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『新防具と新武器』






「お兄ちゃん、お兄ちゃん! 今日から第二陣が参戦だよ!」



ギルドホームを買ってから数日。この期間中は、ギルドホーム内の装飾やら、アイテム整理やら、なんやらやってたら、第二陣参戦日。



「ふーん」


「あら、反応が薄いわね。どうしたの?」


「いや、そこまで関わんないかなーって」



別に第二陣が来たからって、積極的に関わろうとは思わない。しかし、第二陣か………けど、第二陣がプレイ出来るようになるのは昼からだし、今はまだ気にする必要ないと思うんだが……



「お兄ちゃんギルドマスターでしょ? ギルド拡大のために、新人の確保とかしないの?」


「二人のギルドはするのか?」


「えぇ。初心者支援も兼ねてね♪」


「ウチもそうだよ。お兄ちゃんはしないの?」


「いやー。いきなり知り合いじゃない人入れるのは、ちょっとね」



ウチ人数少ないというか、最小人数だからな。当分新しい人を入れる気はない。でも、一応気には止めておこう。


朝食も食べ終わり、いざログイン!


スタート地点は、ギルドホームの俺の部屋。


残りのEP(イベントポイント)を全部使い、自室、ギルドホームにインテリアとかを置いた。他の二人も、残りをギルドホームの装飾とかに使ったので、俺達ギルドのEPは現在0です。


俺の自室に置いてあるのは、『雲のベッド』、『巨大金魚鉢』、『雲の揺りかご』、『雲のソファー』、『白樺の本棚』、『白樺の椅子』、『白樺の丸テーブル』、『氷雪の壁紙』と、こんな感じ。


雲シリーズはその、気になったんで。寝心地は最高です。『巨大金魚鉢』はシャルーように、揺りかごには風竜王から貰った卵を置いて、『氷雪の壁紙』は、察してください。



「きゅ、きゅ♪」


「♪♪♪」


「ネーヴェ、シャルー、おはよ」



二匹を連れて下に降りる。



「スノウおはよー」


「スノウちゃんおはよう」


「ホー」


「………」


「おはよ」



クノとライラも起きてたので、さくっと料理を作る。オシャレにパンケーキにしよう。うん。ゲームなんだし。



「あ、リジェさんからメール。『完成したから、何時でも来てー♪』だってさ」


「それなら、これ食べたら行きましょう」


「ん」



完成したというのは、防具のことだ。ギルドホームを買った後に頼んだのだ。ギルド名を教えたら、「いいアイデア浮かんだ!」と、言っていた。


朝食を済ませ、リジェさんの所というか、《生産連合》のギルドホームに向かう。有名生産プレイヤーから、無名だが腕のいい生産プレイヤーまで、様々な生産プレイヤーで構成されたギルドで、リジェさん含むイベントで会ったトップ生産プレイヤーは、全員入っている。



「三人共いらっしゃーい! ふふふ。待ってたよ、渾身の出来だから!」



リジェさんに案内されて、防具が飾ってあるという部屋に行く。


部屋の中には、頭無しのマネキンに着せられた三つの服が。


一つ目は、上は白地に、所々に空色の雪の結晶の模様がついている、着物っぽい感じの服。下は同じく白地の着物っぽい感じで、横にスリットが入っており、そして大きく雪の結晶の模様が入っている。靴はサンダルで、アクセサリーに雪の結晶の耳飾り。


お次は、黒い革鎧かな? 背中には赤い月が描かれている。そして、月が彫られた白銀の篭手に、赤い月が右の太腿に刺繍されているズボン。月が彫られた白銀の脚甲。そして、アクセサリーに赤い月のかみかざり


最後に、白い光? が描かれた空色のTシャツ。青薔薇の刺繍された白いスカート。茶色いブーツ。コスモスが小さく刺繍された白衣、アクセサリーに青い花のブローチ。



「雪が所々にあるのがスノウちゃんので。赤い月がライラちゃん。青い花がクノちゃんだよっ♪」



俺の装備は〈雪姫シリーズ〉。ライラのは〈月姫シリーズ〉。クノのは〈花姫シリーズ〉。


とりあえず、俺の装備を鑑定しよう。



〈雪姫の羽衣《天魅》〉

ダメージ軽減補正:B

斬撃耐性:B-

打撃耐性:C+

魔法耐性:A

耐久値:1000/1000(不壊)


