246.またも
死んだはずのモリガンが、なぜか蘇生した。
いや、おかしい。俺はまだ【死者蘇生】を使っていない。
なのになんでピンピンしてるの?
た、たしけてー! 万里ばーちゃーん!
ピコンッ♪
タイミングよく、スマホにメッセージの通知が入る。
こういうときは、十中八九ばーちゃんだ。あの人、孫の冒険をどこかの次元からリアルタイム視聴しているらしいからな。
【孫がお困りの様子なのねん☆】
さすがだぜばーちゃん。エスパーかよ。
【結論から言うと、精霊が『忖度』したのねん☆】
精霊の忖度。
俺はスマホを持ったまま、ガックリと項垂れた。
またかよ……さっきもあったろそれ。
【神ともなれば、精霊を従えるものなのねん。精霊は神の意志にそって動き、奇蹟を形作るのねん】
【界人がそこの女神を蘇生させたい、そう思ったから、精霊は意思を奇蹟に変えて実行したのねん】
つまり、俺の「生き返ってほしい」という強い思いが、魔法というプロセスをすっ飛ばして、直接モリガンを復活させたってことらしい。
理屈はわかるが、現象がデタラメすぎる。
【ちなみに通常の【死者蘇生】じゃ、女神は蘇生できなかったのねん】
「は!? まじかよ……」
俺は驚愕のあまり、その場でのけぞった。
じゃあ、俺の思いが通じなければ詰んでたってこと?
【当然ねん。人ごときが扱える魔法で、より上位存在である神を生き返らせられるかって話しねん】
【お知らせ】
※12/27(土)
好評につき、先日の短編の、連載版、投稿しました!
『【連載版】スキル【リサイクルショップ】で捨てられた悪役令嬢(英雄)や神器を仕入れて修理したら、いつの間にか最強国家になってました 〜捨てられ貴族の楽しい領地改革〜』
https://book1.adouzi.eu.org/n0648lo/
広告下↓のリンクから飛べます。




