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Socond Game - キャラクター設定(完全版)

【キャラクター】

・ビタースイート

右半分がホワイトチョコレート、左半分がビターチョコレートのスウィーツ。

たびたび魔法少女たちを心配する素振りを見せるが、それはそれとしてゲームマスターとして非情な行動をしたり、参加者に暴言を吐いたりする。

偽スウィーツに偽装された、元スウィーツの改造体。ルナティックランドより管理者として表に立つ任を与えられる。

元々はスイートランドに作られた『ホワイトチョコ』だった。しかしルナティックランドに捕まって改造され、今の『ビタースイート』となった。

元の心はそのまま残っているが、それと同居して狂気を植え付けられているため、暴言を吐きながら参加者のことを心配したり、親身に寄り添いつつ参加者を地獄に突き落としたりと、一貫性のない行動を見せる。

ちなみにルナティックランドが分裂実験の被検体にしていたため、潰しても新しく用意できる。分裂の代償として魂が尋常でなく疲弊しているため、狂気の浸食も早くなっている。


・ルナティックランド

研究者然とした男の魔王。今回のゲームの仕掛け人。

狂気の国の魔王――というより、スピリットランドの片割れ。

本来は、二人一組の男女の魔王スピリットランドとして扱われる。(どちらも真名はスピリットランド。ルナティックランドは自称)

当然ながら、たった一人の世界では正気と狂気など存在しない。正気が存在してこそ、狂気は存在する。その条件を満たすために生まれた狂気側がこの男で、正気側が輪廻の方。

スピリットランドの構造は狂気と正気の対立構造で、狂気が優勢であれば正気の力は極端に抑え込まれ、逆に正気が優勢であれば狂気の力は極端に制限される。

狂気がスピリットランドを完全に支配したことで、今はルナティックランドに改称されてしまった。支配権を得たルナティックランドは自身の世界自体に改造を施し、他の魔王の世界に寄生する形で支配権を乗っ取る、寄生型の世界へと発展させる。

今回のゲームに際してルナティックランドをスイートランドに寄生させたが、狂気の力強さと根の深さを信奉しており、リスクは限りなく低いと踏んでいた。

彼が信奉する狂気とは、「決して抗うことのできぬ渇望であり、真に解放されたそれは何者にも止めること能わず、時を越えようと永久に不滅の本性。我らを導く託宣者であり、輝く月の魔力は自らに究極の快楽を齎すとともに、他者が心にかけた理性の錠前を外させる解放の光となる」というもの。要するに、我慢できない欲望であり、誰にも止められず、絶対に消えないその人の本質。狂気は自分たちを導く神のような存在であり、究極の狂気は究極の快感を齎し、そして他者の狂気すらも解放する。というもの。これがルナティックランドを支える根本原理であり、仮にこの観念を完全に否定することができればルナティックランドは力を失う。(普通の魔王は自身の観念を完全否定された場合消滅するが、スピリットランドは二対の魔王なので絶対に概念否定では消滅しない)

能力は精神干渉系に偏っており、戦闘は苦手としている。しかし催眠魔法は状況次第では魔王にも効果を及ぼすほどに強力で、それによって『魔法が縛られている』という思い込みを全員に課し、固有魔法以外の力を制限した。(彼自身は自発的な狂気こそ美しいという美学を持っているので、催眠で無理矢理発狂させるような真似は性質上できない。それをした瞬間、性質破綻を起こし力を失う)


色川いろかわ 香狐かこ

魔王ワンダーランド。キャラクター背景はFirst Game参照。

スイートランドにやって来た当初は今まで通りのドレス姿だったが、事件発生後、スイートランドに自らの決意を表明し、スウィーツの創造主の手で魔法少女に近しい存在へと生まれ変わった。その際、自らの悪行を悔い懺悔する巫女の姿へを獲得する。勾玉を通したネックレスを首から下げている。

前の世界の狂気は、殺人の恐怖が全員に伝播したことに原因があると考え、処刑ルールでの殺人の咎も全て一人で背負うことに決めた。直接的に手を下した魔法少女に対しても、事情を酌み同情的な様子を見せ、またこの状況に追いやった魔王が悪いのだと徹底的に諭していく。

