夏のホラー2020、初回掲載8/1④
●作品468
嘘つき
作者:鞠目
短編
2,044文字
内容
同窓会の帰りに駅で何かを落とした
感想
落とした気がしても、その時には見当たらずわからない。案外現実でもありますね。置いてけ掘の逆みたいなお話でした。
余談
ラスト、ホラー脳の人間だと逃げ切ったかと思ったらまだだったというパターンかと思っちゃいます。主人公の対応は怪異から逃げる人の正解行動なんですよね。普通は、なんでそれ持ってっちゃうのー!となるところを、切り離しに成功してますから。
感想欄の応答では、主人公の行動がおおむね非難されてました。現代では臆病な小市民特有の行動が理解されないんでしょうか。本文とは関係ないところで、主人公さんが気の毒になってしまいました。この人、昭和の感覚だと何にも変なことしてないんですよ。ホラー作品内では、グローバルにそう。生き残る人の行動。
大学卒業後8年、明記はないですが多分学部の卒業後で、だいたい30過ぎ。恐妻家の中年、貰った帽子を早速かぶるくらいなので仲はいい。ここもまた、平成後期〜令和の若者には理解不能かも。帽子が大事だからじゃなくて妻が怒るからと言ってる、と不審がりそう。
●作品469
ともだち
作者:l⊥l [+]
短編
728文字
内容
駅で話しかける男
感想
余白が多く取られている箇所があります。苦手な人は注意。短いですけど、ぞわぞわします。
余談
作品298『ドラッグストア』作品444『其処に住むモノ』 の作者です
余談
語り口は昭和の50代くらいのイメージですが、小4から2、30年経っていると書いてあります。20年と30年ではアラサーとアラフォーの違いがありますね。この年代で10年は大きいので、2、30年と口にしていることからアラフォーが正解かなと愚考。作者の意図ではないと思いますけどね。29歳は小4を2、30年前と言わない気がする。
今回はここまで
今回、余談ばかりで更新は零時を過ぎてしまいました。
お読みくださりありがとうございます
続きます




