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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月3日①お米探しと満腹度実装

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228.【消音結界】と待望のアレ

「さてと、まだまだ料理がたんまり残ってるようだし、移動は食べ切ってからにしようぜ」

「それなら、食べながら自己紹介でもしましょうか」


「おっ、そりゃ良いな。ヨナも会いたいって言ってたしな」

「ええ。噂に聞いてた食の救世主【ユーザータクティクス】であり、ソーイチさんのお仲間なんですよ。仲良くなりたいですよね」


「ははは、そう言ってくれるんやったら紹介し甲斐あるわ。じゃあモチョから左回りで自己紹介していこか」

「は、はい!」


クロード達と約束を結んだ後、買い込んだ料理(&クロード達からの差し入れ)の数々を食べ切るまでの時間で【ユーザータクティクス】のメンバーとクロード・ヨナ達との間で自己紹介が行われた。正直上手くやれるか少し心配ではあったのだが、お酒の偉大な力のおかげか。もしくはノアの町の農業事情を改善させた実績を把握していたからなのか、終始和やかに進んでいった。

そんな楽しいやり取りが1時間くらい続いただろうか。やんややんやと楽しく話し呑み食いしていたのだが、気が付くと、あれほど一杯買い込んでいた料理の数々を全て食べ切っていた。


「よし、つまみも無くなった事だし、そろそろ場所を移すか」

「だな。では転移でウチのホームへご案内しますので、パーティー組みましょうか。という訳でソーイチ頼む」

「オーケー。じゃあ二人とも組むか」

「ああ。一体どんなホームなのか楽しみだぜ」


俺は促されるままにクロード・ヨナのパーティーを組み、そのまま第二農地へ転移した。

「おお〜広いなぁ。まさか見渡す限り全部ソーイチのクランの畑なのか?」

「いや、あっちのブロックはウチの同盟クランの畑やな」


「そうか。まぁ、流石に1クランがここまで広大な土地は持たないか」

「ふっふっふ。実は町の入り口付近にもう2ブロック持ってるから実質ここの3倍あるで」

「「さ、3(ですか)!?」」


広大な農地に感心するクロードに対して、【ユーザータクティクス】の所持農地数を説明する俺。それを聞いた2人はカッと目を見開き愕然としていた。


「……そりゃ農業ギルドも特例を出すってもんだぜ」

「ですね……」

「あれ?その口振りやとこっちの事情は既に把握済みって感じか?」

「当然!既にアー……」


「クロード、ストップ。話す前にやる事あるでしょ」

「ああ。忘れてた」


ヨナに話を制止されたクロードは一度頷くと懐から魔道具を取り出し発動。その直後、ブンッという起動音が響くと同時に透明な膜が俺達を覆うように広がり包み込む。


「うわっ、なんですか!?」

「なんかクラゲの頭みたいな何かに包まれてるんやけど、一体なにしたん?」

「【消音結界】を発動させたんだ」

「【消音結界】?」


「ええ。今クロードが手に持ってる魔道具の名前ですね。これを使うと透明な結界は広がり、その中での会話などが外部に漏れなくなる、要するに内緒話専用のアイテムなんですよ」

「マジで!?そんな便利な魔道具があるんか」


普段は機密関連はクランコールでやり取りしてたので、住民2人相手にどうしようかと内心悩んでいたのだが、こんなにアッサリ解決するとは魔道具とはスゴイ物だと感心する。


「お手数おかけします。本当なら俺達がしっかりとした家を持っていたら野外での内緒話をせずに済んだのに……」

「いえいえ、ここに来て2〜3週間で家を持てと言う方が無茶ですから。それにここで進捗報告をやる羽目になったのはクロードのわがままのせいですし、外部への対策は私の役目ですから。

「そう言って頂けると助かります」


俺が驚きながら結界を指でツンツンと突いている間に、ユサタクとヨナの間で社会人的な気の使い合いが繰り広げられている。そんな中、暇そうにしていたクロードは待ちきれなくなったのか、そのやり取りにストップを掛けた。


「おいおい、互いにペコペコするのはやめて本題に入るぞ」

「もう結構遅い時間やし、話すなら手短にせなあかんな。で、話は戻るけどクロード達はウチの事情は知ってるん?」

「ああ。農業ギルドと交渉してそっちに有利な試練を作るように誘導したとは聞いてるな」


「見た目上は平等にしながら、ソーイチさん達に有利な条件を勝ち取る。いい意味での狡賢さと、それを許容して貰える位に積み上げられた信頼。本当にスゴイです!」

「あはは、そこまで褒められると照れるわ。でもありがとう」


ヨナからのストレートな褒め言葉に、頭を掻きながら礼を言う。


「ま、まあ俺達の事は把握済みっぽいし省略するとして、クロード達はどんな感じなん?」

「ああ。まずは活動内容を語る前に、これを見てくれ」


クロードはそう言うと、手持ちの冒険用バッグをゴソゴソと探り1つの大きな麻袋を取り出す。俺はその袋を見た瞬間、人目がないか反射的に辺りを見渡した後、震えるような声でクロードに尋ねた。


「おいおい、まさか袋に入ってるのって……」

「ふっ。ああ、コレがソーイチ達が待ち望んでいたアース米だ!」

ニヤリと語りながら、クロードは麻袋の口紐を解き中身を俺達に見せつけたのだった。


次回は明日か明後日の午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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