夏のホラー2020、初回掲載8/2⑤
●作品468
行き先
作者:ながる
短編
5,397文字
内容
乗り過ごして降りた駅で、不審な女が水を買ってくれと言った
感想
こここ、こわいですよ!
●作品469
○✖︎駅
作者:ういぶ
短編
2,155文字
内容
知らない駅でおりた
感想
前書きにホラーじゃないとあります。ホラーだと思いますよ。説話風でもあった。文体は戦中派っぽいところもあり、軽妙に進む。
●作品470
向かい席に座る少女
作者:海でぐー
短編
13,022文字
内容
人気のない終電で、真正面に座る少女がいる
感想
前書きに、期待するな、怖くない、長い、と書いてあります。後書きは普通の後書きです。本文扱いではないので、読まなくても大丈夫なタイプでした。
だんだん近づいてくる怪異。お話は単純な文章で淡々と進み、予想はつくものの来るぞ来るぞの怖さがありました。
●作品471
南仙道駅22番ロッカーに関するメモ
作者:月詠
短編
1,137文字
内容
駅員が駅ロッカーに放置されたものを記録している
感想
こわいですよ!テンポよくスルスル読めてしまいますが、グロもあります。注意。
●作品472
駅の断末魔
作者:近江 仙
短編
3,817文字
内容
真っ暗な駅で女の声が聞こえる
感想
サイコホラータグですけど、サスペンスですよね?
●作品473
田舎の廃駅に灯る
作者:ラストラ
短編
3,695文字
内容
道で会った知り合いに連れられて廃駅に行く
感想
文章は読みやすく、ばけもの話のテンプレが楽しめて満足でした。流れも綺麗な駅ホラー。面白かったです。
●作品474
終電のはずが...
作者:機械仕掛けのリンゴ
短編
7,104文字
内容
来た電車に乗って帰るが、降りた駅は最寄駅ではなかった
感想
痴情のもつれホラー。作者の意図ではないと思いますが、主人公は当事者なのに他人事のような感覚で事態を見ていて、情緒欠落が感じられてしまいます。
●作品475
廃車両のかくれ鬼
作者:どんC
短編
2,770文字
内容
子供の頃踏切で死んだ子供が目の前に現れる
感想
猟奇的な発言あり。モダンな感じのホラーでした。胸糞主人公ですが、ちらりと罪悪感を持ちます。そのへんの心理描写が、どこにでもいる平凡な人間という感じがしてゾッとします。怪異はちゃんと怖いです。
今回はここまで
お読みくださりありがとうございます
続きます




