247.
どうやら俺の意思を、精霊たちが勝手に汲み取り、それを魔法に変換して発動させてしまうらしい。
「これ……まずくね……?」
『そうじゃのぅ~。生きづらいのぅ』
フェリのやつが、宙に浮きながらニマニマと意地悪く笑っている。
クソッ。わかってやがるな。
そう、俺が「ちょこっと」思っただけで、精霊が勝手に魔法にしてしまうのだ。
例えば、街を歩いていて肩をぶつけられたとする。俺が少し「イラッ」としたとしよう。精霊はその俺の感情の揺らぎを敏感に感じ取り、勝手に相手を焼き殺してしまうかもしれない。
タチが悪いのは、俺がそれをコントロールできないことだ。
自分で魔法を使うなら、威力や範囲を調整できる。だが、精霊による自動発動は予測不可能だ。
広範囲殲滅魔法がいきなり発動する可能性だってある。そうなれば、無関係な一般人を巻き込んで大惨事だ。
「どーしたもんかね……」
『やり方はあるがな』
「なに、あるのか?」
『うむ。フェリさんに教えを請うのじゃ』
フェリはふんぞり返り、小さな胸を張って見せた。
「ふぇ、フェリさん……教えられるのかっ!」
『うむ。ただのタダ飯ぐらいの食客だと思ったら、大間違いだってことを、お教えしよう!』
ドヤァ! という効果音が背後から聞こえてきそうな、完璧なドヤ顔だった。
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※1/2(金)
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