しかし、「罪を償う」という命令に縛られていることに対して、「もしかしたらこれは自分の意志ではないのではないか」という苦しみに直面することになる。(実はその制限は、魔法少女化するときに透意によって外された)

輪廻に対し、どこか既視感のようなものを覚えながら接する。交流の最中、フードの下の彼女の素顔を目撃してしまい、前回ゲームの参加者であるサキュバスと酷似していたことから事情を問い詰める。何も語ってはもらえなかったが、香狐は輪廻の存在に、次第に完全蘇生への希望を見出す。

固有魔法:[幻想書架]

見聞きした物事の全てを記録し、任意にその記録を閲覧することができる。この記録は如何なる干渉をも受け付けない。

固有魔法:[浄罪慈雨]

自身の抱く罪悪感の大きさに比例して魂を純化する。この魔法は付近の存在全てに適用される。

(獲得手順の関係上、最初の事件発生後、あるいは全てを思い出したループでスイートランドからの信頼を勝ち得、契約した状態でのみこの魔法を行使できる。契約後も[幻想書架]は残る)


甘味あまみ 透意すい

スイーツランド。甘美の国の主。スウィーツの創造主。

ありとあらゆることを味覚として受け取る共感覚を持つ。楽しいことや幸せなことは甘い味、辛いことや苦しいことは苦い味がする。この共感覚は記憶の再生の際にも発生し、「思い出すだけで苦い」という表現を透意は何度か用いる。

突然スイートランドに乗り込んできた香狐に対して最大限の警戒で応じ、入ってきた魔法少女を強制的に追い出すように迫る香狐の要求を拒否する。(そもそも香狐は透意の愛しい魔法少女たちを七人死に追いやった元凶。信用できるわけがない)彼女と口論している間に、全員がこの世界に閉じ込められ、ルナティックランドによるデスゲームが開始される。

最初は香狐もルナティックランドの手先だと思っていたが、そうこうするうちに事件が発生し、その中で香狐が見せる表情に心を動かされ、彼女の真意を問いただす。そこで香狐を信頼することを決め、彼女を魔法少女にする。

この世界がループするターニングポイントに設定されており、彼女の死によって世界はデスゲームが始まった瞬間(ルナティックランドが融合した瞬間)へと回帰する。自身の死によって世界内部の時間は巻き戻るが、彼女は死の直前に固有魔法を発動し、『次の世界』へと記憶を持ち越すことができる。『次の世界』の自分に対してこの魔法を用い、なんとかしてデスゲームを止めようとしていたが、その試みは全て失敗に終わった。

スイーツのアクセサリーをあしらったノースリーブの白ワンピ姿。

白髪ツインテのロリっ子。右がピンクの瞳、左がブルーの瞳でオッドアイになっている。

固有魔法:[味覚伝播]

自分が体感した味覚を、対象とした人物へ伝えることができる。伝達は時間に囚われず、ある程度の時間の壁であれば飛び越すことができる。(スイートランドはあらゆることを味覚として受け取る共感覚を持っているため、味覚にあらゆる情報を乗せることができる)(誰よりも鋭敏な味覚でこの世の何よりも強烈な苦味を感じているため、相手に強制的に苦味を送り込めば強制的に意識を奪うことすらできる)


紫月しづき 輪廻りんね

ワンダーランドが開いた殺し合いに参加していたサキュバスの面影がある――というかほぼ瓜二つながらも、どこか雰囲気が違う少女。羽や尻尾などは存在していない。髪の色や喋り方も違う。

お嬢様口調。艶やかな和服姿。

やはりと言うべきか、あの殺し合いの記憶は一切有していないらしい。

その正体はルナティックランド、というよりスピリットランドの、研究者然とした男ではない方のもう片割れ。前回のゲームに参加していた桃井夢来は、彼女が各地に放っていた分身――というより受け皿の一人だった。そのために桃井夢来――あのサキュバスは、全魔物に有効な絶対法則である自己の性質上の縛りから脱却していた。(性質から外れた行動を行えない魔物にとって、自らが魔物であることにコンプレックスを抱くなど本来あり得ない出来事)

