夏のホラー2020、初回掲載8/1③
●作品466
共に生く、共に逝く(夏のホラー2020)
作者:どくだみ
完結済(全7部分)
14,996文字
内容
駅で背中を押され、気がつくと電車の床に寝ていた
感想
駅舎に閉じ込められますが、駅のホラーかというと微妙。アパートでも小屋でも会社でも成り立つ内容です。閉じ込められた部屋は駅員室と書いてありますが、駅らしい内装などの描写はないので読んでいて駅であることを忘れました。物語は、神隠しものです。
●作品467
私と詩野ちゃんは森黒駅線路上にて死ぬ
作者:妖洞変化
短編
6,315文字
内容
いじめから助けた女の子と友達になった。
感想
サスペンスとスプラッタとサイコホラータグがあります。詳しい描写はないですが、電車に轢かれる状況が出て来るので、想像してしまう人は注意。
サイコホラーは違うと思います。異常心理ものではなく、痴情のもつれサスペンスでした。高校生という設定は特に生きていないようでした。社会人でも中学生でも大学生でも、老人でもニートでも成り立つ話。ホラーではなかったです。
余談
調べた範囲では、森黒駅は実在しません。地名としても軽く調べた範囲ではありませんでした。黒森は地名として、山形県と岩手県に実在します。郵便番号もある地区が全国で3ヶ所確認できました。
今回はここまで
年齢や舞台の設定が全く生かされていない作品、案外多いですね。その年齢特有の行動や、その年齢だと違和感が強い行動など、ホラーならではの年齢設定の使い所があると思うのですが。
お読みくださりありがとうございます
続きます




