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マギア・ミステリー 魔法少女たちが綴る本格ミステリーデスゲーム  作者: イノリ
Chapter1:彼方の背中に何を見る 【問題編】
216/232

◇◆◇First Case 「読者への挑戦状」◇◆◇

6/6 投稿分②

『どうも! 本編じゃ説明役に終始させられたビタースイートだよ!』

『なんか魔王様から、なるべく魔法少女には接触しないようにってお達しが出てるんだよね。自発的に狂気に向かうから意味がある、とかなんとか』

『素晴らしいお考えだよね! 僕なんかとは発想からして違うよ!』

『とまあ、僕の活躍を待ってくれている読者への釈明を済ませまして』


『それはそれとして、あの子、まさか死んじゃうなんてね……』

『僕、死ぬのは木っ端魔法少女からだと思ってたよ。ほら、霧島さんとか露骨に噛ませっぽいしさ。いやー、ビックリビックリ』

『あ、待って。あれでしょ? ミステリーって確か、死体の入れ替えトリックみたいなのがあるんでしょ?』

『今回もきっとそれだったんだよ! 自殺なら全部に説明がつくもんね! なるほど、これで謎は全部解けた!』


『……え? なんですか魔王様?』

『謎解きはデスゲーム参加者と読者の役目だから、僕がこんな場所で語るのはルール違反?』

『あっ待ってこっち来ないで殺さないで……あぐぅ!』

『……ホワイトチョコの部分、焼きゴテでちょっと焼かれちゃった。ぴえん』

『ま、まあ、ここは本編とは全く関係がないのでご了承ください空間だから! 後で治るから大丈夫!』


『というわけで気を取り直しまして! これより、挑戦状を提示させてもらうよ!』

『もちろんやることは、ゲームの参加者と一緒!』

『みんなはただ、事件の【真相】を突き止めてくれればいいよ!』

『推理に必要な手掛かりは、作中で全部提示されたよ。見逃さないように注意して、それでも見逃しちゃってそうならもう一回読み直してね!(露骨なPV稼ぎ)』


『あそうだ。最初に言った通り、【真相】っていうのは誰が殺っちゃったか(フーダニット)どうやって殺ったか(ハウダニット)ね』

どうして殺ったか(ホワイダニット)には答えを用意しなくてもいいよ! どうあがいても妄想の域を出ないから』

『これ、【犯人】に推理を叩きつけたときに「すごい想像力だね、小説家にでもなったら?」って言われないためのテクだから。覚えておいて損はないよ!』


『あ、これもミステリーのお約束だけど、叙述トリックまで疑っちゃう人もいるでしょ? あと、どんな魔法も存在し得るなら推理のしようがない~だとか』

『そういうつまらないアレコレを避けるため、推理の前提事項は今回も書いておいてあげたよ!』

『はいどーん!』






・この物語において、色川 香狐は信頼できる語り手である。彼女が今回の事件に対する認識を改竄された/改竄した可能性は存在しない。


・【犯人】がいるとするならば、それは「登場人物紹介」のページに名前が含まれている人物である。ただし、ルナティックランド及びビタースイートは【犯人】ではない。彼らに従う魔物が魔法少女を攻撃したということもまたあり得ない。


・物語内に描写や示唆のない物体、現象、科学技術、魔法は事件に用いられていない。


・魔法少女やスウィーツ、魔物、魔王が持つ魔法由来の特殊能力を除き、物語の世界の物理法則は現実の世界と同一とする。また、ルナティックランドの課した制約は絶対であり、魔法少女は固有魔法以外の魔法的能力を用いることができない。


・物語内で語られた魔法のルールや法則に関して、嘘や間違いは含まれていない。


・身体検査は全員に行われたものとする。


・【犯人】の身体能力はかなり高めに見積もっても構わない。(ただし人間に可能な範疇で)






『こらそこ、ほとんど使い回しとか言わない!』

『リサイクルだから! ほら、ちゃんと文面も一部変更したりしてるし!』

『あと中身が動かないってことはつまり、それだけ大事な文章ってことだよ。読み飛ばし厳禁!』

『……って魔王様が言ってました!』


『それからこっちが、えっと……作者? とかいう不審者からの手紙だよ!』

『なんか急に出しゃばってきて気味悪いんだけどさ、魔王様が読み上げろっておっしゃるから仕方なく……』






・固有魔法や魔法に関するルールについて重要な点は物語の中で示しましたが、質問があれば受け付けます。また、魔法に関する質問でなくとも、わかりにくい箇所があればご連絡ください。その場合、「読者への挑戦状」ではなく、各話の感想欄(小説家になろう)、あるいは応援コメント(カクヨム)に質問をお書きください。TwitterのDMも解放しているので、もし何か不都合があればそちらからの連絡もどうぞ。(https://twitter.com/puo_0924)


・皆様に可能な限り推理を楽しんでいただくため、この作品では各章にヒントを設けています。(次のページに掲載しています)

ヒントの活用一切ナシの読者の推理は、この『Third Case 「読者への挑戦状」』の感想欄(小説家になろう)、または応援コメント(カクヨム)に投稿していただくようお願いします。

ヒントを活用して解答される読者様は、次のページ、『Third Case「ヒント」』の感想欄(小説家になろう)、または応援コメント(カクヨム)に投稿していただくようお願いします。

ヒントを活用したにもかかわらず、嘘をついてこのページに推理を書き込むようなことは――自身の良識と矜持に相談して判断してください。

最初にヒント無しで挑んで失敗したとしても、ヒント有りで再び解答してもらって構いません。

また、これはどちらのページにも言えることですが、推理を投稿する方は、なるべく他人の推理を見ないようにしておいた方が楽しめるかもしれません。他人の推理を見たくない場合、書き込まれる際は誤って見えてしまう可能性があるのでご注意ください。






『以上! わざわざコメントの必要なし!』

『魔王様もそうだそうだと言っております。やーい不審者! 今どんな気分?』

(一人虚しく脳内会話で自虐してる気分ですけど?)

『……!? こいつ、脳内に直接……!?』

『まいいや。しっし! 今大事なトコなんだから!』


『というわけでみんなー!』

『これで推理に挑戦する鍵は全部揃ったよ!』

『期限は6/20(月)まで! その日の午後九時から解決編を投稿していくよ!』


『さぁ、ここからは【犯人】とみんなの知恵比べ!』

『【真相】を暴いて暴いて暴きまくって――【犯人】を殺すまで止まらないでね? それが魔法少女たちを救う唯一の方法なんだから!』


『くははっ――っと。危ない危ない、変な笑い方出ちゃったよ』

『それじゃあ――』


『――推理スタート!』

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― 新着の感想 ―
[良い点] 香狐さんが信頼できる語り部だった点。 ずっと不安を抱きながら読んでました。 同じChapter1なのに、難しい…… [一言] 今回の推理は下記仮定のどちらかが合っている前提です。 違って…
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