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クルマ娘キュートレーサー  作者: 印朱 凜
エピソード3
68/85

我ら華のバブル組2


「待ちな! オレ達の事も、忘れて貰っちゃ困るなァ」


 派手な出で立ちで颯爽と現れたのは、三菱GTOだった。一瞬、伊太利屋女学院のフェラーリ様を思わせるようなエキゾチックな風貌と、自信に満ちあふれた笑顔が眩しい。アップにした髪先を制服の後ろ襟にまで垂らしている。



・三菱GTO (Z16A)


 スピード:A


 スタミナ:B


 パワー:A(280馬力)


 人気:B


 その他:アメリカにダッジ・ステルスという双子の姉妹がいる。



 まるで頼もしい味方を揃えたような安心感が、そこにはあった。その幸せを噛み締めるように、アンフィニRX-7は、わなわなと感涙している。

 もう待ちきれないのか、更に独特のオーラを伴う強烈なアピアランスを持つクルマ娘が現れた。名車女子学園でも次期生徒会長の最有力候補であるスーパー優等生……本田NSXである。本気度を伺わせるような意志の強い眼差しに、手入れの行き届いた艶々のロングヘアーを風になびかせる。



・本田NSX (NA1)


 スピード:A


 スタミナ:A+


 パワー:A(280馬力)


 人気:A


 その他:全身アルミでできていると言われるほど体重が軽い



「RX-7さん、あまりに水くさいじゃないですか。私らは華のバブル組でしょう? 困った時にはお互い様です。遠慮なく頼ってくれてもいいんですよ」


「お~っ! ウソみたい! スゴすぎる~! GTOに引き続きNSXまで! きゃあああ!」


 アンフィニRX-7は、アルファベット3文字ペアに恐縮しながらも、その義理堅い人柄に、ひたすら感謝の言葉で攻め続けた。


 そして最後に遅れてやって来たクルマ娘がいる。この学校において一大勢力を誇る豊田家の中でも、トップレベルの足の速さで有名な、スープラが気まずそうに手を振って歩いてくる。精悍で大きな目が、ビシッと中分けにした前髪から透けて見える。



・豊田スープラ (JZA80)


 スピード:A


 スタミナ:B


 パワー:A(280馬力)


 人気:A


 その他:姉のセリカの事は尊敬している



「ななな、何とおおお! 豊田スープラさんまで! 私も入れてバブル組が6人も集まってくれるとは! ユーノス・ロードスターは何て幸せ者なのでしょう!」


 一人で鼻血を出すほどに興奮気味のアンフィニRX-7に代わり、生徒会の大物が現れた。副会長の松田コスモ・スポーツその人である。ぐるりと集合した制服姿の強者達に満足したのか、余裕のある笑みで返してくる。


「あ~……わざわざ集まってくれた諸君に感謝する。もう知れ渡っているように、ウチのユーノス・ロードスターが昨日から連絡も取れず、行方知らずとなっている……」


 集まった6人は、お互いに顔を見合わせながら何やら憶測を並べている。


「お静かに……! まだ警察には失踪届を出していない。つまり捜索願いも、まだという段階だ……。そのうち、ふらっと戻ってくると思っていたのだが……」


 ここで真剣な眼差しのアンフィニRX-7が拳を振り上げて叫んだ。


「どうか大きな事件となる前に、彼女を探し出して欲しい!」








 

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