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拒絶の幼馴染  作者: ひゃるる
150/200

150、二年生

 「んで、あんた誰?」


 「あー、そういえば言ってなかったな」


 謎の男子生徒がコホンと一つ咳払いをして、俺と美波を交互に見る。


 「俺は水樹大地みずきだいち。苗字だと女の子っぽくなっちゃうから、できれば名前で呼んでほしい」


 「わかった。大地君だね?」


 「わかった。水樹ちゃんだね?」


 「…なるほど、これが噂の佐倉旭か…」


 いや何?どんな噂流れてんの?ちょっと怖いんですけど。


 「冗談だって大地。これでいいだろ?」


 「ん?あぁ、おっけーおっけー。てっきり『水樹ちゃん』でいくのかと思ったわ」


 「…なぁ美波、俺ってどう思われてるんだ…?」


 「さぁ?狂人…とか?」


 「おい」


 今は冗談言うところじゃねぇぞ…冗談だよな…?


 「あはは!知り合いにまでそんな事言われるって事はよっぽどって事じゃん!」


 「なにわろてんねん。何がよっぽどなんだ?おん?」


 こいつ…高橋よりはウザくないけどウザいな。いや、十分ウザいわ。殴りたくなっちゃう。殴っていい?あ、手が勝手に動いちゃう。

 その時、教室の扉が勢いよく開く音が聞こえ、大地の笑い声が一瞬で小さくなった。それもそのはず、教室の扉を開けたのは生徒ではなく、先生だったからだ。


 「さて…全員いるか?席につけ」


 聞き覚えのある声の先生が教室のみんなを制す。

 見渡してみると、いつの間にかだいぶ時間が経っていたのか、さっきより教室の生徒の数が多くなっていた。

 そして、わらわらと喧騒に包まれていた教室は一気に静かになり、皆一斉に先生の方を見る。


 「えー、今日からこのクラスを担当する、三島唯奈だ。よろしく」


 二年C組の担任は三島先生だった。またかよ。

 いや、変に気を張らなくてもいいから楽っちゃ楽か。


 「佐倉弟、今余計な事を考えなかったか?」


 「考えてません」


 だからサラッと心を読まないでください。


 「今年は問題を起こすなよ」


 「僕がいつ問題行動をしたって言うんですか?!」


 心外だ!


 「遅刻」


 「すみません」


 「文化祭」


 「すみません」


 ちくしょう!頭が上がらねぇ!

 俺と先生のやりとりに、教室に少しの笑いが起こる。そしてそれを制す先生。


 「今日から君たちは二年生だ。去年とは違い、立場が少しだけ上になり、下には後輩がいる。君たちは導かれる立場から導く立場になった。だから変な行動は起こさないように」


 おぉ…なんかそれっぽい事言ってるわこの人。


 「…まぁ、問題行動さえしなければ私としてはどうでもいいのだが」


 台無しだよ。教師の皮を被っただけだったわ。

 さて、二年生編が始まりました。

 新たな環境の中、新キャラも追加されてだいぶカオスになってきましたね。

 ここだけの話、二年生になる際のクラス替えで、本当は旭が楓たちと一緒のクラスになるのが当初の予定でした。しかし、「あえて離してみるのはどうだろう…?」と無駄な思考がよぎった末、現在の結果となってしまいました。

 こいつ…!気が狂ってやがる…!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] クラスをあえて離す事で登場人物がどんどん増えて管理が大変になる 大変になってしまえw [一言] クラスが変わるとね 普通に疎遠になる確率高くなるんだけどね 大丈夫かね?
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