夏のホラー2020、初回掲載8/1⑧
本日は朝にも少し読んで8/1⑦を投稿しております。
●作品480
駅
作者:アマチュアーン
連載中(全9部分)
最終更新日:2020年 08月12日 23時00分
14,816文字
内容
期間中未完
感想
規定では完結作品のみなので、非正規ですね。1話完結で、ホラーしゃなかったり微ホラーだったり。駅はほとんど関係ない。
●作品481
婚約破棄された令嬢は、復讐を祈って、その駅に身を捧げる
作者:木村 真理
8,083文字
内容
怪談がある駅に不幸な令嬢が向かう
感想
婦女暴行描写注意。
ホラー?そして、ホラーではない不快感に耐えられる人のみにおすすめします。ざまぁ好きな方は面白く読めるかも。破綻はないです。当時よく見かけたまとめ方なので、今読むと古く感じるかもしれません。この作品、ちょっとホラージャンル読者には気になるところが多そうです。
ざまぁファンの方は、以下の感想が不快かもしれません。ホラーファンの地雷警告や、勝手に期待してガッカリ注意な部分が長文で書かれております。ご注意を。
これは異世界恋愛かサスペンスでよさそうです。怪談要素はあるのですが、ホラー描写が弱いです。顛末が噂話で処理されております。当時ざまぁ異世界恋愛ではよくある手法でした。多くの作品は非常に説明的で、しかも箇条書きに会話体語尾などを付け加えただけの噂話形式でした。
この作品もかなりぎこちないですね。不快人物たちも異常心理ではありませんし、噂の臨場感は残念ながらありませんでした。そのため、サイコホラーとも違いました。そしてこの物語で語られる噂の内容は、怪異譚である可能性が極めて低いと感じました。怖くないよ。怪奇現象ほん怖系噂話の気配がまるでしない。
せっかくのなんちゃってビクトリアン設定、言われなければわからないレベル。馬車と汽車が共にあるけども。どちらも名称がでるだけなので、わざわざビクトリアンと断る必然性が感じられず。言われてしまうと、ホラー脳の人は勝手に期待値上がるのです。
ビクトリア朝が舞台のホラーとは違うので注意。もちろん、ビクトリア朝時代に書かれた偽古文時代劇ホラーである「ゴチックホラー」でもありません。
ビクトリアンホラーの閉塞感が欲しかった。女性が因習と自立の混沌に悩まされていた時代感があれば。この作品、一見そうなんだけど、実際には現代日本でも成り立つので、非常に残念。ぽっと出の親戚の棚ぼたも19世紀西洋風というより現代日本っぽいですね。
昭和な昼ドラでした。
ホラーじゃないなぁ。
肝心の駅関連の設定は、ありがちながらもちゃんと不気味でいいと思うんだけど。ホラーとして生かされてません。もったいない。ホラー展開があれば楽しめました。昭和な昼ドラとホラーって相性いいのに。
余談
2020年当時、なろうの規約ではレーティング関連は、現在と違って、直接表現のみならず想像させるものもNGと書いてありましたから、この作品は相当にグレー。現在では、ヘルプやマニュアルにもそこまで厳しい説明はありません。具体的で詳細な描写が禁止されているだけですので、今となってはおそらくセーフ。
今回はここまで
既に16世紀ごろの貴族男女の交際事情は、現代人が考えるよりもっと奔放だった模様。さまざまな証拠が残されていると、中世研究や文化史のサイトに書かれております。ここ10年ほどで、文化史はずいぶん多くの発見があり常識が覆されたみたいですね。
お読みくださりありがとうございます
続きます




