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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
第1章:サービス開始①【不遇職からの成り上がり】

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34.称号【地主】の取り扱い

「おめでとう!アナウンス聞いたぞ。またやらかしたみたいだな」

「新しい称号獲得おめでとうございます!」


畑に来て早々、先ほど流れたワールドアナウンスについて祝福してくれるユサタクとモチョ。


「ありがと。それよりモチョはともかく、ユサタクがここ来るの初めてちゃう?なんで来たん?」

「いや、俺の分の小屋あるだろ!?」

「そやった。ユサタクが使えるよう設定するからちょっと待って」


システムを操作し、ユサタクも小屋でのログアウトが出来るよう設定する。


「設定かんりょ〜。これで今日からここはユサタクの別荘やな。後は指定通り魔力草を植えたから明後日中には収穫出来るで」

「おお、サンキューな」


「それとモチョ、これが今日収穫した玉ねぎや。受け取ってくれ」

「ありがとうございます!」


「ただ、次何植えるか聞いてなかったから、先に適当に植えたで。だから欲しい作物あったら今渡したリストから選んでくれ」

「は〜い」


そう言って本日種蒔きをしたリストをモチョに見せる。


「じゃあ、人参をお願いします。種代いくらでしたっけ?」

「300やけど、その前にこれも見てくれるか?」

そう言って物々交換で手に入れた聖水を見せる。


「こ、これは?」

「教会に作物の差し入れした時にお礼で貰ったんやけどかなりの万能アイテムっぽいんや」


「なんか凄そうなアイテムだな。使い道は聞いてきたのか?」

「シスター曰く、畑の水撒きによし、作成系で水素材として使ってもよし。武器に振りかけると10分間聖属性が付くとマジで万能っぽいんだよな」


「何!?それはすごいな!」

「だろ?だから料理や錬金で水素材をいっぱい使いそうなモチョに譲ろうかなと思ったんよ」


「それはめちゃくちゃ嬉しいですけど、いくらお渡しすれば良いんでしょう?」

「1日10本までは作物と1:1の物々交換やからその辺で値段をつけてくれ」


「明日以降も手に入るんですね!じゃあ交換に使用した作物の納品依頼にプラス30ゴールドでいかがでしょう?」

「今日がカブとジャガイモやったから1個あたり150たす30で180ゴールドか。ああ、それでええで」


「ありがとうございます。それじゃあ種代と込みで1,740ゴールドですね。どうぞ」

こうしてモチョとの交換が成立する。


「ビジネスの話はこれくらいにして実はお土産があるんだよ」

そう言ってユサタクは大きな樽を取り出した。


「これ何なん?」

「料理ギルドで買ったビールだ。これとモチョが作る料理でログアウトまで宅飲みしようぜ」


「酒持って来るとかお前は神か!!」

「テレビ出演してくれって無理言っただろ?なんでせめて酒をご馳走してご機嫌取ろうと思ってな」


「ええな!酒あれば俺はいつでもニコニコや!」

MJOの為しばらくお酒は控えようとした矢先の差し入れで興奮度がMAXとなる。


「相変わらず酒好きだな。ここだと呑んでもログアウトしたら体に残らないから存分に楽しんでくれ」

「じゃあ先に料理してきますね。さっき貰った聖水は何の料理に使おうかな〜」


「待って、採れたての野菜も持ってって」

おつまみを作りに行こうとするモチョに先ほど採れたばかりの野菜を幾つか渡す。


「ありがとうございます!それじゃあ完成まで少しかかるんでちょっと待っててね」

そう言ってモチョは料理をする為に自分の小屋へと入っていった。


「しばらく暇だしさっきのアナウンスの件聞いて良いか?」

「俺もこの件は相談したかったしええよ。ただ他所に漏れたらヤバいからコールでいい?」

「そこまでか」


そうして相談しようとしたタイミングでワールドアナウンスが流れた。


《オディン様がプレイヤーで初めて戦闘職ランクがEとなりました》


「Eランク?F昇格のアナウンスって流れた?」

「ああ、ソーイチが冒険者Eランクのアナウンスの少し前に流れてたぞ」


「もしかしてオープニング中やから聞こえんかったんかな?」

「そうかもな。それよりも戦闘職Eランクの最速は【ラグナロク】に取られたか……」


苦虫を噛み潰したような表情でユサタクは負けを認める。


「まあ、序盤も序盤や。最終的に勝てば良かろうやろ?」

「確かにそうだな。それより早く称号の件を教えてくれ。モチョの準備が終わってしまうからな」

「実はな……」


ここまで話が逸れまくっていたが、今度こそ俺は【地主】の取得方法と効果、そして今後の展開予想を伝えた。


『う〜ん、ソーイチの言う通り少し不味いな』

『やろ?これ早い物勝ちっぽいしチーム全員が取得するまでは隠そうと思うねんけど、皆は今のサブジョブの見習い卒業までどれくらい掛かりそう?』


『メインパーティーは明日中には行けそうだが、他は少し掛かりそうだな。でもサポートチーム組はモチョを除いて片方は戦闘職だし、近いうちには脱却出来るだろ』


『ああ、モチョは調理師と錬金術師やもんね。でも農家と相性ええから全員で畑仕事やって、収穫した作物でモチョがポーションと料理作りまくったら良いんとちゃう』

『確かにそうだな。特にポーションは品数不足気味だし良い資金源になりそうだ』


『料理も毎晩ここで宴会するのはどうや?あっ、酒が飲みたい訳じゃなく、あくまでモチョの経験値稼ぎの為やで!」

『言い訳下手すぎかよ。ただ現状では1地区辺り3個は納品しても余るし、そこから聖水と交換しても俺らが宴会する分はあるな』


『そうやろ?後ユサタクも言ってたけどしばらくリアルで呑まれへんし、ここで飲み会欲を発散したらええねん』

『チーム内の交流も出来そうだな。よし、この件はチームの議題に挙げておくよ』

『頼んだで』


【地主】についての相談がいつの間にか飲み会のプレゼンになっていたが、無事に報告は終わった。その後雑談をしていると料理をしていたモチョが嬉しそうに声をかけてきた。


「お待たせしました。お料理完成です!」

「待ってました!!内緒話はこのへんにして宴会と洒落込もうや」

「はいはい」


呆れながらもユサタクはシートを敷いていく。そこに並べられる料理とお酒を見ながら俺は宴会の開始を宣言した。


tips

宴会の為に提供された食材


ソーイチ:先程収穫した野菜

ユサタク:ビール1樽・ブラウンボアのバラ肉

モチョ:ブラウンボアのウインナー・調味料・聖水



ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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