こちらは正気側の魔王ではあるものの、魔王である以上人間を作り出すようなことはできず、彼女が作る魔物も結局は凶悪な性質や性格を備える魔物だった。しかし桃井夢来はもともと設定されていた人格より離れ、不完全ながら感情の萌芽を持ち始めていたために、魔王スピリットランドとして興味を抱き、自らの正体に関する記憶を消して感情制限を解除。普通に生きることを許していた。「After the fourth tragedy ④」で思い出した、夢来が願った相手というのはこのスピリットランド。その願いに関して香狐は命令能力で聞き出しただけで、願った瞬間と香狐にターゲットにされた瞬間はイコールではない。夢来は「魔王の正体に関しての一切を忘却しなさい」という命令を受けていたため、ワンダーランドだけでなくスピリットランドのことも忘れていた。実際のところ、スピリットランドの手によって夢来の「魔物としての呪縛から解放してほしい」という願いは一時的に叶えられていた。

まあ確かに分身と言える存在なのだが、夢来はほとんど自立した存在であったため、分身体というよりも自分の子供みたいに思っている。

今回の殺し合いが始まった際は封印状態にあったが、狂気に染まった存在しか存在していなかったルナティックランドに正気の存在が現れたことで意識が覚醒。そこで自分の分身が経験した惨劇や今から起ころうとしていることを知り、ルナティックランドと対立。

ルナティックランドの妨害を強引に掻い潜って人間の世界へと脱出し、前回デスゲーム参加者である彼方に接触。ルナティックランドにより贈られたデスゲーム参加チケットを彼方より受け取り、デスゲームに飛び入り参加する。

無茶な力の行使の代償に、元々弱っていた彼女は魔王レベルの力を失い、一般の魔物と同等の存在へと成り果ててしまった。それゆえ、スピリットランドの一部ではあるが、魔王の力の保護もないため世界内部の存在として組み込まれてしまい、ループごとに記憶が消える。そもそもそれ以前に、力をある程度取り戻すまでは正気を失う=一切の記憶が消えた状態となるため、輪廻だけが知っている狂気の打倒方法もしばらくはロストした状態となってしまう。

しかし正気を持つ者との交流、特に狂気を知るがゆえに正気と狂気に明確な線を引いて行動している香狐との交流によって、次第に魔王としての力を取り戻してゆく。それによって輪廻はかろうじて魔王として復活し、自分だけが知るこのループからの脱出方法を伝える。

記憶はないながらも、『理性の光』という言葉に執着するとともに、狂気への恐怖心と、それを排斥しようとする姿を見せる。

洗脳に関しては否定的であるため、自分が作った魔物に対しても、命令能力を用いて強制的に心を捻じ曲げるようなことはしなかった。香狐の(償い云々の)事情は知っているが、善を行わんとする姿勢は好ましいと思うと同時に、これではいけない状態だとも思っている。命令能力に縛られているからではなく、香狐が自ら望んで贖罪を果たすことが重要という考え。ただし状況の打破が最優先とも思っている。

Second Gameで一番のミスリード要員であり、唐突な殺し合いへの乱入、夢来との接点の仄めかし、蘇生の可能性の提示、真の黒幕としての疑いなど、とにかく謎をまき散らす。

固有魔法:[????](名称未定)

対象とした相手全員の魂をリンクさせ、魔力を共有化する。なおこのリンクは敵対する相手にも仕掛けることができるが、拒否された場合の成功率は著しく低い。


法条ほうじょう りつ

ミステリアスな薄紫髪の軍服少女。最前線級魔法少女。軍服につけられた三つの勲章は、彼女の人生における三つの誇るべき功績を形としたもの。

第一の功績は、正義に基づき友人を守り、感謝されたこと。第二の功績は、同調圧力に流されず原則に沿った行動をしたことで多くを救い、表彰されたこと。第三の功績は、最前線で都市伝説級の魔物を打倒したこと。それぞれ、盾を模った勲章、契約書を模った勲章、交差する銃を模った勲章として飾られている。

言葉は端的に、なるべく短くまとめて話す。

道徳心は人一倍で、頑なに規律に従おうとする姿を見せる。そのためデスゲームのルールにも従うつもりでいた。

しかしこのデスゲームは、もともと過ごしていた日常とはあまりにルールの異なるものであり、片や他者を傷つけることを許さぬ世界、片や仲間の殺害を強要する世界。もともと馴染んでいたルールから百八十度転換するようなことはさしもの彼女とてできず(というか元来、この子の規律順守は単純な規律信仰ではなく、人を守るための正義の発露だった)、殺人は悪だという感覚に苦しむ。その末に、彼女は[因果逆転]の魔法で自らの心のベクトルを反転させてしまう。

