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【Web版】異世界行ったら長野の神になりました  作者: 茨木野
第3章

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247/253

247.



 どうやら俺の意思を、精霊たちが勝手に汲み取り、それを魔法に変換して発動させてしまうらしい。


「これ……まずくね……?」


『そうじゃのぅ~。生きづらいのぅ』


 フェリのやつが、宙に浮きながらニマニマと意地悪く笑っている。

 クソッ。わかってやがるな。


 そう、俺が「ちょこっと」思っただけで、精霊が勝手に魔法にしてしまうのだ。


 例えば、街を歩いていて肩をぶつけられたとする。俺が少し「イラッ」としたとしよう。精霊はその俺の感情の揺らぎを敏感に感じ取り、勝手に相手を焼き殺してしまうかもしれない。


 タチが悪いのは、俺がそれをコントロールできないことだ。

 自分で魔法を使うなら、威力や範囲を調整できる。だが、精霊による自動発動は予測不可能だ。


 広範囲殲滅魔法がいきなり発動する可能性だってある。そうなれば、無関係な一般人を巻き込んで大惨事だ。


「どーしたもんかね……」


『やり方はあるがな』


「なに、あるのか?」


『うむ。フェリさんに教えを請うのじゃ』


 フェリはふんぞり返り、小さな胸を張って見せた。


「ふぇ、フェリさん……教えられるのかっ!」


『うむ。ただのタダ飯ぐらいの食客だと思ったら、大間違いだってことを、お教えしよう!』


 ドヤァ! という効果音が背後から聞こえてきそうな、完璧なドヤ顔だった。


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