する。わりと偉い立場の人が、そういう話を良くするので余計に困る。



●作品493

たでんだたのホラー駅劇場

作者:たでんだた

短編

665文字


内容

色々な駅の紹介


感想

変わり種。怖くはないですが、駅ホラー見本市のような楽しさがありました。


余談

作品410『十三』、作品466『女の恋 』の作者です。



●作品494

待避線跡

作者:よほら・うがや

短編

1,601文字


内容

線路マニアの駅員が勤務駅に待避線があったのではないかと執拗に聞いて回る


感想

語り手交代あり。狂気と怪奇現象の話でした。



●作品450

死なない女

作者:シュルレアリスム

短編

818文字


内容

何度も身を投げる女


感想

人は慣れてしまうものですよね。それは恐ろしいことですが、人間の防衛本能でもあるそうです。


余談

作品264『日々是凶日 』、作品388『バラバラ殺人行き(確定) 』作品392『ゾンビの大群 』、作品406『人間花火』、作品426『五回目の衝突と、曖昧模糊な証言』、作品429『ニューイラ』、作品439『カルバゾールの暗示。優先席怪奇譚。わたしの夏は非刺激性 』、作品460『へばりつく』、作品467『駅のポスターコンテスト』、作品478『ゴールデントレイン』の作者です



●作品451

履歴のない影

作者:北田 龍一

完結済(全2部分)

5,978文字


内容

降りたことのない駅で見かけたと言われる


感想

ほん怖。実話ならただの見間違いが濃厚ですが。



●作品452

四月一日、妹は最寄りの駅で

作者:秋桜

短編

627文字


内容

エイプリルフールのホラー


感想

サイコホラーでしょうか?短いセリフで色々と想像させるスタイル。



●作品453

駅前のおばあちゃん【夏のホラー2020 投稿用】

作者:まい

短編

3,390文字


内容

駅前のバス停で毎日会うおばあちゃんに飴を貰った


感想

サイエンスホラー。内容はSFですが、サイコホラーっぽさもありました。後書きで内容の補完をする形式です。苦手な人は注意。



●作品454

行方不明になった人たちの行き先

作者:アンマンマン

短編

914文字


内容

電車に乗せられるジャーナリスト


感想

実在の地名を交えた、一般的な意味でのローファンタジー。


余談

作品128『社畜の行進』、作品238『アイドル』、作品250『大蛇』、作品264『プログラム』、作品292『待ち続けている人達』、作品306『無人駅』、作品320『誘われた』、作品337『今日も列車は走る 』、作品354『返事を返すな 』、作品409『脱走兵 』、作品417『電車の前に飛び込む物達』 作品428『仲間』、作品442『念じる』、作品458『役得』の作者です



今回はここまで

サイコホラーっぽいものが殆どでした。一度に読むと疲れてきます。サイコホラーではないが、語り手や主人公がサイコホラー風味な異常性を持っているものはタグもないし、避けようがないですよね。意図せずそうなっている場合も、ホラー主人公には多いですし。




お読みくださりありがとうございます

続きます

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