個人を個人たらしめるのは、個々の持つ心のベクトルだという独自の哲学を持つ。好意・嫌悪や、関心・無関心、そういったプラスマイナス混合のベクトルが多様に絡まったものこそが『個人』(人格)というものの正体だと考えている。そういう意味で、彼女の魔法はあくまでも『反転した個人』を生み出すだけの魔法であり、『個人』という存在そのものを破壊してしまえるわけではない。

固有魔法:[因果逆転]

対象のベクトルを反転させる。この魔法は物理的現象に限らず、非物質的対象であっても有効である。ただし反転対象は必ず視認できる形で表現され、ベクトルを有するものでなければならず、それが視認できている場合にのみこの魔法を発動できる。(例えばアナログ表示の時計であれば時間の流れを認識できるのでそれを逆回しにすることもできるが、デジタルの時計はあくまでも「定期的に切り取られた時間」でしかないために逆回しにはできない。またこの場合、反転するのは時計の進みであって、実時間が巻き戻るわけではない(時間流は目に見えない))(記録を改竄する場合も、ただの時刻表期は改竄できない。○○秒経過なら逆にできるし、出入記録を逆にすることも可能)


玉手たまて 子犬こいぬ

【獣王】の二つ名を冠する魔法少女。

元気溌剌系ロリ、でもたまに影がある。透意がただの魔法少女じゃないとなんとなく見抜いている。というより、透意はこの不思議な世界に順応しすぎ。また、香狐が魔王であることはスウィーツから聞かされて初めから知っている。

魔法少女らしい、みんなを救うための志に満ちているが、一方で最前線で熾烈な戦いを潜り抜けてきた彼女は、理想のためには犠牲が必要なことをよくよく理解してしまっている。もちろん犠牲を歓迎はしないし、極力避けようとするが、最悪の場合「疑わしきは罰せよ」で動いてしまうこともある。

最前線で二つ名持ちの相手とは数多く顔を合わせており(本人が交流を好むタイプでもあったため)、空澄や藍とは顔見知りだった。香狐のデスゲーム終了後、一線を退いた藍と交流する機会を持つことはできなかったが、空澄の死に心を痛め、スウィーツから聞ける限りのことは聞き出していた。そのため、First Gameがどのように展開していったかも、どのように崩壊したかも知っている。また、ほとんどの参加者については教えてもらえなかったが、現在も要警戒対象であるワンダーランドが名乗っていた名前、「色川香狐」という名前だけは教えてもらっていた。そのため、このゲームの最初から香狐=ワンダーランドであることは気づいており、不穏分子として隙あらば殺そうと決意していた。それがたとえ、デスゲームのルールとして【犯人】に認定され、処刑台にかけられる行為だとしても。

犬耳犬尻尾のキュートな女の子。ロリ巨乳体型。暖かな陽光のようなオレンジ髪。おへそ出る系のシャツの上に、サロペットという挑戦的スタイル。

固有魔法:[聖獣召喚]

契約獣である動物を魔力の許す限り召喚することができる。契約獣とはこの魔法の持ち主と心を通わせた動物のことを指す。契約獣は一定時間魔物へ攻撃可能となり、身体能力が向上する。効果が切れると共に元の場所へ送還される。


霧島きりしま 栗栖くりす

ボクっ娘。観察眼がとても鋭い。ただし空澄レベルではない。

茶髪。探偵お馴染みのインバネスコート、鹿撃ち帽、パイプ(葉っぱ吸うやつじゃないよ、ただの笛だよ)の格好をしている。なおパイプ笛は横のボタンを押すと湯気が出るという超絶無駄な機能がついている。冬場はこれで温まることもできる。常にペンとメモを持ち歩いており、また、ペンを使わないときは耳に引っ掛けがち。