≪防具能力≫

【敏捷補正:中】【器用補正:中】

【氷耐性:中】【強化広域化:微】

【不壊】【所持者固定『スノウ』】

唯一無二(オンリーワン)



〈雪姫の羽衣《地惑》〉

ダメージ軽減補正:B

斬撃耐性:B-

打撃耐性:C+

魔法耐性:A

耐久値:1000/1000(不壊)


≪防具能力≫

【敏捷補正:中】【氷耐性:中】

【魅了:小】【強化広域化:微】

【不壊】【所持者固定『スノウ』】

唯一無二(オンリーワン)



〈雪姫のサンダル〉

ダメージ軽減補正:C

斬撃耐性:C-

打撃耐性:C-

魔法耐性:B

耐久値:800/800(不壊)


≪防具能力≫

【敏捷補正:中】【氷耐性:中】

【不壊】【所持者固定『スノウ』】

唯一無二(オンリーワン)



〈雪姫の耳飾り〉

【アクセサリー:耳飾り】


・雪姫のために作られた耳飾り。雪姫のトレードマークである、雪の結晶になっている。


≪装飾品効果≫

【氷耐性:中】【強化広域化:微】



こ、これは凄い。正しく専用装備だな。他の二人も、性能がかなりいいらしい。


それにしても、魅了がついているのは何故? 確かにパンツが見えそうな装備だけども………ちなみに、何かの力が働いていて絶対に見えないらしい。これ絡まれないかな? ま、絡まれても撃退すればいいか。



「どうかな? どうかな? さっそく着てみて!」



メニューを開いて装備チェンジ。


うんまぁ、似合うんだけどさぁ。なんだろう。馴れてはいけないんだろうけど、馴れてきたな。それにしても、俺巫女なんだけどいいのかな? いや、あの巫女さん達なら、今の俺を見たら喜びそうだな。うん。



「いいわね」


「うん。能力もいいしね」


「ん」


「うふふふー。いい素材を手に入れたら持ってきてね。強化するから」



それにしても、この“雪姫”、“月姫”、“花姫”って、何処から出てきたんだ?



「あら? 知らなかったの? 親衛隊がつけたんだけど。スノウちゃんが、“舞の雪姫”。ライラちゃんが、“奏の月姫”。クノちゃんが、“歌の花姫”。三人合わせて、“美の三姫”! ってね」



あれですか? 二つ名てきなあれですか? “舞の雪姫”って、まんまな気がするんだけど……



「む。三人共いたか」


「やほー!」



部屋に入って来たのは、ドルグさんとファルテが入って来た。



「武器も完成しとるぞ」


「はい、どうぞ」



ドルグさんとファルテが持ってきた武器は此方。



〈雪姫の柳扇〉

ダメージ補正:B

斬撃補正:C+

打撃補正:C+

魔力制御補正:B-

耐久値:800/800(不壊)


≪武器能力≫

【斬撃強化:中】【打撃強化:中】

【攻撃吸収・体:微】【凍結:小】

【不壊】【所持者固定『スノウ』】

唯一無二(オンリーワン)



〈月姫の燐剣〉

ダメージ補正:A-

斬撃補正:B

打撃補正:E

魔力制御補正:B+

耐久値:800/800(不壊)


≪武器能力≫

【斬撃強化:中】【魔術強化:中】

【攻撃吸収・魔:微】【不壊】

【所持者固定『ライラ』】【唯一無二(オンリーワン)



〈花姫の癒杖〉

ダメージ補正:C-

斬撃補正:━

打撃補正:C

魔力制御補正:A

耐久値:800/800(不壊)


≪武器能力≫

【回復強化:中】【結界強化:中】

【魔力循環:小】【不壊】

【所持者固定『クノ』】【唯一無二(オンリーワン)



うん。色々気になる能力があるな。とりあえず、ドルグさんとファルテに聞いてみると


【攻撃吸収・体】と【攻撃吸収・魔】は、攻撃時にそれぞれ、体力と魔力を相手から奪うというもの。


【凍結】は攻撃時に相手を凍らせて、動きを暫く止める効果が発動することがあるというもの。


【魔力循環】は、魔術スキル等で消費した魔力が、まれに回復するというもの。


なんというか、また強化されたなうん。





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