なお別に職業探偵というわけではなく趣味の領域。ただのミステリー好き。ただ謎解きは得意なため、謎解き系の魔物の討伐をスウィーツから依頼されることはしばしば。

人の注意を引きたいときは、他人の会話をぶった切ってパイプ笛を吹く癖がある。

今回の不憫枠。周りに雑に扱われることもしばしば。

ざっくりした性格なので他人を雑に扱うし、同様に他人からも雑に扱われるが、実はかなり繊細な心の持ち主。罵倒されればそれなりに本気で傷つくし、失敗したら過剰に自分を責めるし、敵意を持たれたら過剰に卑屈になる。本人も自分の振る舞い方が性格に合っていないとは自覚しているが、今更振る舞いを変えたら変な目で見られるかもしれないと思い、なかなか変えられないでいる。

とりわけ自分を客観視した際の自責の強さは異常なレベル。自分の全てを否定する勢いで悪い点ばかりを探し、自分を罵倒する。

ミステリーに関する自信は、彼女の誇りでもあった。実際、彼女の思考力は(色々ぶっ飛んでいた空澄には及ばないまでも)かなりの域にある。デスゲーム開始直後は「自分の得意分野だ」「自分の能力でみんなを救ってみせる」と思っていたが、現実の殺人事件の重苦しさに打ちのめされて思考能力が低下し、更に香狐にリードを取られ(たと思い込み)、自尊心を失って破滅思考に陥る。突発的な自殺衝動に襲われることもしばしばあり、追い詰められた果てに、とあるループでは一大自殺トリックを作り上げて誇りを取り戻す代わりに命を落とした。

固有魔法:[探偵隠形]

対象とした相手から如何なる方法を用いたとしても知覚されなくなる。この対象は最大で三人まで設定でき、効果時間は百八十秒÷対象人数となる。効果時間が切れるまで魔法を解除することはできない。この魔法は再使用までに三時間の時間経過を要する。


小古井こごい 奉子ともこ

ロリっ子メイド。

他人に奉仕することを生きがいとしており、頼まれたことは(本当に変なことを頼まない限り)嫌な顔一つせずに引き受ける。

「~なのです!」とかおかしな喋り方を使用する。

落ち着いた性格に見えるが、実際はかなり熱が入るタイプ。あと割と傷つきやすい性格。

小学生時代のトラウマから裏切りを憎悪し、『汚れ』『穢れ』に対する激しい嫌悪感を抱いている。とりわけ、人間の人格の『穢れ』に対しては殺意に近しいほどの嫌悪感を発揮する。(魔物はそういうもの、と認識しているので対象外。あくまでも、もっと優しくなれるはずなのに、汚らしい人格を引き摺って生きている人間が許せないだけ)

ループの最中で何回か掃除と称して殺人を行っているが、【真相】が暴かれた後に皆から非難の目を向けられ、自分が皆に対する裏切りを働いたのだと悟り発狂している。

水色の髪を、左右両方でお団子にしてまとめ、ややコスプレっぽいメイド服を着ている。スカート丈は膝の少し下までくらい。

固有魔法:[共鳴急行]

魔法のハンドベルを生み出す。このベルが生命を持つ存在に鳴らされた場合、この魔法の持ち主は瞬時にハンドベル周辺の状況を認識し、望むならばその場に転移することができる。ベルは最大で五つまでしか存在できず、新たに生成した場合古いものから消滅する。


つつみ 結似ゆに

着ぐるみ少女。着用している着ぐるみは毎日入れ替わる。犬とか猫とか鼠とか。パジャマ系のゆるい着ぐるみじゃなくて、遊園地系の完全装備着ぐるみ。めっちゃ暑いはずだけど中はどうなっているのやら。(温度湿度の自動調節機能があるのでむしろ外よりも快適)

語尾はそのときの着ぐるみに合わせて変わる。ネコなら「にゃん」になるし、犬なら「わん」になるし、ネズミなら「ちゅー」になるし、クマなら「くま」になる。いや最後おかしくない?

一人称も定まっていないため、暫定的に「結似」と名前で自分を表す。また、何かを喋るときも絶対に断定するような言い方は避け、「のはず」「かもしれない」などという言い回しを多用する。

彼女は自分の自我が薄い?ことをコンプレックスに思っている。しかし自己の感情が希薄な反面、他者の感情にはこの上なく感化されやすい。

彼女はとても純粋で透明だが、反面、狂信も殺意も盲愛も、どんな狂気も取り込んでしまう危うさがある。きっと彼女に必要なのは、安定した優しさを持ち続けていられる誰か。それが見つけられるかどうかで、このデスゲームの中で殺人をするか否かが分かれる。

固有魔法:[混沌変化]

固有の名前と姿を知っている人物、動物、魔物に変身することができる。一度変身した場合、一時間が経過するまで魔法の解除及び再使用が不可能となる。


万木ゆるぎ 光花みか

【聖女】の二つ名を冠する魔法少女。

常に気丈に明るく振る舞い、はきはきと喋る。

鎧ドレスを着込んだ金髪騎士。三段階変身の衣装であり、重装備・軽装備・アーマーなしの三つの衣装に変更することができる。

徹底的な『赦し』の哲学を実践している。魔物に対しても慈悲を持ち、悪戯妖怪的な程度の低い存在は見逃し、どうしても見過ごせない害を為す存在だけを討伐している。

しかし彼女の『赦し』は、他人の罪を『赦す』ことで、自らの罪を『赦してほしい』という心の表れでもある。そのことは自分自身理解しており、『赦してほしい』と願うと同時に『赦されないだろう』という相反する感情を抱いている。

なお彼女の罪というのは、空想級の魔物との戦いの際、致命傷を負った友人を治さずに自分の命を優先したこと。(光花の固有魔法の奥の手は使った直後に気絶してしまうが、この際光花たちは武器をぶつけ合っている最中だったため、仮に友人を治療したとしたら代わりに光花が死んでいた)(ただし光花なりに大局を見た判断ではあった)(実際のところ友人も光花が助かることを望んでいたため、この罪悪感自体が見当外れのものでもある)

殺し合いの最中、殺人の罪をも許す香狐の存在に希望を感じ、彼女に接触。香狐に信頼を置く。子犬に(やや悪意的に誇張された)香狐の正体を告げられた場合、失望から断罪を実行。逆に香狐に依存しすぎると、『赦されたい』という渇望から自ら罪を作り出してしまう恐れがある。

固有魔法:[聖光加護]

自身より半径10メートル以内の存在の傷・魔力を敵味方の区別なく常時回復させる。また、この常時回復を一日停止させ、魔力を全て消費することと引き換えに、対象の傷を完全に回復させる。


亜麻音あまね 琴絵ことえ

魔法陣を用いる儀式系の魔法持ち。

物事を詩や歌に乗せて伝える。

英雄譚に感化されて幼少期を過ごしたが、現実で英雄のように活躍することなど自分にはできないと絶望し、空想の英雄譚に傾倒する。せめて文筆家になろうと、小説を書いたりしたもののしっくり来ず、むしろ自分の理想は詩に近いと理解する。読んでいた英雄譚の影響で、吟遊詩人に憧れる。

その頃スウィーツと契約し、魔法少女となる。英雄のような活躍に仄かに期待していたが、結局そこまでの力はなく、しかし平均以上の能力はあったため、最前線級魔法少女として戦う傍ら、二つ名持ちの魔法少女の活躍を詩にまとめている。

英雄による世界の浄化を理想として掲げており、魔物を倒す戦いには積極的に参加している。英雄を支える人々の必要性もよく理解しているため、英雄のために行動しようとする気持ちもある。二つ名が与えられるほどではないが一応は最前線級魔法少女。優しい人だけの世界だったらどれだけいいものかと常々考えている。

吟遊詩人風の装い。羽付き帽子や皮グローブ、長いブーツなどが特徴。

ハーモニカや小型の琴、リュートなどの楽器を自在に取り出すことができる。

固有魔法:[試練結界]

真紅の光を空中に描く筆を出現させる。五芒星の魔法陣を描いた光は消えずに空中に固定され、その魔法陣の半径五メートル以内に迷いなき殺意を抱く存在が侵入した場合、その存在の魂は破壊される。効果対象とされるべき存在が魔法陣上に複数存在する場合、その全員に効果が適用される。効果適用後、魔法陣は即座に消滅する。(ただしこの魔法は、ある程度の魔法耐性を有する相手だと高確率でレジストされてしまう)


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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新ありがとうございます。 真実を知ってから読み直すと、子犬と透意の言動に伏線が大量に張られてましたね。 香狐のモノローグ(解釈)がミスリードになっていて全然気づきませんでした。 開始時か…
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